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仮想通貨ステラルーメン(XLM)とは?|大手企業や政府と提携した背景も解説

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XLMとは

ステラ・ルーメン(XLM)は主に、個人が送金に利用することを想定して開発された仮想通貨です。発行主体はステラ開発財団(Stellar Development Foundation)で、中央集権的な特徴も有しています。

通貨はルーメン、プラットフォームがステラであり、ティッカーはXLMとあらわされます。送金コストを安く抑え、トランザクション速度が速いXLMはXRPと似るところもありますが、分散取引(DEX)に似た機能も持ち、マーケットプレイスとして資産の取引を行えるようになっています。

発行枚数は約500億XLMであり、XRPと同様にすべて発行済みで、追加発行はありませんが、発行されたXLMのうち300億枚がStellar Development Foundationに運営費として保有されており、今後一部が流通する見込みです。

XLMの成り立ち

XLMはXRPの元開発者で、2014年2月に経営破綻した仮想通貨取引所マウントゴックス(Mt.Gox)の創設者でもあるJed McCaleb氏が主導したものです。

ステラが発表された2014年当初、ステラのコードベースはほぼXRPのものと同一で機能もほぼ変わりませんでしたが、そののちStellar Consensus Protocol(SCP)が採用されたことでXLMは独自の利点を持つようになります。このコンセンサスアルゴリズムはXRPのものよりも幾分か高速で、取引を承認するヴァリデーターの採択が投票により行われます。

XLMとXRPの関係性や相違点

両者とも送金コストを時間、金銭的に抑えることを目的としています。元々XRPのフォークであったXLMは、目的意識の違いから分かれたものです。

XRPはRipple社の提供する金融ソリューションの歯車として発行されたもので、主な顧客としては銀行などがあげられます。実際Rippleを採用する銀行は存在し、各国中央銀行も検討しているといわれています。

政府や大企業との提携

XLMは個人を対象とすることを目指すことから、XRPよりフォークしました。xRipple等個人を対象としたサービスを運営しているXLMですが、企業との連携がない訳ではありません。実際に、ナイジェリアなどの国家の送金システムとして採用され、IBMとの協同プラットフォームも発表されています。

ウクライナ政府と提携

ステラのユースケースについては2021年1月、東欧国ウクライナのデジタル改革省が、中央銀行発行のデジタル通貨(CBDC)の開発および仮想資産エコシステムの構築を行うため、ステラ開発財団と覚書を締結したことを発表しました。

当初、ウクライナの中央銀行はデジタル通貨のリサーチと開発を進めていました。デジタル改革省のOleksandr Bornyakov副大臣によると、ステラ開発財団は直接デジタル通貨を発行するのでなく、開発に関する助言を行い、国内の通貨や資産のデジタル化を推進する役割を担うことになると説明しています。

ウクライナとステラは、2019年にウクライナの中央銀行がステラのプライベート版を利用することに言及するなど以前から関係を構築していたとも見られており、その当時から水面下でCBDCのプロジェクトが進んでいた可能性があるとの見方も上がっています。

2021年1月当初、ステラ開発財団のDenelle Dixon CEOは、「CBDCについては、多くの政府と協議している」と述べていました。

関連:ウクライナ政府、ステラ開発財団と提携 デジタル通貨関連の開発で

IBMとの提携

IT大手IBMは2018年、ブロックチェーン技術を活用した新たな送金ネットワークサービス「IBM Blockchain World Wire」を正式発表しました。その際、ステラのブロックチェーンを技術として採用すると述べています。

ステラはもともと送金利用を想定して開発されているため、IBMの新サービスに適しているブロックチェーンでした。当初から開発・運営の目的が明確だったことが、IBMのような大手企業が注目した理由だとも見られています。

発表では「ブロックチェーン技術とステラのプロトコルを駆使し、『IBM Blockchain World Wire』は、わずか数秒間で、金融機関による国際間決済を可能にします」と紹介。サービスのメリットとしては、主に以下の内容が挙げられていました。

  • 高速決済プロセス
  • コスト削減
  • 演算処理効率の向上
  • 決済方法の簡易化

2018年の発表後、2019年3月には送金ネットワークが稼働したことを発表しています。その時点で6社の銀行が参加を表明しており、韓国、フィリピンやブラジルなどからの参画を公表。72カ国で47の通貨を利用した送金が可能な新しい送金ネットワークが誕生しました。

関連:米IBM、仮想通貨ステラやステーブルコイン活用した新たな送金サービスを開始│既に6つの銀行が加盟表明

シャリア適合認証

ステラ開発財団は2018年7月、ステラの技術とネットワークが、シャリア適合認証を受けたことを発表しました。「シャリア」とは「イスラム法」のことで、この認証によって、ステラがイスラム法に適合するとお墨付きを得たことになります。

イスラム教は宗教であるだけでなく、法や社会規範でもあるため、金融業界もシャリアに準拠する必要があります。

イスラム金融の大きな特徴は、「無利子金融」であることだと言われています。教義で利子の受け取りが禁止されており、投機的な取引や不確実性な取引も禁止されています。通貨は単なる交換手段にすぎず、利子やリターンを生み出す行為は禁止されているのです。

ステラは2018年に、投機性を有していないことなど、シャリアに適合していると見なされました。もともと、送金需要が多いイスラム圏でもネットワークを拡大していく方針を打ち出していたため、シャリア適合認証を取得したことは、大きなメリットになると期待が集まりました。

国内で取引可能な取引所

XLMが国内で取引可能な取引所は6つあり、レバレッジ取引が可能なのはそのうち2つです。

  • コインチェック(現物)
  • bitflyer(現物)
  • bitbank(現物)
  • GMOコイン(レバレッジ、現物、暗号資産FX)
  • フォビジャパン(現物)
  • DMM Bitcoin(レバレッジのみ)

関連:人気通貨別の仮想通貨取引所おすすめランキング|ビットコイン、リップル、イーサリアム (coinpost.jp)

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