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「ビットコインは金に比べ著しく過小評価」ライトスパークCEO語る 金価格4000ドル突破の影響は

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

1BTC=130万ドルの可能性

ビットコイン決済インフラ企業Lightspark(ライトスパーク)のデービッド・マーカスCEOは6日、ブルームバーグTVのインタビューで、ビットコイン(BTC)は、金(ゴールド)と比較すると依然として「著しく過小評価されている」と主張し、金と同等の価値を持つとしたら、1BTCあたり130万ドル(約1億9,760万円)に達すると述べた。

マーカス氏は、ビットコインネットワークが、特定の個人や機関によって運営されておらず、インターネット同様に中立な基盤であることの重要性を強調した。ビットコインは、その中立な基盤上で動く「お金のインターネット」であり、その機能を可能にする技術と能力を構築することが、ライトスパークの取り組みだと述べた。

トランプ政権の暗号資産(仮想通貨)政策について尋ねられると、「業界全体に障壁を設けようとした」前政権より確実に状況は良くなっており、ビットコインETFが普及し、大手金融機関もビットコインを受け入れるまで進展したと述べた。

もはやこの潮流は止められないし、この動きを変えることはできない。ビットコインは現在、世界で最も受け入れられ、信頼されているデジタル資産となった。

しかし、マーカス氏は資産クラスとしてのビットコインは、まだまだ初期の段階にあると考えている。その理由として、「世界中のあらゆる支払いのための中立的な決算資産」としてビットコインの有用性は、全く現在の価格に織り込まれていないためだと説明した。

ライトスパークは、マーカス氏によって2022年に設立されたフィンテック企業。主にビットコインのライトニングネットワークを活用したグローバル決済インフラを提供している。昨年5月には米大手仮想通貨取引所コインベースと提携。コインベースユーザーは、ライトニングネットワークを活用した高速で安価なビットコイン送金が利用できるようになった。

ライトニングネットワークとは

ビットコインのトランザクション処理能力を解消するため、レイヤー2を利用したオフチェーン技術のこと。ライトニングネットワークを導入すれば、混雑しがちなブロックチェーンの外で取引を行うことができ、取引の高速化や手数料削減につながる。取引の高速化や手数料削減が実現すれば、少額決済が行えるようになるため、それによって新しい商品やサービスが生み出されることも期待されている。

関連:ビットコイン・イーサリアムの最高値は?2025年末までの価格予測と注目イベントまとめ

金価格急騰とビットコイン

金価格は執筆時現在、1オンスあたり4,012ドルを超え、史上最高値を記録。年初からは50%以上急騰した。

一方、デジタルゴールドと称されるビットコインも、6日に1BTCあたり12万6,080ドルと、史上最高値を更新した。

投資家向けのデータとツールを提供するTipRanksは、歴史的にビットコインはマクロ経済ショック時には、金に遅れをとり、流動性が回復すると急騰する傾向があると指摘。多くのトレーダーはこのパターンが年末まで繰り返される可能性があると見ているという。

アナリスト兼トレーダーのテッド・ピロウズ氏は、ビットコインは8週間の遅れで金と高い相関関係にあり、金が最高値を更新すれば、ビットコインもそれに追随するだろうと述べている。

アポロ・キャピタルの最高投資責任者ヘンリック・アンダーソン氏は、金の史上最高値更新は、投資家の希少資産への需要を示しており、今後はビットコインが金のパフォーマンスを上回ると考えている。

仮想通貨投資コンサルティング企業Arctic Digitalのパートナーシップ責任者ジャスティン・ダネサン氏は、金とビットコインの価格急騰は、法定通貨の信用低下や地政学リスクの高まりといった共通の要因によって生じていると説明。金価格の4,000ドル到達は、ビットコインを支える同じ力学の裏付けだと述べた。そして、24時間365日利用可能なビットコインは、その希少性の高さと未来志向の資産としての特徴から、より大きく動く傾向にあると付け加えた。

関連:ビットコイン史上最高値更新、独歩高の背景に強気の投資家態度|仮想NISHI

JPモルガンのアナリストも、マーカス氏同様、金と比較してビットコインが過小評価されているとの見解を示している。アナリストらは2日、ビットコインと金のボラティリティ比率が2.0を下回り、ビットコインが金の約1.85倍のリスク資本を消費している状況だと指摘。この比率に基づき、ビットコインの時価総額の上昇を考慮して、理論上のビットコイン価格を16万5,000ドル(約2,513万円)と試算した。

VanEckの仮想通貨調査部門責任者マシュー・シーゲル氏は7日、Xへの投稿で、ビットコインが金の時価総額の半分に到達する可能性を示唆した。時期としては、2028年4月に予定されているビットコインの半減期後となると考えている。同氏は、金の価値の約半分が、価値の保存手段としての役割から生じており、特に新興市場において若年層は、金よりもビットコインを好む傾向にあると指摘した。

金価格4,000ドルの場合、1BTCあたり64万4,000ドル(約9,828万円)相当となりうるとシーゲル氏は述べている。

関連:「金と比べて過小評価」、ビットコインの年末価格を16.5万ドルと予測=JPモルガン

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