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イーサリアム『フサカ』、取引のガス上限を導入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

フサカでEIP-7825が実装へ

イーサリアム(ETH)財団の研究開発チームは21日、次期大型アップグレード「フサカ」でEIP-7825を導入すると発表した。1取引あたりのガス上限を約1,678万ガスに制限する変更で、ホレスキーとセポリアのテストネットで既に稼働しており、メインネットではフサカの実装時に有効化される。

ガスとはイーサリアム上で取引やスマートコントラクトを実行する際に必要な計算コストの単位だ。これまで1つの取引がブロック全体のガス上限である約4,500万ガスを消費できたため、悪意ある利用者が1つの巨大な取引でブロック全体を占有し、他の取引を処理不能にするサービス妨害攻撃のリスクがあった。また、1つの取引がブロック全体を占めると、複数の取引を同時並行で処理する並列実行も不可能になる。

そのため、EIP-7825は1取引の上限を設定することで、ブロックが複数の小規模で予測可能な取引で構成されるようにする。

この変更はブロック全体のガス上限には影響せず、個別取引の使用量のみを制限する。大半の利用者には影響がなく、ほとんどの取引は既に1600万ガスを大きく下回っている。ただしバッチ処理を行う特定のコントラクトや展開スクリプトは上限を超える可能性があり、フサカ実装後は無効となる。

フサカは複数の新たなEIPを導入する大型アップグレードだ。最も重要な変更はピアデータ・アベイラビリティサンプリング(PeerDAS)で、バリデーターが大規模データセット全体をダウンロードせずに小さなサンプルで検証可能になる。これによりイーサリアムのブロブ容量は拡張される。

関連:ヴィタリック「イーサリアムの拡張性向上にフサカのPeerDAS導入は重要」

開発チームは9月19日のコールで実装に関するスケジュールを確認した。イーサリアム開発者のethPandaOpsによると、10月1日にホレスキーテストネットで稼働を開始し、10月14日にセポリア、10月28日にフーディでのテスト実装を経て、12月3日にメインネット実装を予定している。

関連:イーサリアム「フサカ」、ホレスキーテストネットで稼働開始

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