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バンクマン=フリード被告のXアカウント、「FTXは破産していなかった」とする文書を公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「弁護士の介入で破産に至った」と主張

破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの創設者サム・バンクマン=フリード(Sam Bankman-Fried、通称SBF)被告が執筆したとされる14ページの文書「FTX: Where Did The Money Go?」が、10月30日夜、同氏の旧X(旧Twitter)アカウントを通じて公開された。

文書には「Written by: Sam Bankman-Fried and his team(SBFとそのチームによる執筆)」と明記されており、FTXは2022年11月当時も資産超過であったと主張。SBF氏は「FTXは流動性危機に直面していたが、資産は負債を上回っていた」「外部弁護士の介入によって破産手続きが開始された」と述べ、破産申立ての妥当性を否定している。

文書によれば、FTXと関連会社アラメダ・リサーチは破綻直前、総資産250億ドル、株式価値160億ドル、負債130億ドルを保有していたとされる。破産後の資産売却によって「AI企業Anthropicやソラナ(SOL)などの持分価値が大幅に減少し、全体で約1,380億ドル相当の潜在的資産が失われた」とも記している。

米国内では10月、暗号資産取引所バイナンス(Binance)の創業者チャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao、通称CZ)氏がトランプ前大統領から恩赦を受けたことを受け、一部の保守系活動家がSBF氏への赦免を言及したと報じられた。ただし、SBF本人や弁護団による恩赦申請、あるいは政治的な働きかけは確認されていない。

関連:米民主党ウォーレン議員ら、トランプ大統領のCZ氏恩赦を非難する決議案提出へ

収監中のSBF

今回の投稿は、SBFの旧公式アカウント(@SBF_FTX)から発信されたが、プロフィール欄には「SBF’s words (mostly). Shared by a friend.(主にSBFの言葉。友人による共有)」と記されており、本人が刑務所から直接投稿したわけではないとみられる。米メディアDecryptやTechCrunchも「代理的な共有の可能性が高い」と報じている。

米司法省の記録によると、SBF氏は2024年3月、複数の詐欺および資金流用罪で懲役25年の判決を受けた。現在は米連邦刑務所に収監中で、仮釈放予定日は2044年12月とされている。2025年3月には、無許可インタビューを行った後、ニューヨーク州ブルックリンの拘置施設からオクラホマ州の連邦移送センターへ移送されたことが確認されている。

関連:FTX、債権者に約2400億円の第3次弁済実施へ

FTXはかつて世界第2位規模の暗号資産取引所で、急成長の末に2022年11月に経営破綻した。顧客資産約80億ドルが不足したとされ、経営者サム・バンクマン=フリード氏が詐欺・資金流用などの罪で起訴された事件は、暗号資産業界に大きな衝撃を与えた。現在、FTXの破産管財チームは債権者への弁済を進めており、返還率は119〜143%に達する見込みとされている。

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