WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン採掘大手マラソンがAI事業強化へ、データセンターへの天然ガス供給で合意書  2025年7~9月期決算報告

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

天然ガスがデータセンターの土台に

米暗号資産(仮想通貨)マイニング大手のMARA Holdings(以下、マラソン)は4日、エネルギーインフラ・物流企業MPLXと、米テキサス州西部に計画中の統合発電・最先端データセンター施設への天然ガス供給で合意書を締結したと発表した。

マラソンのフレッド・ティール会長兼CEOは、MPLXとの協業により、低コストの天然ガス資源を活用し、高性能で効率的なデータセンターの基盤を構築することができると述べた。また、次のように続けている。

当社は事業統合型のアプローチにより、電力使用量の最適化、余剰発電の収益化、そして地域のデジタルインフラハブへの変革を支援する柔軟性を得ることができる。

プロジェクトの規模拡大に伴い、動的なマイニング電力から高度なAI(人工知能)・高性能コンピュータ(HPC)用電力へと進化していくことが見込まれる。すべてのステークホルダーにとっての価値と選択肢を最大化する。

マラソンは、デラウェア盆地全域にわたってMPLXが所有する施設の近隣に、複数の発電施設とデータセンターを建設する計画だ。

初期の電力容量は400メガワットで、最大1.5ギガワットまで拡張可能となる。これらの発電施設にはMPLXから天然ガスが供給される。

マラソンが計画しているデータセンター区画に電力を供給するとともに、MPLXの西テキサス事業にも電力を供給し、MPLXとその顧客への電力供給の安定性を高められる見込みだ。

52,850 BTCを保有 AI・HPC事業を本格化

AIのための電力需要が高まる中、多くのビットコイン(BTC)マイニング企業が、AI・HPCインフラ提供へと多角化を進めている。マラソンの競合では、ライオット・プラットフォームズの株価が過去1年で101%、ハット8マイニングが167%上昇と好調だ。

関連:仮想通貨マイナー株価、ビットコイン上回る上昇 AIシフト背景に

一方で、マラソンは過去一年で7%上昇と控えめだが、同社もAI事業を重要視している。7~9月期の決算報告で、ティールCEOは次のように説明した。

私たちのビジョンは、ビットコインとAIという2つのエネルギー需要を、最大限に価値を引き出す単一のプラットフォームに統合することだ。ビットコインマイニングは、活用されないエネルギーを収益化し、電力網を安定化させ、価値を貯蔵する。

AIは、その同じエネルギーを、経済的な生産性と価値を高める洞察に変換する。これら二つを組み合わせることで、私たちが管理するすべての電力の価値を最大化していく。

また、7~9月期にはグランベリーの拠点にAI推論ラックなどを導入しており、高性能コンピューティングに同社のインフラを活用し始めたとも述べた。マラソンが純粋なビットコインマイナーからデジタルインフラ企業へと進化し始めたことを示すとしている。

マラソンの、7~9月期の売上高は2億5,200万ドル(約386億円)で、前年同期比92%増だった。純利益は1億2,300万ドル(約190億円)で、前年同期の純損失1億2,500万ドルから増加している。

また、ビットコイン保有量は52,850 BTC(約8,200億円相当)となった。このうち、17,357 BTCが9月30日時点でレンディングなどでアクティブに運用され利回り収益を生み出している。

関連:米マラソン、ビットコイン利回り戦略を拡大

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/19 金曜日
18:10
米国株連動トークンを担保に使えるperp DEX「Nado」の仕組み
Krakenの出身メンバーが開発したperp DEX「Nado」の仕組みを解説。米国株価格連動トークン(xStocks)を担保にしたまま無期限先物ポジションを取れる統合マージン設計の特徴とリスクをまとめました。
17:59
仮想通貨の資金調達ラウンド数、21年比約4割減 戦略的投資は増加=CryptoRank
CryptoRankの集計によると、2026年1〜6月の仮想通貨業界における資金調達ラウンド数は2021年同期比38.5%減の402件。シード・プレシードは49.1%減と落ち込む一方、戦略的ラウンドは7.8%増加した。
17:25
ビットコイン下落がパニック売りを誘発か、損益比率が弱気相場以来の低水準=アナリスト
CryptoQuant寄稿アナリストのDarkfost氏が、今回のビットコイン下落時における損益比率の動向を分析。週次平均が0.13と直近の弱気相場以来の水準まで低下した後、現在は0.55に回復したと指摘。感情的な売りが押し目機会を生むと分析する。
16:12
ストラテジー優先株STRC・ストライブSATA下落、ストライブCEO「信用悪化ではなくレバレッジ解消」
ビットコイン担保の優先株STRCが82.50ドルまで急落した18日の動乱をストライブCEOが解説。信用の毀損ではなくレバレッジ解消が原因だとし、配当準備金の健全性を強調した。デジタルクレジット市場の課題と展望を読む。
14:24
グレースケール、仮想通貨をキャッシュフローで評価する新手法を提唱 アーベの事例を徹底分析
グレースケールは、最新レポートで「経済的実態」に基づいた仮想通貨の価値を評価する新たな枠組みを提唱した。ケーススタディとしてAaveを取り上げ、株式分析の手法を適用して同プロトコルの適正時価総額とトークン価格を導き出した。
13:35
米予測市場カルシがIPO協議開始、年間収益が20億ドル超に=報道
予測市場カルシが複数の投資銀行とIPOに向けた非公式協議を始めたと報じられた。年間収益換算額はWSJが3月に報じた10億ドルから20億ドル超に大幅増加。
13:15
ビットディア、クリーンスパークなどマイナー4社、ビットコイン蓄積と売却で戦略分かれる
ビットコイン採掘企業ビットディア・ビットフフ・カナン・クリーンスパーク4社が5月の採掘実績を公表。AI事業優先でBTCを売却する企業と蓄積を維持する企業で戦略が分かれた。
12:00
フィデリティ、ステーブルコイン発行体向け短期運用ファンドを設定
フィデリティが15日、ステーブルコイン発行体向けの政府系ファンド(FYMXX)を設定。ジーニアス法が規定する準備資産に限定投資する。ステート・ストリートも同週に類似ファンドを設定しており、大手金融機関による対応が相次いでいる。
11:40
仮想通貨ウォレットを狙ったマルウェア、USBから感染し送金先を無断書き換え マイクロソフトが警告
マイクロソフトが、クリップボードを監視して仮想通貨の送金先アドレスを書き換えるマルウェアを確認した。シードフレーズや秘密鍵も盗まれる仕組みと具体的な対処法を解説する。
10:44
イーサリアム「Glamsterdam」、最終開発段階へ ガス上限2億を目標に
イーサリアムの次期アップグレード「Glamsterdam」が最終devnet段階に入った。ePBS導入とブロックレベルアクセスリスト追加を柱に、ガス上限2億・最大1万TPSを目指す。
10:20
ビットコイン上の少額トランザクションが過去最高水準に迫る=クリプトクアント
クリプトクアントが仮想通貨市場週間レポートでビットコインの少額取引急増を指摘した。Ordinalsなどデータ書き込みプロトコルの再活発化を背景にしている。
09:55
米当局、ステーブルコイン発行体の規制案を公開
FRBは、決済向けステーブルコインの発行体を対象にした規制案を他の当局と共同で公開。ジーニアス法の施行で銀行と同水準の本人確認を要請する方針であることを示した。
09:44
モルガン・スタンレー、イーサリアム・ソラナETF申請を修正 ステーキングで報酬留保へ
モルガン・スタンレーがイーサリアム・ソラナETFの申請書を修正し、ステーキング条項を追加した。年率0.14%のスポンサー手数料を設定し、ステーキング報酬の95%をファンド内に留保する構造を採用。ETHのバリデーター待機列やスラッシングリスクの詳細も開示。
08:50
ビットコインマイナーハイブ、ベル・カナダと354億円規模の主権AI契約を締結
ビットコイン採掘企業ハイブの子会社バズHPCが、ベル・カナダおよびコヒアと総額約2億2000万ドルの3年間GPU契約を締結。カナダ国内に2304基のNVIDIA Grace Blackwell GPUを展開し、企業・政府向け主権AIインフラを構築する。
08:00
ストラテジーのSTRC優先株、安値更新 レバレッジ清算連鎖で額面割れ
ストラテジーの優先株STRCが過去最安値を更新し、STRC経由で購入した約12.9万BTCのビットコインに約21億ドルの含み損が生じていることが明らかになった。アナリストは清算カスケードが原因と分析しつつも、配当継続は可能との見方を示している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧