はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

カナダ仮想通貨取引所「QuadrigaCX」が債権者保護手続きへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「QuadrigaCX」が債権者保護手続きへ
カナダの仮想通貨取引所「QuadrigaCX」が、現在抱える財政問題を処理するため、CCAA(会社債権者整理法)に基づき債権者保護手続きを行なった。今回の申請手続きは、主に財政問題を抱える企業が立て直しを図るために行うものとなる。
CCAA
CCAAは「Companies’ Creditors Arrangement Act」の略で、CCAAの申請とはカナダの裁判所監督の法的な手続きを意味し、経営を維持したまま企業の再編成、再構築をし、債権者に対する責務を果たすための時間を与えることが目的となっている。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

「QuadrigaCX」の債権者保護手続き

カナダの仮想通貨取引所「QuadrigaCX」が、現在抱える財政問題を処理するため、債権者保護手続きを行なった

出典:QuardigaCX

顧客の皆さまへ

カスタマーサービスに影響を及ぼしていた重大な財政問題を処理するべく、CCAA(会社債権者整理法)に基づき、今日、ノバスコシア最高裁判所に債権者保護の申請を行った。

裁判所は、2月5日に控えたヒアリング調査のため、独立した監督者として、アーンスト・アンド・ヤング社を第三者機関として据えるよう要求した。

 

カナダの法律である「The Companies’ Creditors Arrangement Act (CCAA、会社債権者調整法)」に基づいた申請は、主に財政問題を抱える企業が立て直しを図るために行うもので、破産を避けるために行われる側面も持っているとのことだ。

このような点からも、現在、同取引所は窮地に立たされていることが見受けられる。

山積される課題

昨年1月頃、カナダ五大銀行の1つであるCIBCが、QuadrigaCXの決済処理を行う業者の口座を凍結したために、同取引所が資金を引き下ろせず、一部利用者の預金引き出しに遅延が生じていた

取引所側は、この件に対して裁判を起こし勝訴したものの、一向にそうした状況は改善されていなかった。

さらに、以前の報道にもある通り、同取引所は、利用者に事前報告をすることなくメンテナンスを行い、利用者から不満の声が上がっていた。

事前報告をせずに、なぜメンテナンスを行うのか?

サービスを停止する前に、利用者にまず知らせるべきではないのか?

それだけに止まらず、同取引所のCEOであるMatthews氏は、遅延している預金引き出しの問題を1月30日までに解決するとの声明を発表していたが、その約束が果たされることはなかった。

このように、同取引所は多くの課題を抱えており、改善が要求されていた。今回の申請により、同取引所の抜本的な体質改善につながるのだろうか。世間からの注目が集まる。

▶️本日の速報をチェック
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者11,000名突破。

CoinPostの関連記事

問題山積のカナダ仮想通貨取引所「QuadrigaCX」利用者に報告をせずサービス停止
カナダ仮想通貨取引所「QuadrigaCX」に、数時間アクセスできない状況が続いている。同取引所は、サービス停止後しばらくして、メンテナンス中との声明を発表したが、利用者らに対して、メンテナンスに関する事前報告を一切行なっていなかった。
カナダの大手マイニング企業Squire Mining社、渦中の中CoinGeekを約51億円で買収
カナダ証券取引所に上場するマイニング企業のSquire MiningはCoinGeekの買収に応じた。買収には6030万カナダドル(約51.5億円)の資金が投じられ、同社が保有するマイニング機器や人員もSquire社に引き継がれる予定だ。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/19 土曜日
13:50
トランプ一族関連のWLFI、4.5億円分のイーサリアムを追加購入 総額370億円超に
ワールド・リバティ・フィナンシャルが861ETHを新規購入し、総保有量は70,143ETHに到達。仮想通貨法案可決が追い風に。
13:20
ジャック・ドーシーのブロック社、S&P500指数に追加へ
ジャック・ドーシー率いるブロック社がS&P 500指数に追加される。株価は時間外取引で10%以上上昇した。同社は米国製の新ビットコインマイニングチップを年内発売予定だ。
11:30
ピーター・ティール支援の仮想通貨取引所ブリッシュがIPO申請=CNBC
元NYSE社長トム・ファーレイ率いるブリッシュが証券取引委員会にIPOを申請。コインデスク買収実績を持つ同社の上場計画と業界動向を報告。
11:02
著名アナリストが分析、「ビットコインからイーサリアムへ資金移動、アルトシーズンの兆し」
ウィリー・ウー氏らがアルトシーズン開始を予測。仮想通貨ビットコインからイーサリアムへの資金ローテーションが本格化し、アルトコイン市場の上昇環境が形成。
10:05
JBA、暗号資産アンケート 分離課税20%導入の場合84%が投資増額意向
日本ブロックチェーン協会が暗号資産税制アンケート結果を公表した。保有者の84%が分離課税20%で投資増額すると回答した。また、10人に1人以上が暗号資産を保有などの結果も出た。
08:50
仮想通貨全面高の一週間、米下院クリプトウィーク振り返りと今後の見通し|仮想NISHI
今週の仮想通貨市場は、米下院で開催された「仮想通貨週間」において、ビットコインが史上最高値となる12万ドルを超える展開となった。アルトコイン市場においても大幅な上昇が見られた。
08:30
リップル発行のRLUSD、ブルーチップから最高評価獲得
独立の格付け機関ブルーチップがリップルのRLUSDステーブルコインにA評価を付与。BNYメロンでの準備金管理と堅牢なコンプライアンス体制などが評価された。
07:30
「米SECはトークン化の規制例外措置を検討中」アトキンス委員長
米SECのアトキンス委員長が、SECは証券のトークン化における規制の例外措置を検討していると明かした。RWAのトークン化は仮想通貨・ブロックチェーン領域で大きなトレンドになっている。
07:00
「保有していれば国家債務削減できたか」ブルガリア政府が2018年に手放した21万ビットコインの現在価値
ブルガリア政府が2018年に売却した21万3500BTCの仮想通貨ビットコインの現在価値は250億ドル超。同国債務の約8割に相当する巨額損失として話題に。
06:20
米上場ビットデジタル、イーサリアム保有量12万ETHに拡大
米ナスダック上場のビットデジタル社が18日、6730万ドルの資金調達で19683ETHの仮想通貨イーサリアムを追加購入。総保有量は120,306ETHで、時価4.24億ドルに拡大。
05:40
トランプ大統領がステーブルコイン法案に署名、米初の仮想通貨包括規制法が成立
トランプ大統領が19日、ステーブルコイン規制枠組みを定めるGENIUS法案に署名し米初の仮想通貨包括規制法が成立。2500億ドル規模のステーブルコイン市場に明確な規制導入。
07/18 金曜日
17:36
JBA、仮想通貨の税制改正「5項目」提言 申告分離課税20%など
日本ブロックチェーン協会が7月18日、暗号資産の税制改正要望書を政府に提出。最大55%の総合課税から20%分離課税への移行、損失繰越控除、暗号資産同士の交換非課税など5項目を要望。
17:00
ビットコイン、上昇余地あるも利確の動きに注意=Glassnode分析
ブロックチェーン分析企業Glassnodeは、最新のビットコイン市場分析レポートで、オンチェーン指標と過去のデータから、ビットコイン価格はさらに上昇する可能性があり、13万ドルが次の重要な抵抗線となると予測した。
13:55
米サムザップ、仮想通貨投資枠370億円に拡大 XRPやDOGEなど6銘柄追加承認
米上場のサムザップメディアが17日、取締役会で仮想通貨投資枠を2.5億ドルに拡大と発表。イーサリアム、ソラナ、XRP、ドージコイン、ライトコイン、USDCを新たに投資対象に追加。
13:30
ハミルトン・レーンのSCOPEファンド、マルチチェーン化
資産運用大手ハミルトン・レーンのプライベートクレジットファンド「SCOPE」がイーサリアムとオプティミズムでマルチチェーン化した。セキュリタイズとワームホールが提携し実現している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧