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カルシ、ソラナ上で予測市場トークン化を開始 仮想通貨の流動性取り込みへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ソラナ統合でオンチェーン取引を実現

米予測市場プラットフォームのカルシは1日、公式X(旧ツイッター)アカウントで、ソラナ(SOL)の上でトークン化された予測市場の提供を開始したと発表した。

同社は「カルシを活用したトークン化予測がソラナ上で稼働開始。200万ドル(約3億円)以上のビルダー助成金を用意」と投稿し、「パワード・バイ・カルシ」時代の到来を宣言した。

カルシはこれまでもUSDCやビットコインなどの仮想通貨による入金には対応していたが、取引自体はカルシのオフチェーンのオーダーブック上で行われていた。

今回のソラナ統合により、カルシは初めて予測市場契約のトークン化を実現した。

今回のトークン化を技術面で支えるのは、分散型金融プロトコルのジュピター(Jupiter)とDFlowだ。両者は機関投資家向けクライアントとして、カルシのオフチェーンオーダーブックとソラナ上の流動性を接続する役割を担う。

ジュピターはソラナ上の主要なDEX(分散型取引所)アグリゲーターで、複数の取引所の流動性を集約し最適な価格を提供する。DFlowはソラナの取引インフラ企業として、オフチェーンとオンチェーンの流動性を橋渡しする役割を担う。両者の協力により、カルシの予測市場はソラナエコシステムの深い流動性を活用できるようになる。

これにより、ユーザーはブロックチェーン上で直接トークンの売買が可能になり、従来のオフチェーン取引と比べて匿名性が向上する。

また、カルシは開発者向けに200万ドル(約3億円)以上の助成金を用意し、取引ボットや分析ダッシュボードなどのアプリケーション構築を促している。

関連:Jupiter(ジュピター)の使い方│ソラナで最大級のDEXアグリゲーターの機能を解説

流動性確保が狙い

カルシは2018年に設立され、2024年に米商品先物取引委員会(CFTC)との法廷闘争に勝利し、米国で初めて連邦規制下で政治イベント契約を提供する取引所となった。

同社は現在約3500の市場を運営している。先月には企業評価額110億ドル(約1兆6500億円)で10億ドル(約1500億円)の資金調達を実施した。

予測市場も急速な成長を続けており、今年10月までの取引高は280億ドル(約4兆2000億円)近くに達した。

カルシはオンチェーンで運営されるポリマーケットとの競争が激化する中、仮想通貨ネイティブのトレーダー層の取り込みを強化している。

同社の仮想通貨責任者ジョン・ワン氏はCNBCに対し、「仮想通貨には多くのパワーユーザーがいる。これは仮想通貨が持つ数十億ドルの流動性を活用することが目的だ」と説明。

ワン氏によると、デジタル資産保有者は予測市場で特に活発に取引する傾向があり、非仮想通貨ユーザーと比べて取引量が多いため、プラットフォームの流動性を大幅に高めることができるという。

関連:予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も

関連:米賭けサイトカルシ、無免許スポーツ賭博運営で提訴

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