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予測市場カルシの組み合わせベット、個人投資家需要急増も2.9億ドル損失=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 組み合わせベット、契約の36%占める
  • パーレイの取り分、通常の3倍に

予測市場のベット急増

米ブルームバーグは28日、予測市場プラットフォームで個人投資家が複数の予想を一つの賭けにまとめる「組み合わせ型ベット」に殺到しているが、高度な取引手法を持つトレーダーがその対極で利益を上げていると報じた。

予測市場カルシでは、組み合わせ型ベットが今月の取引契約数の36%を占めた。手数料を除いた年初来の個人投資家の純損失は2億9,400万ドルに達したと、ブルームバーグが同社の取引データを分析した。

組み合わせ型ベットは、スポーツ賭博で「パーレイ」と呼ばれる、複数の予想結果を一つの賭けにまとめる仕組みに相当する。

関連記事:米スポーツ用品大手ファナティクス、BGCから予測市場向け取引所と清算機関を取得へ

ファナティクスが米BGCグループから予測市場向けの取引所と清算機関を取得する契約を締結した。両社は市場データ分野でも提携し、個人投資家と機関投資家をつなぐ予測市場基盤の構築を目指す。

個人と機関の攻防

ブルームバーグによると、組み合わせ型ベットを提供する側には、個人ユーザーの心理の裏をかいて利益を得るプロのトレーダーも存在する。ニュージャージー州ジャージーシティ在住のレオニダス・マストロコスタス氏は、大手スポーツブックのファンデュエルに勤務していた際にこの手法を知り、独立後は月に7桁(ドル)の利益を上げていると述べた。

米調査によると、パーレイでは賭け金1ドルあたり19セントがスポーツブック側に残る一方、通常の単独賭けでは6セントにとどまり、パーレイの取り分は通常の3倍近くに上るという。

ファンデュエルの親会社フラッターエンターテインメントの最高財務責任者、ロッド・コールドレイク氏は5月のアナリスト向け説明会で、価格設定力を生かした組み合わせ型ベットの提供が収益に貢献していると説明した。

組み合わせ型ベットの人気自体が、カルシのような取引所にとってリスクとなる可能性もある。個人投資家が資金を使い果たしてプラットフォームを離れれば、取引所側の顧客基盤や取引量が細りかねないためだ。米シチズンズのアナリスト、ジョーダン・ベンダー氏は、スポーツブックがボーナス設計や賭け金の管理を通じてこうしたリスクに対応してきたと指摘したと報じられた。

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