WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米NY州、予測市場インサイダー取引を行政命令で禁止 イリノイ州に続く

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • NY州知事が州職員の予測市場インサイダー取引を禁止
  • コインベース訴訟は連邦裁判所へ移送

州職員のインサイダー取引を禁止

米ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事は22日、州職員がインサイダー情報を用いて予測市場で賭けを行うことを禁止する行政命令に署名した。

ホークル氏は、インサイダー情報に基づいて賭けで金儲けをすることは「紛れもなく汚職行為」だとして、次のように述べる。

私たちの措置は、公務員が私腹を肥やすためではなく、国民のために働くことを確実にするものだ。

ドナルド・トランプ大統領や共和党の国会議員は、みずから作り出した倫理の無法地帯に目をつぶっている。一方で、ニューヨーク州は率先して模範を示し、インサイダー取引を根絶するために立ち上がる。

今回の行政命令により、ニューヨーク州の職員は、職務遂行中に得た機密情報を使って、予測市場で私的な金銭的利益を得ることが禁じられる。また、同様の情報で他者が利益を得るのを助けることも禁じられる。

なおニューヨーク州の他、イリノイ州のJB・プリツカー知事も21日、同様の行政命令を発令している。

ホークル氏は命令の背景として、米国政府の行動に関係する予測市場の契約でインサイダー取引が疑われる事例が複数発生していることを挙げた。

1月には、ある匿名のトレーダーが、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領がまもなく失脚するという賭けで40万ドル(約6,400万円)以上を稼いだ。また、米イラン紛争関係でも、イランとの停戦発表のタイミングを予測した3つのアカウントが合計60万ドル(約9,600万円)超の利益を得ている。

こうしたことを受けて、ホワイトハウスは3月、職員のインサイダー取引を禁じる内部通達を出した。予測市場大手のポリマーケットとカルシも政治家やアスリートなどのインサイダー取引を禁じるルールを設定した。

関連記事:参議院の財政金融委員会で予測市場が議題に、DEX規制では片山大臣も答弁

参議院の財政金融委員会でブロックチェーン基盤の予測市場が議題に上がった。国民民主党の原田議員が質疑を行っており、他にもDEX規制については片山大臣も答弁している。

スポーツ賭博訴訟の最新状況

予測市場については、インサイダー取引の他にスポーツ賭博をめぐる問題も噴出している。

米ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官は今月21日、暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースとジェミニの2社が提供する予測市場が州法に違反する無許可ギャンブル運営にあたるとして、両社を提訴した。

これを受けて、コインベースのポール・グレワル最高法務責任者は、予測市場は米商品先物取引委員会(CFTC)の管轄下にあり、州レベルではなく連邦裁判所での議論が進んでいると反論している。

関連記事:米予測市場カルシ、選挙に賭けた3名の政治家を取引停止 過去最大規模の処分

予測市場プラットフォームのカルシは22日、自らの選挙結果に賭けを行った連邦議会候補者3名に対し、利用停止と罰金の処分を科した。2月の事例を含む過去最大規模の摘発であり、同社はインサイダー規制の強化を継続している。

また、グレワル氏は22日、この訴訟を、連邦法に関する事件は連邦裁判所へ移送するという法律などに基づき、ニューヨーク州の裁判所から、米国連邦裁判所へ移したと明らかにした。ニューヨーク州の申し立ては重要な連邦法上の問題を提起するものであるとしている。

なお、CFTCはみずからが予測市場に対する独占的な管轄権を有していると主張。予測市場の一部契約が違法賭博だとして停止命令を出したイリノイ州、アリゾナ州、コネチカット州の提訴に踏み切った。州の賭博規制などが連邦規制に優先するという州の主張と対立している。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/29 木曜日
14:47
ビットコイン、8万5000ドルの壁に阻まれレンジ相場続く=グラスノード分析 
Glassnodeの週次レポートによると、今年4度押し戻された8万5,000ドルが価格の壁となっている。 ビットコインETF需要は後退する一方、保有者による損失確定売りは縮小。価格はレンジ内で推移し、ボラティリティも大きく低下している。
13:55
米大手清算・決済機関DTCC、トークン化サービスを開始 金融20社が利用契約
米DTCC傘下のDTCがトークン化証券サービス「DTS」を開始した。JPモルガンなど20社が利用契約を結んでいる。対象は大型株やETF、米国債でSEC無措置書簡が根拠となる。
11:49
ビットワイズ予測「ビットコインは10年後160万ドルに到達」 年率34.3%増で
ビットワイズは、ビットコインが2036年に159万9,766ドルに達するとの試算を公表した。年率34.3%で前年の28.3%から上方修正。機関投資家の1から5%配分で最大7.4兆ドルの資金流入を想定し、量子コンピュータなどのリスクも挙げた。
11:25
SBI、米クロスリバー親会社と日本合弁へ RWAトークン化やAI決済
SBIホールディングスが米クロスリバー銀行の親会社CRBグループと、日本での合弁会社設立に向け基本合意。融資債権のRWAトークン化やクロスボーダー決済、AIエージェント向け決済を検討し、円建てステーブルコインJPYSCの導入も検討する。
10:44
リップルとコインベースが提携、ステーブルコインRLUSDのアクセス拡大へ
仮想通貨業界大手のリップルとコインベースがパートナーシップを締結。コインベースが段階的にRLUSDに対応することやXRPLなど3チェーンで入出金可能になることなどを発表した。
10:12
グーグル、金融機関向けの仮想通貨・トークン化資産セキュリティツールを限定公開
グーグルが金融機関向けの仮想通貨保護サービスを限定公開した。MPCで秘密鍵を分散管理する仕組みで、複数の金融機関が試験中。商用提供は2027年初頭の予定だ。
09:10
リップル「2026年は成功の年」、年間プロダクト収益のランレートは1400億円超へ
リップルは、2026年の年間プロダクト収益のランレートを算出し、約1,420億円に近づいていると発表。多様なソリューションを利用している顧客やパートナー企業の数が3倍になったとも公表した。
10/28 水曜日
19:27
米国人の63%「金融システムの刷新が必要」 仮想通貨は認知に壁=米DEF調査
米DeFi教育財団(DEF)とIpsosが米国の成人1,545人に実施した調査で、現在の金融システムを安全と考える人は19%で、63%が刷新を求めた。一方、仮想通貨取引所への信頼は4%、DeFiは5%と低く、認知の壁も明らかになった。
18:06
日本ビットコイン産業、BTC現物出資で約8億円調達へ ANAP系と提携
ビットコイン決済事業の日本ビットコイン産業は28日、ビットコインの現物出資による約8億円の第三者割当増資を発表した。ANAP子会社とはライトニングネットワークのルーティング事業で提携し、カード決済に頼らない越境決済の基盤づくりを進める。
17:35
XRPクジラの保有比率68.5%、約4年ぶり高水準=サンティメント
サンティメントによると、1,000万XRP以上を持つウォレットの保有量が468.7億XRPに達し、供給量の約68.5%と2022年11月以来の水準に。価格低迷下での買い増しと、同社が示す節目をまとめた。
16:10
XRPレジャーのRWA、9割が未流通 エバーノース分析
この記事のポイント DEXのXRP取引、ステーブルコイン建てが86%に 融資機能XLS-66、バリデーターの承認待ち RWAの9割、オンチェーンで動かず XRPを保有・運用する…
14:24
商工中金、トークン化預金「DCJPY」発行へ 電子船荷証券と同時決済検討
商工中金が発行するトークン化預金「DCJPY」を貿易決済に使う検討が始まった。DCPとSTANDAGEが電子船荷証券の移転と代金決済を同時に行う仕組みを検証し、2028年度の商用化を目指す。日経は年内にも実証を始めると報じた。
13:55
メタプラネット傘下入り予定のスーパーリーグ、4BTC追加購入
米ナスダック上場のスーパーリーグ・エンタープライズが、22日から25日にかけて4BTCのビットコインを平均約8万581.26ドルで購入した。メタプラネットからの出資は、2026年第4四半期の完了を予定している。
13:20
日本円建てステーブルコイン「JPYC」1周年、累計発行額は120億円超
日本円連動のステーブルコイン「JPYC」が発行1年を迎えた。累計発行額は120億円超、流通額は約30億円に達している。提携先は広がる一方、流通額の拡大が課題となっている。
12:15
トヨタファイナンス、グループ初の直接募集型デジタル社債を発行 申込額10倍超
トヨタファイナンスは27日、トヨタグループ初の自己募集によるセキュリティトークン社債を発行した。ブロックチェーン基盤を採用し、発行予定額の10倍を超える申込があったため抽選とした。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧