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アマゾンウェブサービス、AIエージェント向けx402決済機能を発表 コインベース・ストライプと提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • USDCで約200ミリ秒決済
  • x402で累計1.69億件処理

AWS、x402採用

アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は5月7日、AIエージェント向け決済機能「Amazon Bedrock AgentCore Payments」のプレビュー版を発表した。仮想通貨大手コインベースと決済大手ストライプと提携し、オープンプロトコルx402を採用したと公式ブログで明らかにした。

AWSの説明によると、開発者はAgentCore SDKまたはコンソールから機能を有効化し、コインベースまたはストライプ傘下プライビのウォレットを接続する。エンドユーザーはステーブルコイン、またはデビットカード経由の法定通貨でウォレットへ資金を投入し、セッション単位で支出上限を設定する。

背景にはAIエージェントが従量課金型(Usage-Based Pricing)サービスを利用する需要の急拡大がある。AWSによれば取引額は1ドル未満や1セント未満の少額が中心で、従来は開発者が個別に課金関係を構築する必要があり、数か月単位のエンジニアリング工数が課題だった。

関連記事:ソラナとGoogle CloudがAI決済「Pay.sh」発表、x402でAPI利用を自律化

ソラナ財団は5月6日、Google Cloudと提携しAIエージェント向け決済ゲートウェイ「Pay.sh」を立ち上げた。ソラナ基盤のステーブルコインを使用し、アカウント不要でGeminiやBigQueryなどのAPIをリクエストごとに支払える革新的な仕組みを提供。

市場反応と今後の展望

仕組みは「HTTP 402 Payment Required」ステータスコードを用いたx402プロトコル上で動作する。コインベースの発表によると、決済はBaseおよびSolana上のUSDCで処理され、Baseでは約200ミリ秒で完了し、手数料は1セントの数分の一程度に抑えられる。

AgentCore GatewayにはコインベースのMCPサーバー「x402 Bazaar」が提供される。

x402とは

HTTPステータスコード「402(Payment Required:支払いが必要)」を拡張し、AIエージェントとAPIプロバイダー間の自動決済を可能にするプロトコル。従来のように人間が介在してクレジットカード登録やサブスクリプション契約を行う必要がなく、AIがリクエストごとに仮想通貨などで直接支払いを行い、サービスへの即時アクセス権を自律的に取得できる仕組みを指す。

コインベースのブライアン・フォスター氏は、AIエージェントが取引する件数は近い将来人間を上回ると言及した。ストライプ傘下プライビのヘンリ・スターンCEOは、エージェントが経済主体となるには資金の保有と支出の手段が必要と述べた。x402はこれまで1億6,900万件超の決済、買い手59万件超、売り手10万件超を処理している。

今後の論点は、法定通貨決済の対応範囲拡大、追加プロトコルへの対応、買い手意図の検証強化、規制やコンプライアンス枠組みの整備となる。AWSはマイクロペイメントから航空券予約や宿泊予約、商品購入を含む広範な商取引への拡張を計画している。

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