はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン(仮想通貨)取引と親和性の高い伝統金融業界の組織ランキング|ヘッジファンドのアナリストが主張

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

伝統金融領域でビットコインと親和性の高い組織とは
FXヘッジファンドやデジタル資産トレード企業を運営するSu Zhu氏は、ビットコインと親和性の高い伝統金融領域の組織をランク付けして主張した。VanEckでデジタル資産ストラテジストも同調し、見解を述べている。
有名大学の仮想通貨分野への投資は小規模に留まる
これまでミシガン大学やイェール大学といった有名大学も仮想通貨分野に投資をしてきた。ミシガン大学は今月には仮想通貨ファンドへの投資の増額を決定した。しかし、その規模は、それらの大学の莫大な資金と比較すると非常に小規模なものに留まっている。

ビットコインと親和性の高い伝統金融領域の組織とは

デジタル資産トレード企業の共同設立者でありアナリストのSu Zhu氏(以下、Zhu氏)は、高頻度取引(HFT)を行う企業小規模のファミリーオフィス、そしてヘッジファンドが、最もビットコイン取引との親和性が高いと主張する。

主に外国為替取引を行うヘッジファンドThree ArrowsのCEOでもある同氏は、「伝統金融領域でビットコイン取引との親和性が高い組織ランキング」と銘打ったツイート をしており、以下のようなランク付けとなっている。

  1. HFT企業/プロップハウス(自己資金で運用する投資会社)
  2. サービスプロバイダー
  3. ファミリーオフィス(富裕層が資産を管理するための私的組織)
  4. ヘッジファンド
  5. 株式/先物取引所
  6. プライベートバンク
  7. 商業銀行
  8. 投資銀行
  9. アカデミア(大学)

また同氏によると、ビットコインや他の仮想通貨を含めた新しい技術を受け入れようとする組織のアプローチと意思決定への影響においては、「インセンティブと哲学が大きな役割をもつ」とする。

Zhu氏のコメントに対して、大手金融サービス企業VanEckでデジタル資産ストラテジストとディレクターを務めるGabor Gurbacs氏(以下、Gurbacs氏)は、ツイッターで以下のような発言をしている。

1.素晴らしいリストだ。2.ただし、リストからアセットマネージャーが抜けている。3.規制環境が寛容になれば、銀行とアセットマネージャーが上位に位置するであろうことを強調したい。リストには、規制の影響が少ない組織が上位に、強い組織は下位にある傾向が伺える。

また、Gurbacs氏は、それに続き以下のような発言をツイートしている。

アカデミア(大学)に関しては、どちら側(伝統か仮想通貨)を支持するか悩んでいるだろう。ただ、最終的には、利益をよりもたらす方を選択する。インセンティブに基づくクエスチョンだ。

有名大学も仮想通貨に投資するものの小規模に留まる

今月の19日には、ミシガン大学が仮想通貨関連ファンドへの投資を強化していくことを公式の文書で公表した。

同大学は、主要なベンチャーキャピタル企業であるAndreessen Horowitz社の支援を受け、暗号ネットワークファンドのCNK Fund I L.P.社への300万ドル(約3億3千万円)の初期投資を増額することを決定。なお、その初期投資は昨年の6月に行われている。

しかし、ミシガン大学の仮想通貨に関連した分野への投資は事実であるものの、同大学の資金全体は119億ドル(1兆3000億円)以上であることが推定されている。その規模の資金から考慮すると、同大学の仮想通貨分野への投資は非常に小規模であるといえるだろう。

また、昨年の10月には、イェール大学も300万ドル(約3億3千万円)をAndreessen Horowitz社の仮想通貨ファンドへ投資したことがCNBCによって報じられたが、それも同大学の119億ドル(2兆7900億円)の資金からすると小規模なものに留まる。

▶️本日の速報をチェック
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者12,000名突破。

CoinPostの関連記事

『ビットコインは独創性に富む面も』世界的投資家バフェット氏が仮想通貨に言及、ブロックチェーンへの高評価が示唆するもの
仮想通貨への懐疑的な姿勢を示すバフェット氏だが、ブロックチェーンに対しては一定の評価を下し、バークシャー・ハサウェイの投資先の一つとして検討している可能性を示唆している。
欧州でビットコイン事業展開を行う銀行、機関投資家向けの仮想通貨取引プラットフォームを開始
仮想通貨に対して友好的な欧州リヒテンシュタインの銀行、Bank Frickが機関投資家を主に対象とした仮想通貨取引プラットフォームDLT Marketsを提供することを発表した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
16:43
仮想通貨取引所OKJ、「オフィシャル トランプ」の取り扱いを8月28日から開始
オーケーコイン・ジャパン(OKJ)が8月28日からトランプ大統領関連のミーム系暗号資産「オフィシャル トランプ(TRUMP)」の取扱いを開始。Solanaネットワーク対応で取引所・販売所・積立サービスを提供。
14:05
仮想通貨モネロへ攻撃を仕掛けたQubic 、次のターゲットは?
AIブロックチェーンプロジェクトQubicがモネロ(XMR)への51%攻撃に成功したと発表した。次なる動きとして、コミュニティ投票でドージコインを次のターゲットに選定した。注目を集めたQubicの動機を背景について詳しく解説する。
13:50
著名投資家パリハピティヤ、370億円の新SPAC設立でDeFiやAI投資へ
「SPAC王」と呼ばれたチャマス・パリハピティヤ氏が、分散型金融(DeFi)やAI分野に特化した新たなSPACを設立。370億円調達を目指す。
13:00
「宇宙から届ける分散型インターネット」Spacecoin創業者が語る、衛星通信で実現するWeb3|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、Spacecoin創業者Tae Oh氏独占インタビュー。衛星通信で実現する分散型インターネットとWebX 2025出展について話を伺った。
11:45
2025年末のビットコイン価格予想18万ドル維持、ヴァンエック最新市場レポート
ヴァンエックが最新市場分析で2025年末ビットコイン価格予想18万ドルを維持している。先物需要の回復や、ビットコイントレジャリー企業の動向についても言及した。
11:25
仏上場キャピタルB、アダム・バックから約3.8億円調達でビットコイン戦略加速
欧州初のビットコイントレジャリー企業キャピタルBが、暗号学者アダム・バック氏から220万ユーロの資金調達を実施。追加17BTC取得でビットコイン保有量拡大へ。
10:25
イーサジラ、イーサリアム財務戦略を正式開始
米ナスダック上場企業イーサジラは、企業の新ブランドを正式にローンチし、仮想通貨イーサリアムの財務戦略を遂行すると発表。発表時点で620億円相当のイーサリアムを保有している。
09:45
ストラテジー社、株式発行の基準を緩和 ビットコイン買い増しは76億円相当
米ストラテジー社が仮想通貨ビットコインを430枚追加購入し、保有量は62.9万BTCに達した。株式発行の自主基準も緩和しており、資金調達の柔軟性を向上させている。
08:30
中国大手銀招商銀行傘下のCMB、香港で仮想通貨取引サービス開始
招商銀行傘下の招銀国際証券が18日、香港で仮想通貨取引サービスを正式開始。ビットコイン、イーサリアム、テザーの24時間取引を提供。中国系銀行系証券会社として初の仮想通貨取引ライセンス取得企業となった。
07:10
国民民主党の玉木代表、ステーブルコインの支援を表明
国民民主党の玉木代表は、日本円ステーブルコインJPYCが発行のための登録を取得したことなどを受け、ステーブルコインの取り組みが促進されるように政策面でサポートしていくと表明した。
06:50
米財務省、ジーニアス法に基づく不正活動対策でパブリックコメント募集開始
米財務省が18日、ステーブルコイン規制のジーニアス法に基づき仮想通貨の不正活動検出手法についてパブリックコメントを募集。AI、ブロックチェーン技術、デジタル身元確認などの革新的手法に関する意見を10月17日まで受付。
06:10
米SEC、複数の仮想通貨ETFの承認判断を延期
米証券取引委員会が、トランプメディア運営のトゥルースソーシャルが申請したビットコイン・イーサリアムETFの承認判断を再延期。コインシェアーズのライトコインETFやXRP ETFも同時に延期決定。
05:50
ビットマイン、ストラテジーに次ぐ最大の仮想通貨保有企業に
ナスダック上場のビットマインが66億ドル相当のイーサリアム保有を発表し、マイケル・セイラー氏のストラテジーに次ぐ世界第2位のデジタル資産保有(DAT)企業となった。
05:30
米上場BTCS、世界初のイーサリアム配当を発表
ナスダック上場のブロックチェーン企業BTCSが18日、世界初のイーサリアム配当「ビビデンド(Bividend,)」を発表。1株当たり0.05ドルのETH配当と0.35ドルのロイヤルティ支払いで計0.4ドル相当を株主に提供。
08/18 月曜日
17:00
Tezos ecosystem at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
テゾス(Tezos)は、ハードフォークなしでアップグレードできる独自の仕組みを持つブロックチェーンプラットフォームです。2014年にArthur Breitman氏とKathl…

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧