WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

TRON創業者が語るステーブルコイン戦略と日本市場への期待

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

世界最大級のステーブルコイン基盤を持ち、決済・送金のインフラとして急速に存在感を高めてきたTRON。

そのTRONのコミュニティ組織であるTRON DAOがアジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX 2026」にプラチナスポンサーとして参加する。

今回は、TRONの創業者であるJustin Sun氏にテキストインタビューを実施。ステーブルコインを軸に据えた次の成長戦略、日本・アジア市場への期待、そしてWebX 2026への展望について話を伺った。

Justin Sun
Justin Sun(ジャスティン・サン)
TRON 創業者
グレナダ駐WTO大使・前常駐代表、リベルランド首相、TRONブロックチェーンおよびDAOの創業者、世界最大規模の仮想通貨取引所HTXのアドバイザー。
アリババのジャック・マー氏に師事し、2025年4月号のForbes誌の表紙を飾るなど、仮想通貨業界で最もダイナミックかつ発信力のある人物の一人として世界的に認知されている。
Forbesの「30 Under 30」にコンシューマーテクノロジー部門で複数回選出されたほか、アート収集家・ゲーマー・投資家・慈善家・宇宙愛好家としても知られる。

WebX 2025の手応えと2026年参加の経緯

昨年得られた主な手応えや、WebX 2025出展での来場者の反響についてお聞かせください。

昨年のWebX 2025では、タイトルスポンサーとして参加し、大きな手応えを得ました。

TRONブースには常に多くの来場者が訪れ、世界中の開発者・投資家・エコシステムパートナーとの対話が生まれました。特にステーブルコインや低コスト・高速決済への関心の高さを実感しました。こうした手応えが、日本市場の活気とWebX 2026への参加意欲を改めて確かなものにしました。

2026年のWeb3業界予測とTRON DAOの役割

来年のWeb3業界をどのように予測されていますか?その中でどのような役割を担っていきたいとお考えですか?

2026年に向けて、TRON DAOはWeb3業界が概念実証から実用的な大規模普及へと加速するフェーズに移行すると見ています。その中心的な推進力となるのがステーブルコインです。クロスボーダー決済・送金・日常的な決済への浸透がさらに進むでしょう。

また、リアルワールドアセット(RWA)のトークン化、コンプライアントなDeFi、そしてAIとブロックチェーンの融合が重なり合うことで、業界は新たな実用性主導の時代に突入します。日本のような市場で規制の枠組みが整備されるにつれ、機関投資家の参入もより明確な勢いを増すはずです。

こうした変化の中で、TRONは効率的な価値移転のインフラとして機能し続けます。世界トップクラスのステーブルコイン流通量と低コスト・高スループットのネットワークを背景に、伝統的金融とWeb3の世界をつなぐ信頼できる橋渡し役を目指します。

開発者・決済ユースケース・グローバルなエコシステムパートナーが、ブロックチェーン技術を日常生活に意味のある形で取り込んでいけるよう後押ししていきます。

今後1年の注力領域

Web3関連事業において、今後1年間で注力する領域や新規プロジェクトについてお聞かせください。

今後1年間、TRON DAOはステーブルコインエコシステムをコアの注力領域として優先します。グローバルなステーブルコイン流通における先導的ポジションをさらに強化しつつ、低コストかつ効率的なクロスボーダー決済・清算アプリケーションを拡大していきます。

同時に、RWAトークン化を推進し、AIとブロックチェーンの統合に関する探求を深め、TRON Builders Leagueなどの取り組みを通じて有望な開発者や初期フェーズのプロジェクトへの資金・技術・エコシステムリソースの提供を継続します。

また、日本およびアジア市場全体への投資も強化します。地域パートナーと連携しながらコンプライアントな普及を促進し、より幅広いユーザーと実際のユースケースにWeb3を届けていきます。

Justin Sun(ジャスティン・サン)

WebX 2026プラチナスポンサー参画の決定理由

WebX 2026のプラチナスポンサーとして参画を決めた理由と、イベントへの期待をお聞かせください。

TRON DAOがWebX 2026にプラチナスポンサーとして参加を決めたのは、日本市場とWebXプラットフォームそのものの価値を深く信じているからです。日本はWeb3イノベーションと思慮深い規制において常に先端に立ち、明確で透明性の高い政策枠組みと成熟したオープンな市場を持つ、アジアひいては世界全体のデジタル資産における重要なハブです。

アジア最大級のWeb3カンファレンスとして、WebXは世界中の企業・開発者・投資家・政策立案者を一堂に集めており、業界横断・国境横断のコラボレーションを推進するうえで理想的なステージです。昨年タイトルスポンサーとして参加し、成功体験を積んだことが、さらに深く関与する決意をより強固にしました。

このイベントを通じて、日本とアジア全体のエコシステムプレーヤーとのより緊密なパートナーシップを築き、ステーブルコイン・資産トークン化・コンプライアントなWeb3アプリケーションの実世界への普及を推進したいと考えています。

また、規制当局・機関投資家・開発者コミュニティとの建設的な対話を深め、実際のニーズを聞き、TRONの実践的な経験を共有し、Web3の意義ある持続可能な普及を共に加速させることを期待しています。

WebX 2026ブースのコンセプトと展示内容

WebX 2026でのブースなど出展内容について、現時点で構想されているコンセプトや新たな試みがあればお聞かせください。

WebX 2026のTRONブースは、単なる展示スペースにとどまらない「体験型・参加型の空間」にしたいと考えています。

来場者が実際に関わり、楽しめるインタラクティブなアクティビティ、ゲーム、オンサイトチャレンジ、チェックインなどを多数用意し、誰もが気軽に参加できる場を作ります。限定グッズなど持ち帰れるアイテムも準備しています。

ブースにはTRONチームやエコシステムパートナーと対面で交流できるオープンなスペースも設けます。さらなるサプライズも計画中ですので、ぜひ楽しみにしていてください。

関連:トロン(TRX)とは?【2026年版】仕組み・特徴・買い方をわかりやすく解説

WebX2026
Web3イベント情報

WebX 2026とは?日程・チケット・見どころを完全ガイド

CoinPostが企画・運営するアジア最大級のWeb3カンファレンス。2026年7月13日・14日にザ・プリンス パークタワー東京で開催。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/30 水曜日
11:32
カカオペイ証券、オンドおよびディナリと提携──韓国上場株のトークン化を検討
カカオペイ証券がオンド・ファイナンス、ディナリとそれぞれMOUを締結。韓国上場株のトークン化と海外投資家への流通を検討する。
10:55
メタプラネット独立取締役が書簡、新株予約権の希薄化批判に回答
ビットコイン保有企業メタプラネットの独立社外取締役が、経営陣向け第10回新株予約権の経緯を説明する書簡を公表した。対象株式を約41%削減した見直しの内容と、ヴァンエックが関連分析を削除した経緯を伝える。
10:50
米下院の予測市場インサイダー取引調査、ハイパーリキッドなどに情報提供を要請
米下院監視・政府改革委員会は、予測市場におけるインサイダー取引を調査する一環として、ハイパーリキッドなど3つのプラットフォームに書簡を送付。文書や情報の提供を求めた。
10:30
ロビンフッドが無期限先物開始、週末取引も追加へ──トレーダー争奪
米ロビンフッドは無期限先物取引を開始し、週末の株式取引開始も計画していると発表した。レバレッジ最大10倍の無期限先物提供や、ナスダックなど大手取引所の取引時間拡大の動きと合わせ、個人投資家の取引環境が広がる可能性がある。
09:10
zkマネー再開、イーサリアム送金に新たなプライバシー支払い手段
プライバシー技術開発企業アズテックラボは29日、匿名送金ウォレット「zk.money」の提供を再開したと発表した。イーサリアム上の資金を秘匿した状態で送受信できる。プライバシー保護技術への需要が高まっている。
08:58
ビットコインに過熱の兆候、強気相場は維持=クリプトクアント分析
仮想通貨分析企業のクリプトクアントはビットコインは強気相場の初期段階にあるものの調整の可能性があると分析。想定される支持線も示した。
07:50
米イリノイ州、仮想通貨取引に0.2%課税する規則案を公表
米イリノイ州歳入局は仮想通貨取引に課税する規則案を公開し、業界からの意見を募集している。税率は資産価値の0.2%で、2027年1月1日に施行される。
07:20
S&PとCboeがオプションのトークン化を模索する可能性、契約を25年延長
シーボー・グローバル・マーケッツとS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、ライセンス契約を25年間延長することを発表。トークン化したオプション契約などの新たな金融商品の提供を模索する可能性がある。
06:45
イーサリアムの『グラムスターダム』テストネット、10月6日に先行稼働
イーサリアム財団は次期アップグレード「Glamsterdam」を10月6日にセポリアテストネットで稼働させると発表。ePBSやBAL導入でL1処理能力向上を目指す取り組みで、メインネット実装時期は今後決定される。
06:25
予測市場カルシ、10億ドル調達で協議 評価額400億ドルへ
米予測市場プラットフォームのカルシが、タイガー・グローバル・マネジメントやドラゴニア・インベストメント・グループを含む投資家から10億ドル規模の資金調達を協議しており、評価額は約400億ドルに達する見通しだ。
06:10
ビットワイズ、NEAR現物ETFを米国初上場
米仮想通貨資産運用会社ビットワイズが仮想通貨NEARの現物ETF「NRR」を米国で上場した。信託手数料は年0.75%で、投資家はNEARのステーキング報酬獲得を期待できる。
05:45
業界初、コインベースが米CFTCの主要3登録を完全取得──USDC担保の24時間体制実現
コインベースは9月28日、米CFTCからデリバティブ清算機関の登録承認を取得したと発表した。先物取引業者・指定契約市場と合わせて主要3登録を全て保有する初の仮想通貨企業となり、規制対象デリバティブ市場での存在感拡大が見込まれる。
05:00
金融大手モルガン・スタンレー、ステーブルコインなど検証するデジタル資産ラボを設立
モルガン・スタンレーは、ステーブルコインやトークン化、分散型金融関連技術を検証する「デジタル資産ラボ」を設置した。分散型金融保管庫の検証にも取り組んでおり、大手金融機関による仮想通貨分野への関与拡大を示す動きとなっている。
09/29 火曜日
17:17
Bitcoin Japan、初のビットコイン購入完了 約12BTC
Bitcoin Japan(旧堀田丸正)は29日、100%子会社BTC JPN Ltd.によるビットコインの初回購入が完了したと発表した。取得額は約100万ドル。投資資金総額6.62億円の上限内で、引き続き購入を進める方針だ。
15:09
韓国金融委、マーケットメイク制度を検討 取引所規律でJPYCの急騰に言及
韓国金融委員会の幹部は28日、仮想通貨市場へのマーケットメイク制度導入を検討する考えを示した。現行法では禁止されており、第2段階の立法で扱う見通しだ。アップビットでのJPYC上場時の価格急変動を例に、取引所への公的規律の導入にも言及した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧