- キヨサキ氏が金・銀・BTC・ETH下落での買い増し意向を表明
- 価格より市場環境を重視する投資スタンス
金銀が下落する中、見解示す
著名投資家のロバート・キヨサキ氏は20日、自身のXアカウントに投稿し、金、銀、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)を価格反転時に購入すると述べた
キヨサキ氏は、金と銀の価格は下落していると指摘。その上で、「買うべきか売るべきか?」という問いに対して次のように回答している。
私は、価格ではなく、その資産を取り巻く文脈や環境を理解することを学んできた。例えば、不動産価格が暴落している場合、雇用増加率や物件の立地などを確認する。
金と銀に関しては、政治指導者や金融リーダーの動向を注視している。彼らは米国経済や世界経済の問題を解決しようとしているのか、それとも事態を悪化させているのか。
また、「世界の指導者たちは無能で、事態を悪化させているだけだと考えている」と意見した。その上で、キヨサキ氏は金、銀、ビットコイン、イーサリアムの価格をテクニカルチャートで注視し、価格が下落から反転した時点で買いを入れるつもりだと続けている。
一方で、「私の言うことを鵜呑みにしないように」「あなたはどう思うか?」ともフォロワーに問いかけた。
現時点で金、銀やビットコインは、米連邦準備制度(FRB)が金融緩和に慎重なタカ派姿勢を示し利下げ期待が後退したことや、米高金利が長引くとの見方により価格が抑制されているところだ。
トランプ米大統領も17日、FOMCの金利据え置き決定は「問題ない」と発言。利上げの可能性についても「あり得る」としている。
また、米イラン和平の見通しによっても左右される。金、銀は有事の安全資産とも認識されており、地政学などのリスクが和らぐと売られやすくなる傾向がある。
関連記事:米FOMCタカ派シフトで仮想通貨・半導体株が下落、ドットプロットが年内利上げ示唆
米連邦準備制度理事会は17日、政策金利を3.5〜3.75%に据え置いた。ケビン・ウォーシュ新議長の初会合となったFOMCでは、18人中9人が2026年内の利上げを予測し、コアインフレ見通しも上方修正された。仮想通貨ビットコインが急落した。
インフレや国家債務の膨張が背景
キヨサキ氏は、以前より金、銀、ビットコインの長期的価値に強気であり、これらの資産をインフレヘッジとして保有することを定期的に推奨してきた。
インフレの他には、国家債務の膨張により各国政府が通貨を増刷することで法定通貨1枚あたりの価値が下がる可能性も指摘している。
15日には、「今日の金価格は1オンス4,300ドルだ。2035年までには1オンス35,000ドルに達すると確信している」と超強気見解を示した。現金で貯蓄するよりも「金、銀、ビットコイン、イーサリアム、または原油」に投資することを勧める格好だ。
一方、短期的にはJPモルガンのアナリストは11日、法定通貨の購買力低下のヘッジとして金やビットコインを購入するトレードは減少傾向にあると指摘。利回りを生まない資産を保有する機会費用が両資産を圧迫しているなど要因を分析した。
関連記事:JPモルガン分析、ビットコインの通貨価値切り下げトレード後退が加速
JPモルガンのアナリストは、ビットコインと金を対象とした通貨価値切り下げトレードからの資金流出が加速していると報告した。金現物ETFは6月5日週に約200億ドルの流出を記録している。
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