TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

【追記あり】日本の仮想通貨業界に「楽天ブランド」誕生|みんなのビットコインが商号を正式に変更

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

楽天ブランドが仮想通貨業界に誕生
日本の仮想通貨業界に楽天ブランドが誕生した。先日、みんなのビットコイン株式会社の商号変更を発表していた件で、3月1日にHPのロゴや会社概要が変更されていることが確認された。

楽天ブランドが仮想通貨業界に誕生

3月1日、日本の仮想通貨業界に「楽天ブランド」が誕生した。日本時間12時、商号変更に関する公式プレスリリースを公開している。

楽天は2月13日、楽天グループ傘下で仮想通貨取引所を運営するみんなのビットコイン株式会社の商号を「楽天ウォレット株式会社」に変更、コーポレートロゴも一新することを発表していた。楽天グループは昨年8月、子会社を通じて「みんなのビットコイン」の全株式を買収しており、運営する仮想通貨取引所が楽天グループの傘下になった。

今回、正式に公式HP が、楽天ウォレットに変更されたことが確認されている。

これに伴い、企業概要も以下のように変更された。

会社名:楽天ウォレット株式会社

英文名:Rakuten Wallet, Inc.

所在地:〒158-0094 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号

代表:代表取締役 山田 達也

設立年月日:2016年12月15日

資本金:13億8千万円

事業内容:仮想通貨の販売・交換

新たに「楽天ウォレット」と称号変更した取引所「みんなのビットコイン」は、現サービスを2019年3月31日(日)付で終了。2019年4月から新サービスを開始する予定としており、新サービスの詳細も後日発表するとしている。

また、楽天ウォレット株式会社は、楽天カード株式会社より追加出資を受け、資本金を13億8千万円に増資したことを報告した。

今回の増資による財務基盤の強化により、事業の拡大やサービスの安全性と利便性の向上を図る。

楽天ペイメントの子会社として決済事業の一翼を担う

楽天ウォレット株式会社は、楽天が新事業体制として発表した新組織体制の中で、決済事業を担う「楽天ペイメント株式会社」の子会社となることがわかっている。

注目点として、楽天銀行や楽天証券などが傘下にある「楽天カード株式会社」の子会社ではなく、決済事業に仮想通貨関連企業が振り分けられている点だ。

楽天ペイメント株式会社は、2019年3月18日に新楽天ペイアプリのリリースを予定しており、キャッシュレス決済の統合プラッフォームを公表している。

これまでの、仮想通貨交換業のライセンス取得企業が、取引所の運営を主軸においている状況で、楽天は決済事業を主軸にみていることが予想され、仮想通貨業界における新たな旋風を巻き起こすかもしれない。

経済界も主導する楽天の三木谷氏

なお、楽天の三木谷社長が代表理事を務める一般社団法人「新経済連盟」は2月14日、「暗号資産の新たな規制に関する要望」を金融担当大臣宛てに提出したと、メディア向けプレスリリースで報告した。

新経済連盟は、代表理事の三木谷氏のほか、副代表理事に株式会社サイバーエージェントの藤田晋氏が就任する連盟で、IT分野における(情報通信技術)さらなる戦略的な利活用を軸とした新産業を推進、発展を支えていく上で必要とされる政策や諸制度の環境整備を、民間の立場から政策提言を行う活動を行なっている。

今回の要望提出には、2019年1月にFintech協会と共同で開催し、金融庁「仮想通貨交換業等に関する研究会」報告書をもとにして行われた、「仮想通貨を巡る最新状況と今後の動向」に関する意見交換会を通して収集した会員企業の意見を反映したものだという。

以下の提言内容のなかで特に注目されるのは、藤巻議員も安倍政権に対して国会で主張する「仮想通貨税制における、総合課税から(税率20%の)申告分離課税への変更」に関する提言だろう。

1.投資型ICOについて

 「第一項有価証券」となる対象の明確化

2.決済型ICOについて

  発行体と交換業者の責任の明確化

3.カストディ業務について

  規制対象となる範囲の明確化

4.デリバティブ取引について

  第一種金商業による取り扱いの実現

5.その他(税制について)

  申告分離課税や損益通算等の適用

日本の経済界を代表する「新経済連盟」が、政府の金融担当大臣に直接提言を行なった意義は、極めて大きい。

最新の仮想通貨市況はこちら

仮想通貨リップル(XRP)が急動意した「3つの理由」、ビットコインにも追い風|仮想通貨市況
仮想通貨リップル(XRP)が急上昇した、SWELL最新情報など「3つの理由」を考察。また、株式市場の値動きやイーサリアムのハードフォーク通過が、ビットコイン価格に与えた影響も解説している。
▶️本日の速報をチェック

楽天に関する関連記事

楽天の三木谷氏が代表理事を務める新経済連盟、「仮想通貨規制に関する要望」を金融担当大臣に提出
新経済連盟が、「暗号資産の新たな規制に関する要望」を金融担当大臣宛てに提出したことが明らかになった。仮想通貨の技術や投資視点での発展を目指すための政策提言を行なった。
仮想通貨取引所の運営にとどまらない 「楽天」が目論む自社サービス連携の先には?
楽天ブランドに変更されるみんなのビットコイン株式会社は、銀行や証券が傘下にあるフィンテック分野ではなく、新たに新設されるキャッシュレスペイメント事業に振り分けが行われる。仮想通貨取引所運営に止まらない事業展開の先には?
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者12,000名突破。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
06:45
トランプ氏のメディア企業、「TruthFi」仮想通貨決済サービスの商標出願
トランプ次期大統領が保有するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは今週、デジタル資産取引やその他決済処理サービスのプラットフォーム「Truthfi」の商標出願を行った。
06:25
SECがソラナ現物ETFの審査開始、2025年承認へ期待高まる
米証券取引委員会はソラナ現物ETFの上場申請に関する審査を開始したようだ。SOLは本日8%上昇している。
06:08
トランプ次期政権の仮想通貨諮問委員会、ビットコイン準備金設立の可能性=報道
トランプ次期大統領が提案した仮想通貨諮問委員会は、米国のビットコイン準備金を設置する可能性があると報じられた。
05:45
SOLやXRPが上昇、ゲンスラーSEC委員長の退任確定を受け
仮想通貨のソラナやXRPなど、SECが規制の標的としている銘柄は22日、ゲンスラーSEC委員長の退任が確定したことを受けて大幅に上昇した。
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧