- バイナンス・OKXへの合計55万BTC超の流入は年間平均の約3.5倍
- UTXO損益比率が2019年・2022年の弱気相場底値圏に相当する水準に低下
売り圧力が急上昇
オンチェーン分析プラットフォームのクリプトクアントに登録するアナリスト、ダークフォスト氏は29日、ビットコインが6万ドルを割り込んだ局面でバイナンスとOKXの入金アドレスへの流入量が急増し、2023年の弱気相場以来の水準に達したと報告した。
バイナンスの入金アドレスには22万BTC超、OKXには33万BTC超が流入(入金)し、合計で55万BTCを超えた。バイナンスの年間平均流入量は約6万BTC、OKXは約9万5,000BTCであり、今回の数値は通常水準を大幅に上回る今年最大の流入量となった。
入金アドレスとは、ユーザーが取引所でビットコインを売却しようとする際に、資金をまず送付する先のアドレスを指す。その後、取引所の運用ウォレットに集約される仕組みだ。ダークフォスト氏は「この急激な流入増加は、バイナンスとOKXの多くの投資家の間でパニックが生じたことを示唆している」と分析した。

出典:クリプトクアント
ビットコインは2月以降、6万ドルの水準を初めて試した後、横ばいの値動きが続いている。同氏は「この横ばい局面が投資家を値動きに対してより敏感にさせており、特にレンジの上限・下限付近での反応が大きくなっている」とも分析した。
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UTXO比率も弱気相場水準に
ダークフォスト氏は29日にも別のレポートを公開し、ビットコインのUTXO(未使用トランザクション・アウトプット)損益比率が今回の調整局面に入って以降で初めて、過去の弱気相場に匹敵する水準まで低下したと報告した。UTXOとは、まだ使われていないビットコインの取引出力を指し、各UTXOには取得日・購入価格・数量などの情報が記録されている。
関連記事:ビットコイン、損切り売りが急拡大 アナリストが降参局面と指摘
CryptoQuantのオンチェーンデータを分析するDarkfost氏が、ビットコインのUTXO損益比率が過去の弱気相場底値圏に匹敵する水準へ低下したと指摘。損切り売りの急拡大が降参局面の始まりを示すとした。
損益比率は過去の弱気相場底値圏に相当する水準まで落ち込んでおり、多数の保有者が損失を抱えたまま売却を迫られている段階にあると同氏は指摘した。同シグナルの点灯局面は市場参加者の大多数が関心を失う瞬間と一致しており、過去のいずれの点灯時も長期投資家にとって有利なエントリー機会となっていたという。
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