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カントン開発のデジタル・アセット、資金調達総額が約600億円に拡大

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 新韓・SCベンチャーズが新規投資家として参加
  • a16zクリプト主導の調達ラウンドが総額拡大

調達額が拡大

機関投資家向けブロックチェーン「カントン」を開発するデジタル・アセットは21日、既存の資金調達ラウンドに新韓ファイナンシャルグループとスタンダードチャータード傘下のSCベンチャーズが追加参加したと発表した。同社の公式プレスリリースによると、調達総額は当初の3億5,500万ドルから3億6,500万ドル(600億円相当)に拡大した。

同ラウンドは米VC大手a16zのクリプトファンド「a16zクリプト」が主導し、伝統金融・分散型金融の双方から主要機関が参加した。

韓国最大の銀行グループである新韓ファイナンシャルグループの参加は、デジタル・アセットが先行して発表したハンファとの提携に続くもので、アジア地域での機関投資家向け市場の開拓を強化する。また、スタンダードチャータード傘下のSCベンチャーズは次世代デジタル金融市場のインフラ構築・投資を手がけるベンチャー部門で、グローバル市場での連携効果が見込まれるとしている。

デジタル・アセットの共同創業者でCEOのユバル・ルーズ氏は声明で、「ブロックチェーンの金融市場への導入は、実験から本番運用へと移行する準備が整った機関が主導する」と述べ、新韓とスタンダードチャータードの参加により、グローバルなリーチと市場の専門知識が加わったと語った。

カントン・ネットワーク(Canton)は担保移転・レポ取引・決済・トークン化など規制対応業務をオンチェーンで処理するための、プライバシー機能を備えたパブリック型ブロックチェーンだ。

関連記事:米DTCC、マイクロソフト株など有価証券トークン化の本番稼働を開始

米証券決済機関DTCCは15日、マイクロソフト株や米国債を含む有価証券のトークン化サービスを本番稼働させた。JPモルガンなど約40社が参加し、担保移転やレポ取引をブロックチェーン上で処理する。10月に全面提供を予定する。

DTCC稼働と連携

カントンはすでに主要金融インフラとの連携が進んでいる。

米証券決済機関のDTCC(預託信託清算公社)は15日、傘下のDTC(預託信託会社)が開発した有価証券トークン化サービスの本番稼働を開始した。参加機関は担保移転・レポ取引・株式取引などにトークン化資産を活用でき、決済インフラとしてカントン・ネットワークとDTCCのプライベート型ブロックチェーン「ハイパーレジャー・ベス」のいずれかを選択できるという。

デジタル・アセットは今後、調達資金をカントンのエコシステム拡充・開発者や金融機関との連携強化・ネットワーク成長の支援に充てる方針だ。

解説記事:カントンコイン(CC)とは?将来性・買い方を徹底解説

カントンコイン(CC)は、JPモルガン・ゴールドマンなど大手金融機関が採用するブロックチェーンの暗号資産。特徴・将来性・価格・買い方を解説。国内はSBI VCトレードで取扱い中。

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