- バイナンスの今後の展望
- 仮想通貨取引所バイナンスのCEOであるCZ氏はハッキング発覚直後に予定通りAMAセッションを実施。話題となっていた証拠金取引など今後のサービス展開に関する展望を語った。
バイナンスのCEO、今後の展望を語る
大手仮想通貨取引所バイナンスのCEOであるCZ氏がAMAセッションにて今後の事業展望や計画を示唆。証拠金取引や次の法定通貨取引ペアなどについて言及している。
またほかにも本日発覚したおよそ7000BTC(約45億円)相当のハッキング侵害に関する詳細はこちらから。
今回CZ氏が示唆した新たなサービスは以下の通りである。
- 証拠金取引
- 次の法定通貨取引ペア
- 次のトークンセール(IEO)
- 独自のステーブルコイン
- 上場プロセス
証拠金取引
さらに最近話題となっていた「証拠金取引」開始の噂が本当であると発言。「あと少し」でリリース間近であると述べており、 まずは大口トレーダーを対象に取引を開始して、修正などを加えた後に一般向けに公開していく方針を明らかにした。
すでに内部チームの試用実験は完了している状況だという。
法定通貨ペア
またCZ氏によると次回にバイナンスが提供する法定通貨の取引ペア、および取引所はアルゼンチンとなりそうだ。CZ氏は以前にSNS上で示唆したアルゼンチンがもっとも可能性の高い国であると述べている。
3月にもCZ氏は以下のようにアルゼンチンにおける法定通貨取引ペアの設立に関する可能性を示唆していた。
Guess where we will have a new fiat-to-crypto exchange?😎 https://t.co/li8NAUBMUw
— CZ Binance (@cz_binance) 2019年3月9日
このように述べながらも、CZ氏は各国の規制に則る必要性を強調。「世界一規制を遵守する法定通貨建の取引所」としてのブランディングを確立してから安全な形で規模拡大を図っていくと事業方針を語った。
次のトークンセール
その他にも次のバイナンスのトークンセール・プラットフォームにおけるIEOのタイミングについても言及した。CZ氏によるとすでに複数の候補が選定されており、5月中には対象通貨とトークンセールを行いたいと期待を述べている。
さらに前回導入したBNBの保有期間の短縮化がユーザーから好評で批判のコメントも少なかったことから今後も同様の保有期間を設けると述べた。
ステーブルコイン
またCZ氏は今後バイナンスが独自のステーブルコインを発行する可能性についても言及。
「何が起きるかもしれない」と述べたCZ氏は具体的なコメントはしなかったものの、間接的に今後ステーブルコインを発行するかもしれないと将来性を示唆した。
上場プロセス
バイナンスチェーンで発行された通貨は上場プロセスで優先されるほか、プロモーション活動などにおいてバイナンスからサポートが得られると言及。
バイナンスで上場するメリットとしてジョイントマーケティング、上場の容易性がアップすることなどを挙げた。さらに現在調整中の段階にあるバイナンスDEXでは、既存のバイナンスより取り扱い銘柄を10倍提供していく目標があることが要因だとCZ氏は説明した。