CoinPostで今最も読まれています

Huobiレポート|9/15時点での24h取引高は、前週比-10.8%の約4.7兆円

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Huobi研究所提供の業界研究レポート
Huobi研究所提供レポート。9/9〜9/15の週は、仮想通貨市場の時価総額上位46/100通貨が上昇し、全体時価総額は前週比-0.5%の約28.4兆円に減少した。9/15時点での24時間取引高は、前週比-10.8%の約4.7兆円に。

仮想通貨市場 前週比

  • 仮想通貨上位100通貨の合計時価総額:約$2,629億(-0.5%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が上昇した通貨:SLV(+102.4%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が下落した通貨:NET(-23.8%)
  • 時価総額上位100通貨の9/15取引高:$431.2億(-10.8%)

仮想通貨市場

仮想通貨マーケット概況

2019/9/9〜9/15の仮想通貨市場は、時価総額上位100通貨のうち46通貨の価格が上昇した。Coinmarketcapによると、2019/9/15の時点で時価総額上位100通貨の合計時価総額は、前週比-0.5%となる約2,629億ドル(約28.4兆円)となっている。

その中でも、時価総額が最も上昇したのは+102.4%となったSilverway (SLV)であり、時価総額ランキングは89位にランクアップ。最も時価総額が減少したのはNEXT(NET)であり、前週比-23.8%で、時価総額ランキングは68位となった。

新たに時価総額上位100通貨にランクインしたのは、SLV(89位にランクアップ)、ETP(96位にランクアップ)、SNX(97位にランクアップ)、ABBC(99位にランクアップ)の計4通貨となっていた。

時価総額上位100通貨の中、価格が最も上昇したのは+102.4%となったSLVであり、最も下落したのは-23.8%となったNETだった。

9/15時点で、ビットコイン(BTC)の価格は、前週比-0.8%の10,348ドルとなり、イーサリアム(ETH)は前週比+4.7%の189.8ドルとなった。

図1:時価総額100位以内通貨の変動率トップ5

時価総額トップ100位通貨の取引高

9/15時点で、時価総額上位100通貨の24時間取引高は、前週比-10.8%となる431.2億ドルとなり、内28通貨の取引高が増加。更に、14通貨の取引高が20%以上増加、6通貨の取引高が50%以上増加。最も取引高が増えたのは+950.7%となったMONAだった。一方で、72通貨の取引高が減少。中には31通貨の取引量が20%以上減少、7通貨の取引高が50%以上減少となった。最も取引高が減ったのは-73.2%となったNETだった。

図2:仮想通貨時価総額トップ100位の合計時価総額(左)と24時間の取引高(右、10億ドル単位)

上位10通貨の市場占有率、マーケットシェア

時価総額上位10通貨の時価総額が下落した一方で、市場占有率(ドミナンス)が安定的に推移してきた。

9/15時点で、上位10通貨の時価総額は、前週比-0.4%の2,418億ドルとなり、総時価総額の91.7%を占め、前週比+2.6%となった。

ビットコイン(BTC)の市場占有率(ドミナンス)は、前週比+1.5%となる70.4%となった。

図3:時価総額上位10通貨の市場占有率(マーケットシェア)

図4:時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)の前週比比較

マイニングに関する統計

ハッシュレート

9/9〜9/15の一週間、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)と共にハッシュレートが上昇した。

ビットコイン(BTC)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比+6.0%の86.9EH/sとなり、イーサリアム(ETH)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比+2.9%の181.7TH/Sとなった。

図5:ビットコイン(BTC)ハッシュレートの変化

図6:イーサリアム(ETH)ハッシュレートの変化

ディフィカルティ(難易度)

9/9〜9/15の週に、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)と共にマイニングディフィカルティは増加した。

ビットコイン(BTC)の平均マイニングディフィカルティは前週比+2.6%の11.0Tとなり、イーサリアム(ETH)の平均マイニングディフィカルティは前週比+1.6%となる2,321THとなった。

図7:ビットコイン(BTC)及びイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティ(難易度)

マイニングプールの市場占有率、マーケットシェア

ビットコイン(BTC)

9/9から9/15までに、BTCブロックチェーン上で行われたマイニングのブロック数は、前週比+3.2%となる1,135個となった。ViaBTCのランキングが上昇した一方で、SlushPoolのランキングが下落した。

    ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率、ハッシュレートの順で記載)

  • BTC.comー195個、17.1%、15.5EH/s
  • Poolinー169個、14.8%、13.5EH/s
  • F2Poolー155個、13.6%、12.3EH/s
  • AntPoolー132個、11.6%、10.5EH/s
  • ViaBTCー91個、8.0%、7.2EH/s

図8:ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率(マーケットシェア)

イーサリアム(ETH)

9/9から9/15までの間に、イーサリアム(ETH)ネットワークで生成されたブロック数は前週比+5.0%となる48,101個となった。

    イーサリアム(ETH)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率の順で記載)

  • SparkPoolー13,596個、27.5%
  • Ethermineー10,879個、22.0%
  • F2pool_2ー5,858個、11.8%
  • Nanopoolー5,082個、10.3%
  • Zhizhu.topー2,326個、4.7%

図9:ETHにおけるマイニングプールの市場シェア

アクティビティデータ

ビットコイン(BTC)

9/9〜9/15の週に、ビットコイン(BTC)のブロックデータサイズとブロック毎のトランザクション平均数と共に減少した。

blockchain.infoによると、9/9から9/15までの間にビットコイン(BTC)のブロックデータの平均サイズは前週比-7.7%の0.95MBとなり、ブロック毎のトランザクション平均数は前週比-11.4%となる1,947回となった。

図10:ビットコイン(BTC)のブロックデータ及びトランザクション平均数

イーサリアム(ETH)

etherchainによると、イーサリアム(ETH)のブロック毎のトランザクション平均数は前週比-6.6%となる106.4回となった。イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズは前週比-4.8%の18,290bytesとなった。

図11:イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズ及びトランザクション平均数

Huobiについて

Huobi は2013年の創業以来、顧客数·取引量共に世界トップレベルの取引所として、130か国以上のお客様にサービスを展開してきております。

2018年、BitTrade(仮想通貨交換業者関東財務局第00007号)を傘下に安心・安全・顧客本位の金融サービスを日本の顧客に提供いたします。

Huobi研究所

Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的とした、より高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明(Hubery Yuan)氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。

Huobi研究所の理念として、「ブロックチェーンのエコシステムを構築し、より良い未来に貢献する事」を掲げております。

Huobi Japan公式アカウント

Twitter:https://twitter.com/HuobiJapan?lang=ja

Blog:https://blog.huobi.jp/

Facebook:https://www.facebook.com/huobi.Japan.ex

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCpWnfmrT6qyTtkdgZJgNn4w/

※注意事項

今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。

仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

Huobiレポート|Githubコミュニティでイーサリアムのコード更新が頻繁に(12/12〜12/19)
世界有数のHuobi研究所提供。1000BTC以上の大口取引は、前週1143回から1037回へと微減。Githubコミュニティでは、ETHのコード更新が頻繁に行われており、3週連続で大量の更新があった。
「休眠状態のビットコイン」数量と相場の相関性を考察|Huobi研究所が10年間のBTCデータを分析
Huobi研究院のデータによると、永久紛失したBTCは大凡200万〜300万があり、BTCトータル数量の12%〜18%だと予測されている。BitcoinTalkから見れば、10年間に渡り、bitcoinがヒットワードランキングのトップ1となった。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/05 日曜日
12:00
Phantomウォレット使い方、ソラナを使ったポイ活(エアドロップ)の始め方・セキュリティ対策
この記事ではソラナの主要なPhantomウォレットで、暗号資産(仮想通貨)のポイ活(エアドロップ)の始め方。リスクと安全対策を解説します。新規ウォレットの作成方法から、詐欺の事例、セキュリティ対策までを網羅。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|個人マイナーのBTC採掘成功に高い関心
今週は、仮想通貨ビットコインについて、個人マイナーのブロック生成成功、米マイクロストラテジーの買い増し、ARKのキャシー・ウッドCEOによる価格予想に関するニュースが最も関心を集めた。
05/04 土曜日
19:00
「Web3.0 - 分散型テクノロジーの未来」Gavin Wood(ギャビン・ウッド)氏講演レポート
この記事では、Gavin Wood(ギャヴィン・ウッド)氏の「Web3.0 - 分散型テクノロジーの未来」東京大学とMbSC2030共済の講演をレポート。社会での「真実」と「信頼」の役割や分散型社会の構築についての洞察、CBDCや経済分散化の討論を紹介します。
16:00
FXの「スワップポイント」とは|概念や特徴、おすすめ運用方法も解説
スワップポイントとは、2カ国間の通貨の金利差によって発生する利益または損失のことを指します。ポジションを保有する日数に応じて毎日発生し、仮想通貨のパッシブインカムに似たインカムゲインを期待できます。
12:00
米ブロック社1Q決算発表、DCAでビットコインを毎月購入へ
米ブロック社は2024年第1四半期(1~3月)の決算を報告。ビットコイン製品収益の10%で毎月ビットコインを購入する戦略も発表した。
12:00
ドージコインとシバイヌ 国内取引所の選び方・買い方、投資のポイント
代表的なミームコイン、ドージコイン(DOGE)とシバイヌ(SHIB)を取り扱う、おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所を紹介。購入方法や今後の注目点、投資に役立つ詳細を解説。
10:00
「ソラナは第3の主要仮想通貨になる」フランクリン・テンプルトン見解
フランクリン・テンプルトンは、仮想通貨ソラナについてのレポートを発表。ビットコインとイーサリアムに続く第三の主要トークンになるとしている。
09:00
M・セイラー氏、ETHやSOLは有価証券であると主張
仮想通貨ビットコインを大量保有するマイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は、イーサリアムなどのアルトコインは証券に該当すると主張。それらの銘柄の現物ETFは米国で承認されないだろうと述べている。
07:50
GBTCに約100億円の資金、1月デビュー以来初の純流入 
GBTCはローンチ以来78日連続ですべて純流出だったが、今回はデビュー以来初の純流入となった。
06:30
米4月予想外の失業率上昇、ビットコイン63000ドル台回復
仮想通貨ビットコインは4日、米国の4月雇用統計結果が予想を下回ったことでドル安が進行し、NYダウなどの主要株価指数の上昇に連動して63,000ドルの大台を回復した。
05/03 金曜日
16:00
FSL開発の次世代ブロックチェーンMMOゲーム「Gas Hero」とは
Gas Hero(ガスヒーロー)とは、日本でもブームになったフィットネスアプリ「STEPN」を生み出したFind Satoshi Lab(FSL)が開発・運営し、2024年1月3日にリリースされたNFTゲームです。エコシステムの暗号資産(仮想通貨)はGMTを基盤としています。
15:00
コインベースQ1決算報告、総収益は前期比72%増の2500億円
米大手仮想通貨取引所コインベースは、2024年第1四半期(1月~3月)の決算報告書を公開。総収益は前期比72%増の16億3,700万ドル(2,507億円)で、前年同期の7億7,200万ドルと比較すると2.12倍と好調な滑り出しとなった。
14:20
金融大手BNPパリバ、ブラックロックのビットコイン現物ETFへの投資が判明
金融大手BNPパリバがブラックロックのビットコイン現物ETFを購入していたことが分かった。ブラックロックは今後新たな流入の波を予測している。
12:00
ビットコインおすすめ取引所、手数料・スプレッド・積立・レンディング機能など徹底比較
暗号資産(仮想通貨)ビットコインの売買や送金におすすめの国内取引所について、メリットとデメリットを徹底比較。手数料・スプレッド・送金速度、セキュリティ、積立・レンディング機能などを調査しました
09:50
ソラナのゲームプラットフォーム「GameShift」、グーグルクラウドと提携
仮想通貨ソラナの開発を行うソラナラボは、独自Web3ゲームプラットフォーム「GameShift」とグーグルクラウドの提携を発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア