はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

FOMCで政策金利現状維持、ビットコイン一時59000ドル台回復

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金利据え置き

米FOMC(連邦公開市場委員会)は日本時間5月2日早朝に開催した定例会合で、政策金利の据え置き(5.25-5.5%)を発表した。金利の現状維持は6会合連続となった。

会合後にパウエルFRB議長は記者会見で、「インフレ率が持続的に2%に向かっているという確信が得られるまでは利下げをすることは適切でないと考えている」と述べ早期利下げに慎重な姿勢を見せたが、「次に利上げの可能性は低い」とも述べ、事前に懸念されていた追加利上げの可能性を後退させ市場に安堵を与えた。

また、議長が「米経済は成長もしくはインフレでスタグフレーションは想定していない」とコメントし、スタグフレーションへの懸念を後退させたことなどを受け、仮想通貨ビットコインは一時59,000ドル水準を回復した。現在は58,147ドルで取引されている。

  • ビットコイン(BTC):57,341ドル -4.5%
  • イーサリアム(ETH):2,937ドル -1.3%
  • ソラナ(SOL):131.5ドル +4.9%

「スタグフレーション」とは、米国経済が失速し、失業率が上昇すると同時にインフレ率も高くなる状況を指す。

MarketWatchによると、LPLファイナンシャルのチーフ・グローバル・ストラテジストであるクインシー・クロスビー氏はメールでのコメントで、「ディスインフレーションの進行を評価し、利下げの開始時期を決定するためにより多くの時間が必要であることと引き換えに、予想以上に量的緩和の縮小を緩やかにすることで市場に流動性を提供した」と話した。

また、ブルームバーグによると、インディペンデント・アドバイザー・アライアンスのクリス・ザッカレリ最高投資責任者は「パウエル議長はタカ派的な記者会見を行わなかっただけでなく、ハト派的になるよう細心の注意を払った。予想を上回るインフレ(3月のCPIやPCE)から予想を下回る経済成長率(3月のGDP)まで、あらゆる場面でデータの明るい面に目を向け、FOMCが利下げから利上げに舵を切ろうとしているとの見方を否定した」とコメントした。

今朝のドル円はパウエル議長のコメントなどを受け大幅安となり、一時154.76円まで値を下げた。急激な変動から政府と日銀による為替介入の思惑は再び浮上している模様だ。

関連仮想通貨全面安、地合い悪化と香港ビットコインETFの思惑買い剥落で

伝統金融 *5/2(木)

  • NYダウ:37,903 +0.23%
  • ナスダック:15,605 +0.33%
  • 日経平均:38,274 -0.3%
  • 米ドル/円:154.9 +0.12%
  • エヌビディア:830ドル -3.93%
  • アップル:169.3ドル -0.6%

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

関連イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

関連ソラナ(SOL)おすすめ取引所、手数料・ステーキング・出庫機能を徹底比較

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/15 土曜日
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
05:50
ストラテジーのセイラー会長、6900億円相当のビットコイン売却の噂を否定
ストラテジーのマイケル・セイラー会長が47000BTCの売却憶測を否定した。オンチェーン上の動きは保管業者の入れ替えによるもので、実際に購入ペースを加速させていると説明。
11/14 金曜日
21:20
CourtYard(コートヤード)でトレカをNFT化|使い方を初心者向けに徹底解説
トレーディングカードをNFT化して取引できるCourtYard(コートヤード)の使い方を解説。アカウント開設からPolygon上での取引方法、ガス代準備、リスクまで初心者向けに図解で詳しく紹介します。
21:00
ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説
ビットコインウォレットの種類や違い、安全な選び方を徹底解説。ハードウェア・ソフトウェアの比較からアドレス作成、セキュリティ対策まで初心者にもわかりやすく紹介します。
17:19
米ビットコイン現物ETF、過去2番目の規模の純流出 リスクオフが加速
11月13日、ビットコイン現物ETFは8.7億ドル(約1,340億円)の純流出を記録し、過去2番目の規模に。イーサリアムETFも3日連続で流出。FRB当局者の慎重発言を受け、仮想通貨と米国株が同時に下落。専門家は健全な調整との見方も。
16:46
Aptos Labs CBOが語る日本戦略|独占インタビュー
Aptos Labs CBO Solomon Tesfaye氏独占インタビュー。日本の大手金融機関との協議、ステーブルコインUSD1の展開、グローバル戦略を語る。
16:32
ビットコインのみ投資へ 欧州初のルクセンブルク国家ファンドがETF経由で1%配分
ルクセンブルク財務相が、国家ファンドFSILが他の仮想通貨ではなくビットコインのみに1%配分したことを明言。欧州初の国家レベルでのビットコイン投資となる。
15:06
ヴィタリック、分散化の原則を強化する「トラストレス宣言」を発表 中央集権化に警鐘
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏らが「トラストレス宣言」を発表。検証可能性や検閲耐性など6つの核心要件を定義し、利便性優先による中央集権化リスクに警鐘を鳴らした。トラストレスこそがイーサリアムの本質であり、信頼できる中立性を達成する唯一の方法だと強調している。
15:06
JPYC、米サークル社オンチェーンFX網のパートナー通貨に採択
JPYCが米CircleのオンチェーンFX網「StableFX」で日本円パートナーに採択。USDCとの即時交換に対応し、国際送金・決済インフラで円建てステーブルコインの役割が拡大する見通し。
13:35
日本円ステーブルコインJPYC、発行額2億円突破
JPYC株式会社は、日本円建ステーブルコイン「JPYC」の累計発行額が2億円を突破したと発表。正式発行から約18日間での達成。保有者数は約3.1万人に達し、JPYC EXの口座開設数も6,000件に到達した。
11:57
「ビットコイン、株高に反応鈍く下落時は増幅」Wintermuteが非対称性を指摘
Wintermuteの最新レポートによると、ビットコインはナスダック指数と0.8の高相関を維持するも、株高局面で反応が鈍く下落時のみ敏感に連動。この負のスキューは2022年以来最高水準で、通常は市場底値圏で見られるパターン。資金の株式市場シフトと流動性低下が背景に。
11:49
大手銀BNYメロン、ステーブルコイン準備金のためのMMFを立ち上げ
大手銀BNYメロンがステーブルコイン発行者向けのマネー・マーケット・ファンド「BSRXX」立ち上げを発表。ジーニアス法対応の準備金ファンドとなる。
11:04
21シェアーズ、仮想通貨指数ETF2本を米国上場 投資会社法適用は米国初
21シェアーズが投資会社法(1940年法)準拠の仮想通貨インデックスETF2本を米国で上場。TTOPとTXBCは、ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど主要デジタル資産への分散投資を提供。機関投資家向け「ゴールドスタンダード」のETF構造を採用。
10:33
ビットコインが今月3度目の10万ドル割れ、フラッシュクラッシュ後の資金戻り鈍化
ビットコインは今月3度目となる10万ドル割れを記録し、低調な値動きが続いた。背景には、FRBが利下げに慎重な姿勢を示していることに加え、東証などを運営する日本取引所グループ(JPX)が仮想通貨トレジャリー企業に対して規制を示唆する報道が流れ、市場心理を冷え込ませたことが挙げられる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧