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元ゴールドマンサックス社長:近い将来ビットコインではない新たなグローバル仮想通貨が誕生する

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

グローバルな仮想通貨の誕生
Gary Cohn氏は、ビットコインの電力消費やトランザクション処理問題によってマイナーやユーザー達に過度なコストを負わせている現状があるが、近い将来よりシンプルなグローバルな仮想通貨が誕生するだろうと言及しました。

今年の三月にトランプ政権における主席経済顧問を辞任した元ゴールドマンサックス社長Gary Cohn氏(以下、Cohn氏)が火曜日にCNBCのインタビューで以下のように述べました。

「私はビットコインの信者でないが、ブロックチェーン技術を信じている。マイニングコストや電気コストに左右されずに済む、よりシンプルでグローバルな仮想通貨が近い将来誕生するだろう。現在のビットコインの仕組みに比べて、どう作られるのか、どのように動くのか、或いはどう使われるのかがより理解されやすくなるだろう。」

ビットコインはブロックチェーン技術により、安全かつ永久的なP2Pトランザクションを実現させた反面、その莫大な取引量によりマイナーやユーザーたちに過度なコストを負わせてしまっている現状があり、大量の電力消費 も大きな問題となっています。

また、Cohn氏は、同インタビューで先日ゴールドマンサックス(以下、GS社)によるビットコイン先物取引の提供決定に関して、このように答えました

「GS社は全ての株主の利益を優先した行動を取るべきだ。」

同社は米国時間5月2日にビットコインの先物取引事業へ参入することを明白にしましたが、社内のビットコイン・トレード部門の設立に任命されているRana Yared氏は

「ビットコイン部門の中でも、今ビットコイン関連商品の提供に対して、不信感を抱いている社員も多くいる」

と、仮想通貨のもつ将来性と全面的信頼が未だ一致しないようです。

一方で、ここ二年間、米国の金融商品取引所CMEやCBOIは既にGS社に先立って、ビットコイン先物取引の開始で大きな注目を集めています。こんな気候において、GS社はいずれ、米国のSECの承認次第、ビットコインに止まらず、人気アルトコインの現物取引も期待できるでしょう。

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