CoinPostで今最も読まれています

XRP(リップル)で小売業決済が可能に、App StoreとGoogle Playでアプリ対応

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRP決済が可能に、App StoreとGoogle Playが対応
XRPL Labsが、App StoreとGoogle Play StoreでXRP決済を可能にするリテール用アプリ「XRPayments」をローンチした。ポイントオブセールスで小売業者がXRPを受け付けることができる。

XRP決済が可能に、App StoreとGoogle Playが対応

Ripple社が投資するスタートアップXRPL Labs社が、App StoreとGoogle Play StoreでXRP決済を可能にするリテール用アプリ「XRPayments」をローンチした。これによりXRP加盟店やユーザーが一気に拡大すると期待されている。

iOSおよびAndroid対応で、互換性のあるデバイスを即座にPOSシステム(販売時点情報管理)に変換するため、小売業者はXRP決済に対応できるようになる。また通貨コンバーター内蔵で、事実上世界中のユーザーが即座に法定通貨からXRPへの変換を計算できるなど利便性も高い。アプリは両ストアから無料でダウンロードできる。

このアプリの特徴のひとつは、送金額を送金者が自分で入力する点だ。送金額を利用する通貨で入力するとXRPに変換される。これに対し、送金する仮想通貨の金額が自動入力される他の多くのアプリと比較すると「利便性が低い」というSNSユーザーからの指摘があった。XRPL Labs社の創設者であるWietse Wind氏は金額の自動入力機能をあえて省略した理由について、「自動入力では100%顧客をサポートすることができないため」と、ユーザーサポートを最優先するスタンスを示した。

「XRPL DEX」との統合やSkypeとの提携の可能性も

Wind氏によると、XRPaymentはオランダで開催されるXRPのミートアップで利用されるという。また将来的に同アプリを「XRPL DEX」と統合し、マーチャントが直接法定通貨をIOUに変換できるサービスの開始も視野に入れていることを示唆した。

Ripple社およびXRPベースのプロジェクトを手掛ける著名開発者でもある同氏は、投げ銭サービスとして知られる「XRP Tip Bot」の開発にも携わった。これは相手のXRPアドレスを知らない場合でも、TwitterのアカウントからXRPを送金することが可能になるという画期的なサービスだ。直近では「Microsoft outlook」での利用も可能になるなど、XRP少額決済ツールとして注目を集めている。

さらには「XRPコミュニティがSkypeクレジットやその他の有料オプションに仮想通貨決済を利用できるようにするために、XRP Tip Botを介してXRPを採用するようSkypeに求めている」との意見が増えており、スカイプ運営側は仮想通貨の採用を前向きに検討しているとされた。

3つのXRPプラットフォームも開発中

XRPL Labsは今年1月にオランダで設立されたばかりの「コラボレーティブ・プロジェクト」で、翌月のシードラウンドではRipple社の投資部門であるXpringから資金を調達した。金額は非公開だが、今後2~3年にわたりXRPL Labsが開発に専念できるのに十分な金額だと推測される。

同社は現在、以下の3つのXRPプラットフォームも開発中だ。

  • ユーザーがモバイルデバイスで自分の資金にアクセスし、XRPを送受信できるようにする署名プラットフォーム
  • XRPホルダーがコールドウォレットを作成・管理できる安全なアプリ、モバイル・コールドストレージ・オペレーティングシステム
  • サードパーティの仲介者なしで、ユーザーがXRPを交換できるWebベースの分散型交換所

このように「XRPayments」を筆頭に実利用範囲がますます広がっていくことから、今後もXRPL Labsの活躍に期待したい。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/14 火曜日
12:36
CPI控えビットコイン様子見基調、縮小するコインベース・プレミアムが示唆するものは
暗号資産(仮想通貨)市場では命運を握る15日のCPI(米消費者物価指数)発表を控えポジション調整の動きが散見された。一部アナリストは、コインベース・プレミアムの縮小を根拠にエントリーのタイミングを見計らっている。
11:30
OpenAI、生成AIの革新的ニューモデル「GPT-4o」公開
ChatGPT開発で知られるOpenAIは「GPT-4o」と呼ばれる新たなAIモデルを公開した。音声、画像も入出力可能で、人間とより自然なやり取りができる。
10:47
R・キヨサキ氏、仮想通貨に関するBRICSの動向に注目
『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキは、BRICSによる金を裏付けとする仮想通貨発行の噂に注目していると指摘。ビットコイン・金・銀への投資を推奨した。日本では、老後4000万年問題が取り沙汰されている。
09:50
中国の警察、仮想通貨による400億円以上の違法取引を摘発
中国吉林省の警察は、仮想通貨を使用して400億円規模の違法な人民元・韓国ウォン取引を行っていた疑いで犯行グループを摘発した。
08:45
ArbitrumとBase利用のレイヤー3チェーンDegen Chain、24時間以上稼働停止
「Degen Chain」という仮想通貨イーサリアム系のレイヤー3ネットワークは、24時間以上トランザクション処理が停止している。このブロックチェーンはArbitrumとBaseを利用している。
08:00
Jupiterローンチパッド投票第三弾、deBridgeなどが参加
仮想通貨ブリッジサービスのdeBridgeは今回の有力候補とされている。これまで20億ドル相当のブリッジボリュームを記録し500万ドル以上の手数料を徴収してきた。
07:26
トランプ前大統領、10億円相当の仮想通貨を保有か
米トランプ前大統領が10億円相当の仮想通貨を保有していることなどを公表し、Arkhamが著名人の所有額を比較。同氏はミームコインのTRUMPの次にイーサリアムを多く保有している。
06:40
エルサルバドル、ビットコイン保有の追跡サイトを公開
同国は現在5,749.76 BTCの仮想通貨ビットコインを保有しており、565億円に相当する金額だ。
06:20
GameStop株やミームコインが暴騰
仮想通貨市場では「GMCIミーム指数」は、301.1で7.67%上昇。GMEミームトークンは前日比で1,200%以上高騰した。
05/13 月曜日
15:05
リップルCEO「米国政府は、ステーブルコインUSDT発行企業のテザー社を標的にしている」
リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOはインタビューで、米国政府がステーブルコインUSDTの発行企業テザーに監視の目を強めていることを注視していると語った。
14:32
ユニスワップ創設者ら、SECの仮想通貨規制はバイデンの大統領選に悪影響と指摘
ユニスワップの創設者らは仮想通貨業界に対する米SECの姿勢を批判し、大統領選で現職バイデン氏の再選に不利になる可能性を示唆した。
12:18
JPモルガン、ビットコイン現物ETFの保有が明らかに
米JPモルガンはSECへ提出した書類の中で複数社のビットコイン現物ETFへの投資を報告した。ダイモンCEOはBTCに対して懐疑的な姿勢を保っている。
12:17
冴えない動きの続くビットコイン、15日にCPI控え様子見基調
暗号資産(仮想通貨)相場では、15日にCPI(米消費者物価指数)を控える中、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)相場の様子見基調が強まっている。売り優勢の局面を打開できずにいる。
05/12 日曜日
11:24
来週のビットコイン相場はPPIとCPIに注目、ネガティブならチャネル下限試すシナリオも|bitbankアナリスト寄稿
GW明けのビットコイン(BTC)相場をbitbankのアナリスト長谷川氏が分析。ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ前大統領の異例発言に高い関心
今週は、米フランクリン・テンプルトンによる仮想通貨ソラナのレポート発表、ビットコインの累積トランザクション数の10億件到達、ドナルド・トランプ氏による異例の発言に関する記事が最も関心を集めた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア