はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

OpenAI、生成AIの革新的ニューモデル「GPT-4o」公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

テキスト、音声、画像を入出力可能

生成AI(人工知能)「ChatGPT」開発で知られるOpenAI(オープンAI)は13日、GPT-4oと呼ばれる新しいAIモデルをリリースした。

本物の人間のように聞こえる、抑揚ある音声会話が可能であり、テキスト、音声、画像のあらゆる組み合わせを入力として受け入れ、テキスト、音声、画像の様々な形式で応答を出力することができる。

ユーザーによる音声入力には、わずか約0.2~0.3秒程度で反応する。これは人間の会話における反応速度と同程度だ。また、ChatGPTが話している間にさえぎることで答えの生成を中断することも可能である。

OpenAIのリサーチャーによれば、こうしたことは、これまでのAI音声アシスタントでは再現が難しかった現実の会話の特徴だ。

OpenAIのサム・アルトマンCEOは、GPT-4oについて「映画に出てくるAIのような気がする」「コンピューターと話すことは、これまで私にとって決して自然には感じられなかったが、今では自然に感じられる」と述べた

確かに、公開されたデモンストレーションでユーザーのリクエストに応えて話し方の抑揚を変えたり、ジョークに笑ったりする様子は本物の人間の音声のようだ。

現在、すべてのユーザーがテキストおよび画像機能について、GPT-4oを使用することが可能となっている。無料ユーザーも限定アクセスができる形だ。今後数週間で、OpenAIは有料版に、新たなAI音声や画像認識機能などを追加していく。また、利用料は半額になるという。

なお、OpenAIによると、「GPT-4o」の「o」は、「すべての」「あらゆる」などを表わす英語の接頭辞「omni(オムニ)」の意味である。様々な能力を持つことを示唆しているとみられる。

関連: 文章から緻密な動画を自動作成──OpenAIが新ツール「Sora」を発表

ChatGPTとは

ユーザーの質問に対し、人間との会話感覚で回答を得られるように設計された対話型のAI言語モデル。コンテンツ制作、レポートの作成、ソフトウェアコードの設計など用途は多岐に渡る。

▶️仮想通貨用語集

子守唄や、カメラ画像の説明も

デモンストレーションでは、GPT-4oの様々な使い方が公開されている。例えば、以下のような機能が披露された。

  • 二つのGPT-4oがやり取りし、メロディをハモる
  • 同時通訳
  • 子守唄や囁き声
  • バースデイソングを歌う
  • じゃんけんをする
  • カメラに映った街の画像を説明する
  • 数学の問題の解き方を教える

関連: イーロンがOpenAIを提訴 ワールドコイン急落

リスクへの対処

OpenAIによると、GPT-4o開発では、テキスト、視覚、音声にわたる単一の新しいAIモデルをエンドツーエンドでトレーニングした。形式に関わらず、すべての入力と出力を同じニューラルネットワークによって処理することを実現している。

また、OpenAIは、GPT-4oの音声モードには様々な新たなリスクがあることを認識しているとも述べた。今後数週間から数か月かけて、技術インフラなどの他、必要な安全性について取り組んでいくとしている。

すでに、社会心理学、偏見と公平性、誤情報などの分野で70人以上の外部専門家チームとリスクを確認する作業を行い、安全性を向上させたとも説明している。今後も、新たなリスクが発見され次第、それを軽減していく計画だ。

関連: ワールドコイン開発元、OpenAIらとの提携を検討か=報道

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
16:38
予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も
予測市場カルシが2ヶ月で評価額2倍超の110億ドルで10億ドル調達。取引量は10月に過去最高の44億ドルを記録。競合ポリマーケットも120億〜150億ドルでの追加調達を協議中で、予測市場への投資が加速。
16:33
暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税が実現したら?押さえておきたい税務のポイント|Aerial Partners寄稿
仮想通貨の申告分離課税が現実味を帯びてきた今、投資家が知っておくべき税制変更のポイントを解説。税率の一定化、損益通算、特定口座の導入可能性など、制度導入後の注意点と準備すべきことをわかりやすく紹介します。
16:10
CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧