ビットコイン投資の始め方
「ビットコインを買ってみたいけど、どこで買えばいい?」「難しそうで失敗したらどうしよう…」
そんな不安を抱えていませんか?実は、スマホと本人確認書類があれば、最短当日・500円からビットコイン投資を始められます。
本記事では、CoinPost編集部が実際に口座開設から購入まで検証した手順を、スクリーンショット付きでわかりやすく解説。初めての方でも迷わず、安心して一歩を踏み出せます。
目次
- ビットコインとは?投資対象として注目される理由
- 【比較表】初心者におすすめの取引所3選
- 【図解】ビットコインの買い方
・取引所の口座開設
・本人確認(eKYC)
・投資資金を入金する
・ビットコインを購入する - 失敗しないために知っておくべき知識
・販売所と取引所・レバレッジの違い
・販売所 vs 取引所:購入コスト試算
・初心者が押さえておくべき投資の心構え
・セキュリティ対策(二段階認証)
・税金・確定申告の注意点
・ビットコインの保管方法 - おすすめ取引所の詳細スペック
- よくある質問(FAQ)
ビットコインを買ってみたい方へ
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ビットコインが投資対象として注目される背景
ビットコインは2009年に誕生した、世界初の分散型デジタル通貨です。政府や銀行といった中央管理者に依存せず、ブロックチェーン技術を用いて安全に価値をやり取りできる仕組みを実現しました。
発行上限は2,100万BTCに固定され、約4年ごとに新規発行量が半減(半減期)する希少性から「デジタルゴールド」とも呼ばれます。現在では世界最大の暗号資産として、資産保全や決済手段に活用が広がっています。
ビットコインの主要データ
BTC/円 長期チャート(bitFlyer) 出典:TradingView- 現在価格:約1,400万円
- 時価総額:約277兆円(市場順位:1位)
- 過去最高額:約1,979万円(2025年10月)
- 発行量:1,991万BTC(最大2,100万)
- インフレ率:年率約0.85%(2024年半減期後)
- セキュリティ:マイニング(PoW)による分散型検証
- *2025年11月25日時点、
データ元:コインマーケットキャップ
ビットコインの革新性:デジタル上で「所有権」を移転
ビットコインを送ると、送り手の手元から完全になくなり、受け取り手だけが所有者になります。世界中の参加者がこの取引を同時に記録・検証するため、政府や銀行がなくても信頼性が保たれています。詳細:ビットコインの技術・言語・開発体制
ビットコイン市場の注目点と投資期待
強み:インフレヘッジ性とグローバルな採用拡大
法定通貨の価値下落に備えるインフレヘッジ資産としての位置付けが一段と強まっています。2024年には米国で現物ビットコインETFが上場し、機関投資家の参入が一気に拡大。海外企業を中心に財務としてBTCを保有する動きも進み、需給の安定化につながっています。さらに、国家・自治体レベルで準備資産としての活用が進み、金(ゴールド)に近い「価値保存手段」としての評価が高まっています。
詳細:ビットコインの将来性分析2025
リスク:ボラティリティと規制・マクロ要因
ビットコインは金利動向やドル指数などマクロ経済の影響を強く受ける場合があり、短期的な価格変動(ボラティリティ)はまだ大きいのが現状です。さらに、各国の規制環境や税制整備の遅れ、ETF市場での資金フロー反転といった制度面の不確実性も無視できません。供給面では、マイニング採算の悪化やトレジャリー企業による売却が市場に重しとなるリスクがあります。
おすすめビットコイン取引所の比較表
| 取引所 | ポイント | 取引方法 | 取引所手数料 | つみたて | ステーキング | レンディング | 最低取引単位 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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*2 2024年1月〜2025年4月のJVCEA統計情報自社調べ
*3 指値注文で市場に流動性を提供した利用者(メイカー)に、取引所が手数料の代わりに報酬を支払う仕組み。
*CoinPostからの申込限定、500円以上の暗号資産の購入者が対象
関連:仮想通貨取引所の比較
ビットコインの買い方
ビットコインの購入の始め方は、取引所の口座開設、本人確認、入金、そして購入の4ステップです。スマートフォンと本人確認書類があれば、早ければその日のうちに購入を始められます。必要書類の準備や各ステップのポイントについて説明していきます。
口座開設に必要なもの
今回は、コインチェックを例に、口座開設手順をご案内します。事前に以下の書類や環境をご用意ください。
- 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、パスポート、運転経歴証明書のいずれか)
- スマートフォン(アプリ操作用)
- SMSが受信可能な電話番号
- メールアドレス
- 安定したインターネット接続環境
今回はマイナンバーカードを用いて本人確認を実施します。電子証明書の有効期限や署名用パスワード(英数字6〜16桁)も事前に確認しておきましょう。
ステップ1:仮想通貨取引所の口座開設
- メールアドレスを入力し、届いた認証メールのURLをクリック
- ログイン後、重要事項の承諾に同意
以上でアカウント作成が完了します。
※2025年4月時点では、日本国内在住の18歳以上〜74歳以下の方が対象です。
メールアドレス・パスワードの登録からアカウント開設まで、数分の簡単な作業です。
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ステップ2:本人確認(eKYC)
Coincheckでは、以下の2つ方法でオンライン上で本人確認(eKYC)が可能です。:
- 撮影方式:書類3面+自撮り動画を提出
- かざして確認:マイナンバーカードをスマホで読み取り
ポイント:スマートフォン(NFC対応)とマイナンバーカードの組み合わせなら、最短当日で審査完了するため、迅速に取引を始められます。
以下はマイナンバーカードを使った場合の手順です。
- 電話番号を入力し、SMS認証を実行
- 国籍を選択
- 提出書類として「マイナンバーカード」を選択
- スマートフォンでICチップを読み取り
- 基本情報および銀行口座情報を入力

公的個人認証サービスの場合 出典:国税庁
自撮りの必要がなく、カードをスマホにかざすだけで本人確認が完了します。 マイナンバーカードを持っているなら迷わずそちらを使いましょう。
審査時間の実績:編集部の検証では、わずか数分で本人確認が完了しました。通常は数時間〜1営業日程度で完了しますが、混雑状況によっては2〜3日かかることもあります。
よくある質問と注意点
本人確認が完了するまでは暗号資産の購入・売却はできません。早めにeKYCを済ませることで、スムーズに取引を始められます。
- SMSコードが届かない:
電話番号の入力ミスや、SMS受信拒否設定が原因の可能性があります。
※通信状況やスマートフォンのフィルター設定をご確認ください。 - 署名用電子証明書パスワードが不明:
6〜16桁の英数字が必要です。
※パスワードを忘れた場合は、自治体窓口または一部コンビニ端末、専用アプリで初期化手続きが可能です。 - KYC(本人確認)は早めに:
メールアドレスや基礎情報の登録だけでは、すぐにビットコインを売買することはできません。KYC(本人確認)までは最低限済ませておき、できれば開設した口座に「日本円」を入金しておきましょう。
ステップ3:投資資金を入金する
本人確認が完了したら、いよいよ資金を入金します。 ビットコインは100円や500円から購入できるので、まずは少額から始めてみましょう。最初は「いくら入金すればいいんだろう」と悩む方もいるかもしれませんが、とりあえずCoincheckやbitbankで1,000円から始めるのもおすすめです。
主要取引所の最低購入と入金金額
| 取引所 | 日本円 最低入金額 |
暗号資産 最小購入額 |
特徴 |
|---|---|---|---|
| 1,000円 | 500円相当額 | 国内最大級、初心者向け | |
| 1,000円 |
0.00000001 BTC 0.1円相当額 |
SBIグループの総合力・信頼性 | |
| なし |
0.00000001 BTC 0.1円相当額 |
24時間365日日本円即時出金 |
*販売所の場合:金額はビットコイン価格により変動
まずは操作に慣れるためにも、最低金額から始めるのもよいでしょう。500円でも立派な投資です。慣れてきたら徐々に金額を増やしましょう。
Coincheckの入金方法
Coincheckでは、日本円の入金に以下の3つの方法を用意しています。ここでは、特に利用頻度の高い「銀行振込」と「クイック入金」について解説します。
- 銀行振込(おすすめ):手数料無料(振込手数料のみ自己負担)
- クイック入金:即時反映/手数料770円(3万円未満)〜
- コンビニ入金:即時反映/手数料770円〜
1:ウォレット画面から入金メニューを選択
Coincheckアプリにログイン後、「ウォレット」画面の「日本円を入金」ボタンをタップします。次に、入金方法として「銀行振込」または「クイック入金(Pay-easy)」を選びます。
2:銀行振込による入金
- 「銀行振込」を選択すると、GMOあおぞらネット銀行または楽天銀行の振込先情報が表示されます
- 入金先口座に、登録ユーザー名義で振込を行います
注意:振込名義とCoincheckの登録名義が異なる場合、入金が反映されない可能性があります。
3:クイック入金(Pay-easy)
- 「クイック入金」を選択後、希望の入金額を入力し、支払い情報を発行します
- 表示された収納機関番号・お客様番号・確認番号を、ネットバンキングやATMで入力して決済します
- 入金は通常、即時で反映されます
ポイント:Coincheckでは、銀行振込が最もコストを抑えられます。一方、「クイック入金」は24時間365日対応しており、反映も速いため、急ぎの入金時に便利です。
ただし、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策(AML/CFT)などの観点から資産の移動が7日間制限される点。そして、手数料(770円)も発生するため、少額入金時には注意しましょう。
ビットコインを購入
入金が完了したら、いよいよビットコインを購入します。
購入方法は「販売所」と「取引所」の2種類があります。最初はこの違いが分からず戸惑うかもしれませんが、それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。違いの詳細はこちらで解説します。
【方法1】販売所で買う(まずはこちらからがおすすめ)
販売所は、取引所会社から直接ビットコインを買う方法です。コンビニで商品を買うような感覚で、提示された価格ですぐに購入できます。手数料はかかってしまいますが、初心者の方はまず販売所で買い、買う流れやチャートを見る癖をつけましょう。慣れてきたら取引所に移るのがおすすめ。
メリット
- 操作が簡単(金額を入力して「購入」ボタンを押すだけ)
- すぐに約定する(確実に買える)
- 初心者でも迷わない
デメリット
- スプレッド(売買価格差)が大きい(約2〜5%)
- 実質的な手数料が高い
- 長期的にはコストがかさむ
販売所(現物取引)の利用方法(Coincheckの場合)
口座開設と入金が完了していることを前提に、Coincheckのアプリでビットコインなどの暗号資産を購入する手順を解説します。
1:通貨の選択
アプリにログイン後、下部メニューの「販売所」をタップします。表示される一覧から購入したい暗号資産(例:ビットコイン)を選び、チャート画面の「購入」ボタンを押します。
2:購入金額の入力と注文確定
購入画面で金額を入力し、「ビットコイン購入」ボタンをタップすれば、取引が即時に完了します。
これだけで購入完了です。初めて買ったときは「本当にこれだけ?」と驚くほど簡単だと感じるはずです。
ポイント:Coincheckの販売所は、あらかじめ提示された価格で売買を行うため、スプレッド(実勢価格との差)が含まれる点に注意が必要です。価格変動リスクを避けるには、少額からの取引をおすすめします。
【方法2】取引所で買う(慣れてきたら推奨)
取引所は、ユーザー同士で売買する方法です。株式投資の板取引と同じイメージで、自分で価格を指定して注文できます。少しでも手数料を抑え、早めに利益を生みたい方は取引所から始めるのがおすすめ。
メリット
- 手数料が安い(0.01〜0.15%程度)
- 販売所より有利なレートで買える
- 本格的な投資の練習になる
デメリット
- 操作がやや複雑
- 注文方法を理解する必要がある
- 価格によっては約定しない場合がある
取引所の利用方法(Coincheckの場合)
- 取引所画面にアクセス
アプリの場合:画面下部「FAQ/問い合わせ」→ 上部の「ホーム」をタップ → 取引所画面へ
ブラウザの場合:ChromeやSafariでCoincheckにログイン → 「ホーム」に設置された取引所画面へ - 価格と数量を入力
- すぐ買いたい場合:現在価格と同じか少し高い金額を入力
- 安く買いたい場合:希望価格を入力(その価格になったら自動約定)
- 注文実行
「注文する」ボタンをタップで完了 - 注文キャンセル
未約定の注文は画面右スクロール → キャンセルボタンで取り消し可能
ポイント:取引所機能はアプリのメイン画面には表示されていないため、最初は少し分かりにくいかもしれません。上記の手順でアクセスできますので、販売所での購入に慣れたら、ぜひ取引所も試してみてください。
ビットコインの注文方法3種類と使い分け方
取引所でビットコインを買う注文には、指値注文、成行注文、逆指値注文の3つの方法があります。
最初はどれを使えばいいか迷いますが、状況によって使い分けることが重要です。初心者の方は、まずはシンプルに指値注文から始めるので大丈夫です。
1. 指値注文(おすすめ)
価格を指定して注文する方法です。たとえば、「1BTC = 1,650万円以下になったら買う」のように、自分の希望価格を設定します。注文を出しておけば、指定した価格になったときに自動で購入されます。
メリット
- 想定外に高い価格で買ってしまうリスクを防げる
- 自分の希望価格で買える
- 落ち着いて注文できるため、失敗のリスクが少ない
デメリット
- 価格が届かないと買えない
- チャンスを逃す可能性がある
使うべき場面:じっくり待てるとき、価格が高騰しているとき、予算が決まっているとき
初心者へのアドバイス:失敗のリスクが少ないため、初心者はまず指値注文から始めましょう。「今の価格より少し安く買いたい」と思ったら、希望価格を入力して待つだけです。焦って高値で買うリスクを避けられますし、注文を出したら後は待つだけなので精神的にも楽です。最初は現在価格より1〜2%低い価格あたりで注文を出してみましょう。
2. 成行注文
“成行”という名前の通り、価格を指定せず、今すぐ市場価格で買う方法です。その場の売り注文と自動的にマッチングします。ワンクリックで即座に購入できる手軽さが魅力です。
メリット
- 確実に約定する
- すぐに買える
- 操作が簡単
デメリット
- 想定外の価格で約定する可能性
- 急騰時は不利な価格になりやすい
使うべき場面:今すぐ買いたいとき、価格が安定しているとき、少額で試したいとき
注意点:「今買わないと上がってしまう!」と思ったときは成行注文の出番です。ただし、相場が荒れているときは思わぬ高値で約定することもあります。成行注文を使うときは、必ず売り注文の価格などを確認してからにしましょう。少額で練習してから本格的に使うのがおすすめです。
3. 逆指値注文(上級者向け)
「1BTC = 1,700万円を超えたら買う」のように、価格上昇を確認してから買う方法です。トレンドに乗る戦略で使います。一見「高く買う」ので損に思えますが、上昇トレンドに乗れれば大きな利益につながります。
メリット
- 上昇トレンドを確認してから買える
- 損切りラインを事前設定できる
- リスク管理がしやすい
デメリット
- 使い方が複雑
- 初心者には理解しにくい
使うべき場面:トレンドフォロー戦略を取るとき、リスク管理を徹底したいとき、相場の転換点を狙うとき
初心者へのアドバイス:最初の半年は逆指値注文を使う必要はありません。まずは指値注文と成行注文の2つをマスターすれば十分です。逆指値は「こんな注文方法もあるんだな」程度に覚えておいて、取引に慣れてから挑戦してみてください。
関連:仮想通貨の「販売所」と「取引所」の違い|初心者のおすすめは
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*CoinPostからの申込限定、500円以上の暗号資産の購入者が対象失敗しないために知っておくべき知識
取引所で口座を開設して売買を行う際に、初心者が知っておくべきことを解説します。
販売所と取引所・レバレッジの違い
販売所:業者から直接購入。手続きが簡単だが、スプレッド(売買価格差)が大きい。初心者や長期保有向け。
取引所:ユーザー間で売買。有利なレートで取引できるが操作が複雑。慣れてからの利用がおすすめ。
レバレッジ(CFD):証拠金で最大2倍の取引が可能。売りからも入れるが、ロスカットリスクや持ち越しコストがある。短期トレーダー向け。
販売所 vs 取引所:購入コスト試算
⚠️ 販売所で100万円分買った瞬間、資産が95万円に?
この差はスプレッド(売買価格差)によるもの。「手数料無料」でも、見えないコストが発生しています。
| 販売所 | 取引所 | |
|---|---|---|
| 実質コスト | 約3〜5% | 約0.1〜0.5% |
| 100万円購入時 | ▲3〜5万円 | ▲約5,000円 |
| 往復(売却含む) | ▲6〜10万円 | ▲約1万円 |
ポイント:販売所は長期投資の利便性が武器。売買目的なら取引所でコストを抑えよう。
取引所を使うだけで数万円もお得になります。最初は販売所で操作に慣れて、最終的には取引所に移りましょう。慣れれば簡単ですし、長期的に見れば大きな差になるので、ぜひチャレンジしてみてください。
初心者が押さえておくべき投資の心構え
1. 余剰資金で投資する
ビットコイン投資は、生活費や緊急時の預貯金を除いた「余剰資金」で行いましょう。最悪なくなっても生活に影響がない範囲の金額で始めることが、安全で安心な投資の基本です。
- ビットコインは価格変動が大きい
- 一時的に大きく下落する可能性がある
- 生活費で投資すると冷静な判断ができなくなる
家賃や食費の心配をしながらでは、冷静な判断は難しいでしょう。結果的に底値で売ってしまい、大損することにもなりかねません。まずは月5,000円〜1万円など、無理のない金額から始めてください。
2. 少額からコツコツ、長期目線で
ビットコインは価格変動が大きいため、短期的には大きく下落することもあります。しかし、過去数年間の推移を見ると、他のアルトコインと比べて下落耐性が高く、長期的には上昇トレンドを維持してきました。
その背景には以下のような構造的な要因があります。
- 発行上限2,100万BTCという希少性
- 米国での現物ETF承認による機関投資家の参入
- 上場企業や国家による「戦略準備資産」としての採用拡大
こうした構造的な需要があるため、短期的な下落に慌てて売却するよりも、長期目線で保有し続ける戦略が機能しやすい資産といえます。
関連:ビットコインを保有する上場企業ランキング|日本・米国の注目企業を解説
3. 積立投資で感情に左右されない仕組みを作る
長期目線を支える実践的な方法が「積立投資」です。毎月決まった金額を自動で購入することで、「いつ買えばいいか分からない」という悩みを解消できます。
- 高いときも安いときも買うため、購入価格が平均化される
- 感情的な売買を避けられる
- 設定したら自動なので、忙しい人でも続けやすい
よほどのことがない限り、少額をコツコツ積み立てていく。これが初心者にとって最も再現性の高い投資方法です。
ステップアップの目安:最初の1〜2ヶ月は販売所で少額購入に慣れ、3ヶ月目以降は積立投資を開始。操作に自信がついたら取引所での購入にも挑戦してみましょう。焦らず、勉強しながら徐々にステップアップしていくことが、長く続けるコツです。
セキュリティ対策
二段階認証の設定(必須)
メールアドレスとパスワードだけでは不十分。Google Authenticatorなどの認証アプリを使った二段階認証を必ず設定しましょう。
設定手順:
- 取引所の設定画面で「二段階認証」を選択
- Google Authenticator(iOS)またはGoogle認証システム(Android)をインストール
- QRコードを読み取り、表示される6桁の数字で認証完了
まずはこれらの基本を押さえて、安心してビットコイン投資を始めましょう。
税金・確定申告の注意
仮想通貨取引で生じた利益は原則「雑所得」として取り扱われます。日本円との売買で得た利益だけではなく、仮想通貨同士を交換したときに生じた利益やレンディングなどで得た報酬も課税対象となります。
雑所得に分類される仮想通貨取引での所得は、給与所得などの他の所得と合算した金額に対して税率がかけられます。税率は、所得が多いほど高くなる「累進課税」が適用され、下表の通り5%~45%の7段階に分かれています。住民税も合わせると最大で約55%の税率が課されます。

出典:国税庁
仮想通貨の損益計算に関して、届け出を出さない限り取得価額は「総平均法」で計算することになります。「総平均法」は簡単に説明すると、年度末に購入した価格をすべて足して購入数量で割り、そこから算出された平均価格と売却価格との差額を損益にする方法になります。
「ガチホ」のようにビットコインを長期間保有している場合、年度ごとに平均取得額を出しておかなければ、いざ売却して大きな利益を得たときに正しい損益額を出すことが難しくなるため、注意が必要です。
届け出を出せば、取引ごとに暗号資産の平均単価を算出する「移動平均法」での計算が認められます。総平均法・移動平均法のどちらを利用しても、最終的な損益額は同じに収束しますが、年度ごとの損益額は変わるうえ、一度使用した計算方法は原則3年間変えることができません。
関連:【確定申告特集1】知っておきたい仮想通貨にかかる税金を税理士が解説|Aerial Partners寄稿
ビットコインの保管方法
取引所に預ける(初心者向け)
最も簡単な方法。二段階認証を設定すれば安全性が向上します。
自分で管理する(上級者向け)
ウォレットを使用して自己管理。ハッキングリスクは回避できますが、秘密鍵の管理が必要です。
- モバイルウォレット:スマホアプリで管理
- ハードウェアウォレット:オフライン専用機器(最も安全)
- デスクトップウォレット:パソコンで管理

ハードウェアウォレット(イメージ)
注意:秘密鍵を紛失すると資産を永久に失います。初心者は取引所での保管から始めることをおすすめします。
関連:ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説
おすすめ取引所の詳細
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*CoinPostからの申込限定、500円以上の暗号資産の購入者が対象| コインチェックの主なスペック | |
|---|---|
| 取扱い通貨 |
ビットコイン、イーサリアム、シバイヌなど35銘柄
|
| 取引方法 | 販売所 取引所 |
| 最低取引単位 | 販売所・取引所:500円相当額 |
| 投資サービス | 積み立て 貸仮想通貨 ステーキング NFT IEO |
| 各種手数料 | 取引所のBTC取引手数料無料 |
| アプリの使い勝手 | シンプルで直感的な操作性|スマホ1つで取引完結 |
| SBI VCトレードの主なスペック | |
|---|---|
| 取扱い通貨 |
ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど36銘柄
|
| 取引方法 | 販売所 取引所 レバレッジ |
| 最低取引単位 |
販売所: 0.00000001 BTC 取引所: 0.00000001 BTC |
| 投資サービス | 貸暗号資産 積立 ステーキング |
| 各種手数料 | 入出金・暗号資産の出庫手数料無料。取引所のメイカー取引では「マイナス手数料」を導入。 |
| アプリの使い勝手 | シンプルなUIで、初心者でもスムーズに取引可能。 |
| ビットバンクの主なスペック | |
|---|---|
| 取扱い通貨 |
ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど44銘柄
|
| 取引方法 | 販売所 取引所 |
| 最低取引単位 |
販売所: 0.00000001 BTC 取引所: 0.0001 BTC |
| 投資サービス | 信用取引 貸暗号資産 |
| 各種手数料 | 取引所のメイカー取引で「マイナス手数料」を採用。 |
| アプリの使い勝手 | 本格的なトレード機能を備えつつ、シンプルな操作性。 |
ビットコイン(BTC)の買い方に関する質問
質問1. ビットコインとは何ですか?
回答1. ビットコインは2009年に誕生した世界初の分散型デジタル通貨です。政府や銀行に依存せず、ブロックチェーン技術で安全に価値をやり取りできます。発行上限は2,100万BTCに固定されており、「デジタルゴールド」とも呼ばれています。
質問2. ビットコインは最低いくらから買える?
回答2. ビットコインは1BTC(約1,400万円)を丸ごと買う必要はありません。たとえばCoincheckでは500円から、SBI VCトレードでは0.00000001 BTC(約0.1円相当)から購入できます。少額から気軽に始められる点が初心者にも人気です。
質問3. ビットコインの買い方の手順は?
回答3. ビットコインの購入は4ステップで完了します。①取引所で口座開設、②本人確認(eKYC)、③日本円を入金、④ビットコインを購入。スマホと本人確認書類があれば、最短当日から取引を始められます。
質問4. 「販売所」と「取引所」は何が違う?
回答4. 販売所は業者から直接購入する方式で、操作が簡単ですがスプレッド(売買価格差)が大きめです。取引所はユーザー間で売買するため手数料が安く有利なレートで買えますが、操作にやや慣れが必要です。初心者は販売所から始め、慣れたら取引所に移行するのがおすすめです。
質問5. おすすめの仮想通貨取引所は?
回答5. 初心者には以下の3社がおすすめです。Coincheck(アプリDL数700万超、使いやすさNo.1)、SBI VCトレード(1円から取引可能、入出金手数料無料)、bitbank(板取引に強く、手数料が安い)。それぞれ特徴が異なるので、目的に合わせて選びましょう。
質問6. ビットコイン投資で注意すべきことは?
回答6. 最も重要なのは「余剰資金で投資する」ことです。生活費や緊急時の預貯金には手をつけず、最悪なくなっても生活に影響がない範囲で始めましょう。また、価格変動が大きいため、少額からコツコツ、長期目線で投資することをおすすめします。
質問7. セキュリティ対策はどうすればいい?
回答7. 必ず二段階認証(2FA)を設定しましょう。Google Authenticatorなどの認証アプリを使ったログイン保護が推奨されます。メールアドレスとパスワードだけでは不十分で、アカウント乗っ取りのリスクがあります。
質問8. ビットコインの税金はどうなる?
回答8. ビットコインの利益は「雑所得」として課税されます。税率は所得に応じて5〜45%の累進課税で、住民税10%を含めると最大約55%になります。売却時、他の暗号資産への交換時、商品購入時に課税対象となるため、長期保有で売買回数を減らすと税務処理がシンプルになります。
質問9. ビットコインの将来性は?
回答9. 2024年に米国でビットコイン現物ETFが承認され、機関投資家の参入が加速しています。2025年現在、米国の州政府や上場企業が「戦略準備資産」として採用する動きも広がっており、長期的な需要拡大が期待されています。
関連:ビットコインは今後どうなる?2025年の価格展望と押さえておきたい注目材料
質問10. ビットコインの保管方法は?
回答10. 初心者は取引所に預けるのが最も簡単です。二段階認証を設定すれば安全性が向上します。より高いセキュリティを求める場合は、ハードウェアウォレット(オフライン専用機器)での自己管理も選択肢ですが、秘密鍵を紛失すると資産を永久に失うリスクがあるため注意が必要です。
関連:ビットコインを保有する上場企業ランキング|日本・米国の注目企業を解説
まとめ
以上がビットコインの買い方に関する解説です。どんな金融商品にもメリットとデメリットがあり、それはビットコインも同様です。
過去には日本の交換業者がハッキングに遭ったり、ビットコインなどの価格が大きく下落したりしたことがあるので、投資のリスクが高すぎるという印象もあるかもしれません。
一方で、本記事で述べてきたようなメリットもあります。資産として未成熟な点があるからこそ、投資家の数が株式などに比べるとまだ少なく、早く市場に参入できるというメリットもあります。
取引所の口座開設は時間と手間はかかりますが、費用はかかりません。利益を得るチャンスを逃さないためにも、まずは交換業者に口座だけ作ってみてはいかがでしょうか。
ビットコイン(BTC)に投資したい方はこちらをチェック
記事の監修者
本記事は企業の出資による記事広告やアフィリエイト広告を含みます。CoinPostは掲載内容や製品の品質や性能を保証するものではありません。サービス利用やお問い合わせは、直接サービス提供会社へご連絡ください。CoinPostは、本記事の内容やそれを参考にした行動による損害や損失について、直接的・間接的な責任を負いません。ユーザーの皆さまが本稿に関連した行動をとる際には、ご自身で調査し、自己責任で行ってください。



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