ANAクレジットカードは飛行機に搭乗する際だけでなく、普段の買い物でもお得にマイルが貯められるカード。年会費が安く、ボーナスポイントも貯まり、普段使いしやすいポイントに交換可能です。
インフレに関連する物価高や通貨価値の下落などの影響が大きい現在では、投資を通じた資産形成の必要性が高まっています。そこで、ANAクレジットカードのような効率的にポイントを貯められる仕組みを活用して余剰資金を積極的につくり、株式やビットコインなど仮想通貨への投資を始めるのが良いでしょう。
本記事では、ANAクレジットカードのメリットやポイントの交換方法、仮想通貨のおすすめを紹介します。
- 目次
1. ANAカードの基本情報
初めに、ANAカードの概要についてご紹介しましょう。
1-1. ANAカードの特徴
ANAカードは、航空事業でおなじみのANA(All Nippon Airways:全日本空輸)グループがクレジットカードなどの発行会社と提携して発行されるカードの総称です。
カード入会時・継続時やANA利用の度にボーナスマイルが獲得できるなど、カードの利用でANAのマイルを効率的に貯められるのが特徴。また、空港内店舗における割引の適用など、航空会社ならではの会員特典も魅力です。
なお、ANAグループはエアライングループとして世界で初めてNFTマーケットプレイスの立ち上げを行うなど、Web3領域にも積極的な進出を行っています。
1-2. ANAカードで貯まる「陸マイル」とは
「陸マイル」とは、飛行機に搭乗せずにショッピングやポイントサイトを利用して貯めたマイルのこと。固定費や普段のショッピングの支払い時に、現金ではなくANAのクレジットカードを利用することでお得に貯められます。
なお、貯まった陸マイルは、後述するポイントサイトを経由して、少ない手数料で他社ポイントに交換可能です。
2. ANAクレジットカードを利用する3つのメリット
続いて、ANAクレジットカードのメリットを3つ紹介しましょう。
2-1. 年会費が安い
まず、年会費の安さが挙げられます。ANAクレジットカードは、初年度無料となる場合がほとんど。2年目以降の年会費は種類によって異なるものの、2200円程度です。
加えて、年会費の割引や無料化が適用される場合も多いため、利用検討の際にはご自身が条件に当てはまるか公式サイトより確認してみましょう。たとえば学生用カードは在学中の年会費が無料となり、ANA JCB カード ZERO(18歳以上29歳以下)では本会員の会費が5年間無料です。
2-2. 対象店舗の利用でマイルが貯まる
対象店舗の支払いでANAカードを利用すると、クレジットカードの利用とは別にマイルが貯まります。2023年9月時点で、ボーナスマイルをお得に貯められる対象店舗の例は、以下の通りです。
ジャンル | 店舗 | ポイント還元率 |
---|---|---|
食事 | スターバックス | 店舗でのご利用:200円ごとに1マイル
オンライン入金:100円ごとに1マイル Starbucks eGift、Book of eGifts:100円ごとに3マイル |
食事 | 京成友膳(成田国際空港第1ターミナル) | 200円ごとに1マイル |
インテリア | 西川公式オンラインショップ | 商品ご購入で200円につき1マイル |
インテリア | FLYMEe | 購入金額100円(税込)ごとに1マイル |
他にもネットショッピング・サービスに利用できる「ANAマイレージモール」など、ANAグループが提供する様々なサービスを総合的に利用することで、さらに効率的なマイル獲得が期待できます。
2-3. クレジットカードのポイントと二重取りも可能
ANAクレジットカードを利用する場合、クレジットカードのポイントとマイルを二重取りすることも可能です。
例えば「ANA VISA Suicaカード」を取得し、交通費決済を一元化すると、SuicaにチャージするたびにVポイントが貯まるため、通常のSuicaよりもお得に使えます。貯まったVポイントからSuicaにチャージできます。
本カードはANAクレジットカードの中で唯一Suicaのチャージに対応しているため、日常的にSuicaを使う場合には適しているでしょう。なお、Suicaとしてチャージした分のお金は、コンビニやドラッグストアでも使えます。
3. 貯まったマイルをポイントに交換する方法
貯まったマイルはポイントに交換して、日常生活の支払いに充てられます。マイルから交換できるポイントは「楽天ポイント」「Tポイント」「nanacoポイント」「セブンカード」、等多数。交換先の一覧は公式サイトをご確認いただけます。
本章では例として、マイルをSuicaへポイント交換する方法を解説しましょう。ポイントを交換するには、JR東日本の駅やビックカメラなどに設置されているATMコーナー「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)を利用します。マイルをSuicaへチャージする方法は以下の通りです。
- Suicaチャージのボタンを押した後、提携ポイントチャージを選択する
- Suicaにチャージしたいカードを挿入する
- 暗証番号とポイント交換数の金額を入力する
年間のポイント交換数にかかわらず、1万マイルを1万円相当のSuicaにチャージできます。実際に1年間ANAクレジットカードを利用して、どのぐらい余剰資金が生まれるのかシミュレーションしてみましょう。シミュレーションでは以下の条件と仮定します。
- 「ボーナスポイントを利用せず、200円で1ポイントで貯める」
- 「1年間・毎月20万円をANAクレジットカードで支払う」
すると、次のような余剰資金が期待できます。
- 200,000×12÷200=12,000
このように、1年間ANAクレジットカードを利用すると、12,000円分の余剰資金が生まれます。この余剰資金を使い、ビットコインの少額投資を始めてはいかがでしょうか。
4. ビットコインが投資先として注目される理由
ここからは、ビットコインが投資先として注目される理由を解説しましょう。
4-1. インフレヘッジとして効果的
昔に比べるとインフレによって物価が上がり、現金の価値が目減りしています。たとえば日銀が目標とする「インフレ率2%」が維持された場合であっても、20年後の日本円の価値は、現在の約67%まで減少します。これは、現時点で67万円で購入できるもモノやサービスに対して、20年後には100万円を支払わなければ購入できなくなる、という事です。
現在進行している以上の問題に対処できる「インフレヘッジ」となる投資の選択肢として、ビットコインなどの仮想通貨は有効とされています。
また、ビットコインは非中央集権的・分散的に運用されるため、信頼性が高い点も魅力です。ビットコインは世界各地のコンピューターで管理されているため、記録された情報の改ざんが難しい点が大きな特徴と言えるでしょう。
4-2. ビットコインは「元祖」仮想通貨
数ある仮想通貨の中でも、ビットコインは、2009年に運用が開始されたされた「元祖」ともいえる仮想通貨です。最初にビットコインが注目を集めたのは約10年前の2013年、キプロス共和国で起きた金融危機により、各国の中央銀行に対する信頼が低下し、法定通貨に代わる資産を求める動きが世界中で加速しました。その出来事を契機に、富裕層を中心にユーロや人民元などの法定通貨をビットコインに交換したことで、その価格が急騰したのです。
その動きは近年にわたって加速しており、例えば2020年には、米大手決済企業PayPalが仮想通貨取引サービスを発表し、ビットコインの価格が上昇しています。また、国家が仮想通貨を採用した印象的な例として、2021年にはエルサルバトルがビットコインを「法定通貨」として定めました。
ただし、2022年はFRB(米連邦準備制度理事会)による金融引き締めの影響で相場全体が低迷し、仮想通貨市場でもビットコイン価格は1万ドル程度まで下落しました。とはいえ、仮想通貨の先行きに期待する声も多く、例えば仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者アーサー・ヘイズ氏は、2024年にビットコインが高値を更新すると予測しています。
5. 余剰資金でビットコインを始めるなら「少額投資」
余剰資金でビットコインを始めるなら、少額の積立投資から始めましょう。「ドルコスト平均法」に基づいた少額の積立投資なら、価格変動のリスクを抑えられるため、初心者にもおすすめです。ドルコスト平均法とはビットコインのように価格変動のある商品を、「一定金額で、定期的・継続的に購入する」投資の基本。
例えば、1週間に1回・1000円でビットコインを購入する場合を想定してみましょう。その場合、ビットコインの価格が高い時は購入できる数量が少なく、価格が低い時は購入数量が多くなります。この購入方法を長期的に継続することで、平均購入金額を下げ、価格変動によるリスクを自動的に低減できるのです。
また、ドルコスト平均法を活用した積立投資を行う場合、取引所などで自動購入の設定を行っておけば、手動で取引する必要がないため手間がかかりません。さらに、数分おきにチャートを確認し、安値・高値を見分ける必要性もないため、投資初心者でも気軽にできるのが長所と言えるでしょう。少額投資であれば大きな金額を一瞬で失うリスクがなく、ストレスも少ないため、おすすめです。
6. 陸マイルを効率的に貯めて余剰資金でビットコイン投資を
ANAクレジットカードは年会費も安く、お得にポイントを貯められるカードです。Suica機能で交通費を一元化し、貯まったマイルをSuicaへチャージして利用できます。
クレジットカードを利用して貯まった余剰資金は、インフレによる資金の目減りを防ぐために、仮想通貨への投資が有効です。特に「元祖」仮想通貨のビットコインは初めての仮想通貨投資には向いているでしょう。
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