はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Bakkt、仮想通貨汎用アプリ提供へ加速 ポイントサービス企業買収へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨アプリ提供に向け企業買収へ

インターコンチネンタル取引所(ICE)の仮想通貨子会社Bakktが、ロイヤルティプログラムサービス企業「Bridge2 Solutions(以下、Bridge2)」の買収を進めていることが分かった。

具体的な条件は公表されていないが、今四半期中(3月末まで)には買収が成立する見込み。Bakktはこれまで、カストディの「Digital Asset Custody Company」や先物取次業者「Rosenthal Collins Group」も買収している。

現在、機関投資家向けにビットコイン(BTC)のオプション取引や先物取引を提供しているが、新規事業として一般消費者向けのサービス提供に向けて準備を進めている。仮想通貨やポイント、ゲームのトークンなど様々な資産を対象にしたデジタルウォレットとして機能するアプリを開発中だ。今回の買収で、開発を加速するさせる狙いがある。

関連Bakkt仮想通貨アプリ、証券取引にも対応か

Bridge2は小売店や金融機関を対象にしたロイヤルティプログラムのプラットフォームを運営し、合計600億ドル(約6兆5870億円)相当のポイント等を管理している。Bakktは、決済にも利用できる消費者向けアプリを提供するために、Bridge2の小売店とのネットワークを利用する計画だ。

ロイヤルティ・ポイントとは

一度でも購入・利用した顧客に、次回も購入してもらう目的で与えられる得点。日本でいう「ポイントサービス」。

Bridge2が現在試験的に行なっているプロジェクト「Loyal Pay」を活用すると、小売店は決済を直接Bakktのアプリに連結させることができるという。それによって、小売店は銀行に2.5%ほどのインターチェンジフィー(手数料)を支払う必要がなくなり、コストが削減できるようになる。また、小売店独自のクレジットカードを発行したり、消費者が獲得したポイントを現金に換えることもできるようになるという。

ポイント等を現金に換える際にBakktに少し手数料を支払う必要はあるが、現在のインターチェンジフィーに比べればはるかに安くなると説明。

すでにLoyal Payには幅広い店舗が関心を示している。数カ月で実用化できる予定だ。しかし、1つのウォレットに全てのポイント等をまとめ、現金に換えられるようにするには、もう少し時間がかかるとみられている。

Bakktのプロダクト責任者は「Bridge2の革新的なソリューションによって、消費者は新たな方法でデジタル資産を決済、交換、送金に利用することが可能になる。Bakktはそのための新しい商品をローンチする」と語った。

Bakktの親企業ICE、大手ECのイーベイに買収提案 仮想通貨事業関連か
Bakktやニューヨーク証券取引所NYSEの親企業であるICEはオンラインショップ大手eBay(イーベイ)に買収を提案。 Bakktの消費者向け仮想通貨アプリのローンチに関連するか。
CoinPost App DL
記事提供:THE BLOCK
THE BLOCKとは

Cryptoにおける”最初で最後の言葉”であること。
The BlockはCryptoにおける最高クオリティで最重要のシグナルをお届けします。日々、Website、Newsletter、Podcast、イベントを通じて、業界で最も影響力のある人々にリーチしています。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/19 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコイン市場回復の鍵やリップル社の事業拡大など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、BNB、XRPなどの主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
13:55
金融庁、銀行の仮想通貨投資解禁を検討=報道
金融庁が銀行によるビットコインなど仮想通貨の投資目的での取得・保有を可能にする制度改正を検討しているようだ。銀行グループの仮想通貨交換業者登録も可能にし、個人投資家の環境整備を図る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|バイナンスのユーザーへの救済金配布に高い関心
今週は、トランプ・ショックを受けた仮想通貨取引所バイナンスによるユーザー補償、メタプラネットの企業価値指標mNAVの低下に関する記事が最も関心を集めた。
10/18 土曜日
13:55
OneKeyが12万件のビットコイン秘密鍵脆弱性を報告、トラストウォレットに影響か
ワンキーがリブビットコイン・エクスプローラー3.xの脆弱性により約12万件のビットコイン秘密鍵がクラッキング可能になると報告した。トラストウォレットなど複数の製品が影響を受けている模様。
13:50
オープンシーが2026年1QにSEAトークン発行予定、供給量の50%をコミュニティへ配布
オープンシーCEOが2026年第1四半期のSEAトークン発行を発表した。総供給量の50%がコミュニティに配分され、収益の50%が買い戻しに使用される。ステーキング機能も実装予定だ。
13:05
G20、グローバルな仮想通貨規制の不足を指摘 ステーブルコインの課題も
国際的な金融監督機関FSBが、ビットコインなど仮想通貨の規制実施状況を評価する報告書を発表。各国規制の断片化と一貫性の欠如を指摘し、ステーブルコイン監督の課題も述べた。
10:55
著名ユーチューバー「ミスタービースト」、仮想通貨取引所商標を申請
登録者4億4600万人のユーチューバー、ミスタービーストが仮想通貨取引やDEX運営を含む金融プラットフォームの商標を申請した。バンキングや投資サービスも提供する計画だ。
10:05
決済大手ストライプ支援のL1チェーン「テンポ」、750億円を調達 イーサリアムOBが参画
ストライプとパラダイムが支援する決済特化型L1ブロックチェーン「テンポ」が750億円を調達した。評価額は7,500億円に達し、著名イーサリアム開発者も参画する。
09:30
スイス当局、FIFAのNFTプラットフォームを違法賭博として刑事告発
スイス賭博監督局がFIFAのブロックチェーン型NFTプラットフォームを違法な賭博サービスとして刑事告発した。参加に金銭的賭け金が必要で、賞金獲得が抽選で決まる仕組みが宝くじやスポーツベッティングに該当すると判断された。
08:35
オープンシーがNFT特化から事業転換、22チェーン対応の仮想通貨取引所に=報道
NFT市場の崩壊を経たオープンシーが、22ブロックチェーン対応のマルチチェーン仮想通貨取引アグリゲーターに転換すると報じられた。
07:45
アーサー・ヘイズのMaelstrom、仮想通貨企業の買収ファンドを計画
アーサー・ヘイズ氏は、仮想通貨企業をターゲットにした企業買収ファンドの構想があることを明かした。ファンドの規模は370億円超で、投資インフラや分析プラットフォームなどのサービスプロバイダーに特化する。
07:02
Huobi創設者が1500億円規模のイーサリアム保有企業設立へ、アジア投資家が参画
中国の仮想通貨取引所Huobi創設者リー・リン氏が、アジアの初期イーサリアム支援者らと10億ドル規模のデジタル資産信託を立ち上げる。ナスダック上場企業買収を交渉中で、2-3週間以内に発表予定だ。
06:40
米地方銀行の不良債権増加で金が大幅続伸、2023年破綻危機の再来懸念か
米地方銀行が不良債権を償却し株価が急落する中、金価格は今週7.34%上昇した。JPモルガンCEOが更なる問題発生を警告し、投資家は2023年の銀行危機再来を懸念している。
06:30
分散型エネルギー企業Daylight、a16zやコインベースなどから約113億円調達
DaylightがFramework Ventures主導で約113億円を調達。ブロックチェーン技術で分散型エネルギーネットワークを構築し、住宅用太陽光発電の普及を促進。a16z cryptoやCoinbase Venturesも参加。
06:20
金・銀が年初来60%超上昇、ビットコインは追いつけるか?
金の時価総額が30兆ドルを超え、年初来63%上昇した一方、ビットコインは14.5%増に留まっている。米中貿易緊張と金利低下が金の需要を押し上げ、ビットコインは調整局面にある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧