CoinPostで今最も読まれています

【後編】リスク(Lisk)リローンチイベントまとめ:Lisk Core 1.0.0進展など

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

こちらは「後編」の記事になります。

まずは、「前編」からご覧下さい。

【前編】リスク(Lisk)リローンチイベントまとめ:変更点、LiskIDなど
日本時間21日午前4:30より、Liskリローンチ・リブランディング発表がありました。今回のイベントでは新ロゴ発表、全く新しくなったホームページやプロダクトネームなどLiskファンにとっては興奮する内容となりました。
目次
  1. Lisk Academyとは
  2. Lisk Core 1.0.0について
  3. 手数料改善の取り組み
  4. 財務(資産)状況のアップデート

Lisk Academyとは

CEOのMax Kordek氏をはじめとするマーケティングリーダーのThomas Schouten氏, マネージャーJacob Kowalewski氏などが一様にして口をそろえたのは、開発者の育成やブロックチェーン技術に対するリテラシーの向上です。

Lisk Academyは、ブロックチェーン関連情報を提供する教育の場を通してブロックチェーン技術の発展に大きく寄与し、次世代のデジタルインフラ構築に貢献できることを目指します。

Lisk Academyは、初心者向けのBlockchain Basicsと、上級者向けのBlockchain Businessの二部構成になります。

現段階で、Basicsではブロックチェーン基礎、技術、価値、そして使用事例の四項目を学習することができます

Businessでは、ビジネスの世界におけるブロックチェーン技術の使用例、事業、仮想通貨、ICOの四項目を学習することができます。

Lisk Core 1.0.0について

共同設立者のOliver氏はLisk Core1.0のゴールを以下のように述べ、開発段階の進捗としてゴール5項目は既にすべて完了しており、最終段階として品質保証のチェックを行っています

Thomas氏が言う通り、Liskチームは『スピードよりもクオリティを重視』します。なおβ版のリリースは今後4~6週間だと発表しました。

  1. 新APIのデザインと導入
  2. P2P転送レイヤー書き換え
  3. Atomic block writesを完全サポートするためのデータベースレイヤー書き換え
  4. タイプ0トランザクションに64byteデータフィールドを追加
  5. Lisk本社にてチームを結成

手数料改善の取り組み

LSKコインユーザーが注目している点は、トランザクション手数料の改善です。

現状では以下の手数料システムになりますが、LSKコインの価額上昇に伴い当初Liskが想定していた手数料を超え、ユーザーにとって大きな負担となっています。

クリプトグラファーのIker氏は、『Liskエコシステム内の複数の要素に基づいたスケーラブルでダイナミック(変動する)な手数料システムを模索中』だと述べました。

導入はLisk Core1.0の導入後としていますが、これ以上の詳細の発表は今回のイベントではありませんでした。

しかし新しい手数料制度が導入されれば、現在のLSKコイン使用の負担は軽減され、より多くの方がDelegate Votingに参加することが可能になり流動性の向上につながるでしょう。

財務(資産)状況のアップデート

最後にMax氏から、Lisk Foundationの財務状況のアップデートがありました。

この画像の通り、LFの全資金(ビットコイン、ビットコインゴールド、米ドルなど)を法定通貨のスイスフランに換算すると、3億スイスフラン(約344憶円)以上の軍資金があると発表しました。

さらに2017年、全プロジェクトに費やした支出は500万フラン(約5.7憶円)であり、今後の支出予測は以下の画像の通りです。

なんと今年(2018年)は、昨年の支出額の5倍にあたる2500万フラン(約29億円)だと発表しています。

Max氏が今後どのようなプロジェクトを予定しているのか、現時点では定かではないですが、支出予測額から判断すると、Liskは今後さらに大きな動きをみせるのではないかと予想できます。

今後も、Liskチームの動きには目が離せません。

CoinPostの関連記事

【前編】リスク(Lisk)リローンチイベントまとめ:変更点、LiskIDなど

【Vol.1】Liskインタビュー:リローンチとロードマップについて

【Vol.2】Liskインタビュー:日本・アジア市場での展開について

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/28 木曜日
17:35
分散型AIの3大プロジェクトが団結、新トークン「ASI」に統合へ
SingularityNET、Fetch.ai、Ocean Protocolが人工超知能連合を結成し、各プロジェクトの暗号資産(仮想通貨)を新トークンASIに統合する計画を発表。単一の分散型AIネットワークとしてリニューアルを目指す。AGIの父と呼ばれるベン・ゲーツェル博士が主導する。
15:58
ビットコインのレイヤー2「BEVM」ローンチ
BEVMがメインネットをローンチ。暗号資産(仮想通貨)ビットコインをガス通貨として利用するEVM互換のレイヤー2ネットワーク。シリーズAで数十億円を調達し、分散型ビットコインクロスチェーンカストディサービスを実現。
15:00
NEARプロトコル、マルチチェーン再ステーキング「LiNEAR」始動へ 
NEARプロトコルがChain Signaturesを導入、暗号資産(仮想通貨)の相互運用性を強化。ビットコインやイーサリアムなど複数のブロックチェーンをサポートする。オムニチェーン再ステーキングLiNEARが始動。
14:15
「イーサリアムが有価証券でもETF化は可能」ブラックロックCEO
仮想通貨イーサリアムに関しては、米国においてその法的ステータスが定かではない。CFTCは商品(コモディティ)と見做している一方、SECはETHに関係するスイスのイーサリアム財団を調査していることが先週報じられた。
10:45
Parallel Studios、VanEckやソラナベンチャーズから53億円調達
パラレルはイーサリアムメインネットおよびBaseチェーン上で稼働するものだが、先日発表された、コロニーのローンチ先がソラナのブロックチェーンであることや、今回ソラナベンチャーズが出資したことから、今後クロスチェーンでの展開が考えられる。
10:15
イーサリアム「BLOB」にデジタルアートを記録する方法 Ethscriptionsが導入
イーサリアムのチェーン上にデジタルアートなどを記録するEthscriptionsは「BlobScriptions」を発表。ブロブにデータを記録する方法となる。
08:10
21Shares、欧州でTONの上場取引型金融商品を提供
今月初めテレグラムは仮想通貨TONを正式に統合し広告収入をチャンネル所有者と共有し、TONブロックチェーン上でToncoinを使って報酬を支払うようになった。この動きが投資家からの需要を押し上げたようだ。
07:30
ブラックロック「BUILD」、一週間で240億円超の資金流入を記録
ブロックチェーン上でトークン化された現実世界資産(RWA)の運用を提供するOndo Financeからの10億円以上新たな資金もありファンドの規模は拡大中。
06:50
スクエニやソラナ財団、Elixir Gamesに21億円出資
Elixir Gamesは、ゲームローンチャー「Elixir Games Launcher」で、さまざまなWeb3ゲームを遊べるPCアプリを提供。また、Web3ゲームがNFTなどのゲーム内資産のセールを代行するローンチパッドで、ミントなどの機能を提供する予定だ。
05:50
SECに有利か、裁判官がコインベースの棄却申し立て認めず
その一方、裁判官は、コインベースが顧客が仮想通貨ウォレットアプリを利用できるようにしたときに、無登録ブローカーとして運営していたというSECの主張を取り下げることを決定した。
03/27 水曜日
17:25
Slash Payment、独自トークンのエアドロップ対象条件を発表
暗号資産(仮想通貨)決済サービスSlash PaaymentのエコシステムトークンSVLについて、エアドロップの参加条件が明かされた。分散型決済エコシステムの利益が、ステーキング参加者に還元。スナップショットまでに割り当てを増やすことも可能だ。
17:00
ビットコインなど仮想通貨投資の始め方|初心者が注意すべきリスクとおすすめ戦略
ビットコインなど暗号資産(仮想通貨)投資の初心者向けスタートガイドを解説。基本戦略や知識、特に注意すべきリスクやセキュリティ対策を紹介し、「何歳から始められる?」のか、取引所ごとの年齢制限一覧も提供。
16:04
KDDIのNFT市場「αU market」、アニモカブランズとの連携開始
KDDIが展開する「αU market」で、『PHANTOM GALAXIES』の限定版NFT販売を開始。アニモカブランズが支援するブロックチェーンゲームとの連携施策の第一弾。暗号資産(仮想通貨)ウォレット「αU wallet」を接続して購入できる。
14:23
21Shares「半減期前のビットコインは、過去の歴史とは異なるダイナミクスを経験している」
スイスを拠点にする資産運用企業21Sharesは、仮想通貨ビットコインの半減期が市場に及ぼす影響について分析したレポートを発表。ビットコインは現在、過去3回の半減期とは、「異なる市場ダイナミクスを経験している」と指摘した。
12:23
ビットコイン7万ドル台で堅調推移、コインベース・プレミアムは強気から中立に
暗号資産(仮想通貨)市場では、半減期前のビットコインは過去最高値に迫る7万ドル台まで反発して堅調推移を辿る。米国の機関投資家動向を示すコインベース・プレミアムは強気から中立に転じた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/03/28 15:00 ~ 18:00
東京 東京日本橋タワーB2階
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
東京 東京都港区
重要指標
一覧
新着指標
一覧