クライアントサイドで簡単に使用することができるオープンソースのビットコインウォレット「Bitamp」は、デバイスを問わずどこからでもBTCを送受信することができるウォレットを発表しました。ユーザーは、シードと秘密鍵を使用してログインまたは、会社のウェブサイト上に12ワードのシードを記録して新しいウォレットを作成することができます。
Bitampテクノロジー
Bitampは、フルノードの実行またはソフトウェアやアプリケーションのダウンロードをすることなく、ビットコインにアクセスすることができるウェブベースのウォレットです。同社のコードはオープンソースであるため、製品は誰でも無料で使用することができます。ユーザーからの寄付金は、MITライセンスの下でリリースされる製品の将来の開発資金に充てられます。ユーザーは、秘密鍵やシードフレーズを使用して、Bitampのウェブサイトから任意のビットコインウォレットに即座にアクセスすることができます。例えば、ユーザーはElectrumやMyceliumなどのプラットフォーム上で作成された他のウォレットにアクセスすることができます。
Bitampは、利用可能な最新のテクノロジーとセキュリティプラクティスを使用して構築されています。ユーザーのシードキーや秘密鍵は、送信、保管、保存されることなく、ユーザーはビットコインを完全に管理することができます。ビットコインウォレットアカウントの作成には、電子メールと個人のKYC情報は不要です。さらに、Bitampでは、Electrum、Mycelium、Blockchain.com、Trezor、Ledgerなどの企業のシードフレーズを使用して作成されたウォレットに直接アクセスすることができます。
同社は、カストディアン・ウォレットや取引所では、ユーザーが自身の秘密鍵にアクセスすることを許可していないため、これらの事業体がハッキングや廃業または、債務超過に陥った場合、ユーザーの経済的独立性が危険にさらされると指摘しています。
Bitampの今後の展開
Bitampのウェブサイトは、現在英語で公開されていますが、今後はグローバルなマインドセットで展開していくとのことです。ビットコインに国境はないというBitampチームの信念は、今後のウェブサイトのドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ロシア語、イタリア語、韓国語、日本語などを含む、11言語への翻訳のモチベーションになるとのことです。
Bitampはオープンソースであるため、コミュニティメンバーであれば誰でも、独立してGitHub上で同社のソースコードの確認およびコメントを行うことができます。同社は、コミュニティからのフィードバックやバグレポートを使用して、今後のロードマップ開発の参考にしていくとのことです。また同社の利用規約では、今後の製品開発がどのように進んでも、ユーザーはアクセシビリティ、修正、制限、移植性、異議を含む権利にアクセスすることができるとのことです。
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