3億円の販売分が完売
NOT A HOTEL株式会社は2日、NFT(非代替性トークン)のメンバーシップ(会員権)「MEMBERSHIP S」と「MEMBERSHIP X」の第一弾セールで、3億円相当が完売したことを発表した。
NOT A HOTEL NFT最初の販売分約3億円が完売しました!楽しみにお待ち頂いた皆さま本当にありがとうございます!銀行振込の方はmintまで少々お待ちください。 https://t.co/UpCbh4vpFm
— Hamauzu | NOT A HOTEL CEO (@shinji_hamauzu) August 2, 2022
NOT A HOTELは昨年、フラッグシップ物件の栃木県・那須や宮崎県・青島の豪華別荘を30日単位から最大12人でシェア購入できるサービスをローンチし、好評を博した。
今回販売された「会員権(メンバーシップ)NFT」は、NOT A HOTELを毎年1日単位で利用できる宿泊権とイベント参加などの特典を合わせたものだ。
NOT A HOTELのメンバーシップは、”偶然を、旅する日に変えよう”のコンセプトの元、購入時点では旅の日程も旅先も決まっていない。メンバーシップNFT購入後に刻印が行われ、宿泊できる日付が決定されることになる。旅先は毎年ランダムに変更される形だ。
旅する日のスケジュールが合わなければ、その年に受け取るTHE KEYのみを売却する事も可能で、メンバーシップを保有していれば、また翌年新たなTHE KEYが届くという。
一時的な宿泊を伴う利用権でなく、毎年旅をする権利は建物の耐久年数と同じく47年間有効となる。
「MEMBERSHIP S」の価格は125万円で、「MEMBERSHIP X」は475万円。所有者には年に1回、「THE KEY」と呼ばれるデジタルキーのNFTがエアドロップされる。
NFTマーケットプレイスでの二次流通市場での売買やプレゼントをすることも可能ということもあり、投資需要を喚起したものとみられる。
また、メンバーシップNFTの所有者向けの特別なイベントも開催予定で、「MEMBERSHIP X」所有者は、一般ゲストは利用できない全国の特別な拠点である「Exclusive House」の利用も行える。1日1組限定のレストラン、都心のプライベートリビング、日本各地を回るグランピング施設などが豪華特典が用意されている。
NFTとは
NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。
▶️仮想通貨用語集
第二弾の展開も予定
NFTの販売は、NOT A HOTEL社の公式サイトで実施された。ブロックチェーンはイーサリアム(ETH)が使用され、購入は暗号資産(仮想通貨)イーサリアムのほか、日本円での支払いにも対応する。
メンバーシップNFTは、第二弾の発売も予定されているが、記事執筆時点では時期や価格などの詳細は発表されていない。
15日には、Fintertech株式会社との提携が発表された。同日から、NOT A HOTEL社不動産向けの暗号資産(仮想通貨)デジタルアセット担保ローンの提供を同社が開始している。
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