有名ラッパーのNFTコレクション
NFT(非代替性トークン)プラットフォーム「OneOf」は26日、90年代の米国の有名ラッパー、ノトーリアス・B.I.G.(通称、Biggie)のNFTコレクション「Sky’s the Limit: The Notorious B.I.G. NFT Collection」をリリースした。
OneOfは、音楽系のNFTプラットフォームとしてローンチされ、現在はスポーツやライフスタイル系のNFTも取り扱っている。当初はテゾス(XTZ)を基盤ブロックチェーンとしていたが、現在はL2ソリューションのポリゴン(MATIC)にも対応。
5月にはポリゴン上で、米eコマース大手のeBayのNFTをミント(発行)することを公表し注目を集めた。
Yo check out the next rollout of @TheNotoriousBIG NFTs! This is a generative collection meaning each Biggie comes with unique and rare attributes!
— OneOf (@OneOfNFT) July 17, 2022
👑 pic.twitter.com/atV1E0zWyM
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ノトーリアス・B.I.G.は、90年代前半にデビューし、当時のヒップホップ界で大きな支持を得た人物だ。1997年に銃撃事件で亡くなっているが、現在も根強いファンが存在する。
今回のNFTコレクションは、ノトーリアス・B.I.G.の遺産管理財団と、OneOfが提携する形で展開された。NFTは、ノトーリアス・B.I.G.をモチーフにした(3D)デザインとなっており、購入者はWeb3(分散型ウェブ)コレクティブ「Sky’s The Limit」に加入することが可能。
またミュージシャンの場合、ライセンスを取得し、自身の楽曲にノトーリアス・B.I.G.の楽曲を取り入れることができる。配信プラットフォームでの展開や、ノトーリアス・B.I.Gをクレジットに含めることも許可されている。
NFTとは
NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。
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記事執筆時点では、NFTコレクションの販売はすでに終了済。OneOfはTwitter上で、発売から10分以内にすべてのNFTが購入された(完売した)ことを報告した。
SOLD OUT IN JUST 10 MINUTES! A very special thank you to Biggie’s family, his friends, the OneOf team, and most importantly all of you… the fans. Missed out? Hit https://t.co/FmdYZ3P7fI now to cop yours. Long Live The King of New York—@TheNotoriousBIG ! #tezos pic.twitter.com/LlrwZ6Ll8N
— OneOf (@OneOfNFT) July 26, 2022
コレクションのリリースについて、遺産管理財団のマネージャー、Wayne Barrow氏は以下のようにコメントしている。
Biggie(ノトーリアス・B.I.G.)の音楽は、ヒップホップ文化とその世界的な影響において、非常に重要なものだ。私たちのビジネスパートナーであるWillingie IncのElliot Osagie氏は、NFTを発行し、世界的に有名なノトーリアス・B.I.G.のアイコンである悪名高いフリースタイルを共有、ファンと彼を称えるというコンセプトを考案した。
音楽業界のNFT展開
音楽領域では、ブロックチェーンやNFTの普及が進みつつある。
2月には、米国の大規模音楽フェスティバル「コーチェラ」がNFTコレクション「Coachella Collectibles」を発行。同月には、米ミュージシャンのスティーブ・アオキ氏が、展開する自身のNFTからの収益が音楽の印税収入を大きく上回ったことを明かした。
プラットフォーム側でも取り組みも進められており、定額制音楽ストリーミングサービスSpotifyは5月から、米国ユーザーの一部ユーザーを対象に、アーティストページにNFTコレクションを設置する試みを行っている。
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