はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米シルバーゲート、22年4Qに仮想通貨関連の預金額が激減 従業員40%削減へ 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨相場の影響

暗号資産(仮想通貨)関連サービスを提供する米シルバーゲート・キャピタルは5日、2022年4Q(10月から12月)における暫定的な財務指標を発表した。

現在デジタル資産業界は、著名な仮想通貨企業が破綻するなど、転換期にあると指摘。同社も、デジタル資産の顧客の預金額が22年9月末の約1.5兆円(119億ドル)から同年12月末に約5,060億円(38億ドル)に減少するなど、経営状況が厳しいことを報告している。

関連仮想通貨市場に激震、アラメダショックとFTX騒動の動向まとめ

シルバーゲート・キャピタルは、シルバーゲート銀行を子会社に持つ企業。創設は1988年で、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に株式を上場している。

関連米シルバーゲート銀行、決算報告後に株価が22%急落

上述した通り22年4Qは顧客の出金が増加しており、同社は出金に対応するため、市場から調達した資金を使用。その後には、バランスシートの流動性を維持するために、約6,900億円(52億ドル)の負債証券を売却したと説明している。

同社のAlan Lane最高経営責任者(CEO)は、今回の発表で以下のようにコメントした。

22年4Qにおけるデジタル資産業界の激変に対応するため、我々は相応の対応を講じ、潜在的な出金に応じられるように現金の流動性を維持していた。

当社は現在、デジタル資産関連の預金額を超える現金を保有している。

今後の対応

シルバーゲート・キャピタルは、困難な状況に対応して事業の回復力を維持するため、現在対策を講じていると説明。今後は経費を再調整したり、プロダクトのポートフォリオや顧客を再評価したりしていくとした。

同社はステーブルコイン「ディエム」の知的財産権(IP)を買収していたが、ブロックチェーン基盤の決済ソリューションのローンチは、現状では即座には行わないと説明している。

ディエムとは

旧フェイスブック(現メタ)が開発を主導していたステーブルコイン。最初は「リブラ」という名称だったが、途中で「ディエム」にリブランディングした。

▶️仮想通貨用語集

関連メタ(旧フェイスブック)社、米シルバーゲート銀行にディエムの知的財産権(IP)など売却

また、従業員を約200名削減することも公表。この人数は従業員全体の40%に相当するという。同社は22年、事業の成長に合わせて、急速に人員を増やしたと説明した。

今回の発表を受けシルバーゲート・キャピタルの株価は40%超下落。2022年全体では、約86%下落している。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/17 土曜日
14:00
アブダビ政府系ファンド、ビットコインETF買い増しで保有額750億円突破
アブダビのムバダラ・インベストメントが第1四半期にブラックロックのビットコインETFを49万株追加購入。ゴールドマン・サックスは最大保有者として3000万株を保有。
13:05
ビットコインETFフェイクニュース事件、犯人に懲役14か月の判決
米SEC公式Xアカウントを乗っ取り、ビットコインETFについてのフェイクニュースを流した26歳の被告に懲役14か月の判決が下りた。偽情報で仮想通貨市場を混乱させたことが重大視された。
11:00
ビットコイン長期保有数1437万BTCに到達も、利確売り強まる=アナリスト分析
ビットコインの長期保有者が3月から5月にかけて利益確定を加速。支出利益率は71%増加し227%の平均リターンを記録。長期保有量は1437万BTCに達するも、市場サイクルの分配フェーズへの移行を示唆。
10:10
トランプ家のWLFI、民主党議員による調査要請を正式拒否
トランプ一族の金融企業WLFIが上院による調査を拒否した。政治的動機と批判し、同社は説明責任や米ドル優位性を指針としていると主張。倫理規定違反の疑惑なども否定している。
09:02
ETH・BTC比率が5年ぶり急騰、アルトシーズンの到来示唆か
イーサリアム/ビットコイン(ETH・BTC)価格比率が過去5年最低水準から38%急反発。ETFによる買い増し、取引所流入減少などの指標から需要増加・売却圧力低下が鮮明に。「極端な過小評価ゾーン」からの回復が示すアルトコインシーズン到来の可能性を分析。
07:50
ビットコインで利回り獲得、Solvがアバランチ基盤の新トークン発表
仮想通貨ビットコインの保有者にRWAの利回り獲得手段を提供するため、Solv Protocolはアバランチ上にSolvBTC.AVAXをローンチ。ローンチの目的や仕組みを説明した。
07:30
10億ドルのビットコイン投資を検討、米上場のシンガポール医療企業
シンガポールの医療企業バーゼル・メディカル・グループが10億ドル規模のビットコイン投資に関する交渉を開始。ストラテジー社に続く大規模企業BTC投資の新事例として注目される中、「革新的な株式交換契約」を通じてアジア医療企業最強の財務体質構築を目指す。
06:45
米裁判所、SECとリップルの和解案を「手続き上不適切」として却下 再申請へ
米連邦地裁がSECとリップルの和解申請を「手続き上不適切」として却下。民事訴訟規則違反が原因で、両者は適切な手続きでの再申請を迫られる状況に。
06:25
イーロン・マスクの『Kekius Maximus』切り替えでミームコインが2倍以上急騰
イーロン・マスク氏がツイッターのプロフィール画像とユーザー名をミームトークン「Kekius Maximus」に変更し、関連トークンが2倍以上急騰。昨年の900%上昇・急落事例に続くマスク氏のSNS活動による仮想通貨市場への影響力を示す展開に。
06:05
サウジ中央銀行、15億円相当のストラテジー株保有でビットコインに間接投資
サウジ中央銀行がセイラーのストラテジー社の株を25656株取得し仮想通貨ビットコインへの間接投資を開始したことが確認された。
05/16 金曜日
17:00
マスクネットワークとは?仮想通貨MASKの買い方・取引所まで徹底解説
Mask NetworkはSNS×Web3をシームレスに接続するSocial-Fiプラットフォーム。本記事では特徴とMASKトークンの買い方を初心者向けに解説します。
13:50
米ステーブルコイン法案、来週末までの成立視野に 次の「起爆剤」との見解も
米上院のステーブルコイン法案「GENIUS法案」で新たな超党派修正案が決定された。消費者保護や倫理規定が強化され、5月19日に討論終結投票が予定されている。
11:58
ビットコイン高値圏推移もアルトコインは上昇一服
仮想通貨ビットコインは104,100ドルと高値圏で推移、アルト市場ではメイプルストーリー(NXPC)はバイナンス対応で一時高騰したほか、XRPは7,300万ドル相当の大口売りとリップル和解手続き却下で下落した。コインベースはサイバー攻撃で最大4億ドルの損失も被害者への返金を約束した。
11:30
ブラックロックの「BUIDL」、初めてDeFiと接続へ アバランチ利用で
ブラックロックの米国債ファンド「BUIDL」がアバランチ上のプロトコル「Euler」に導入された。セキュリタイズは、機関投資家のDeFi参入を促進する一歩になったとしている。
10:55
加速する企業のビットコイン争奪戦、米上場のDDC社が5000BTC取得計画
香港発DDCエンタープライズが5000ビットコイン取得計画を発表。テザーの4812BTC購入、アデンタックスの8000BTC購入のための交渉、ウクライナの国家準備金構想など、企業・国家レベルでビットコイン争奪戦が激化。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧