はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

The Sandbox、サウジアラビアとメタバースで提携 SAND高騰

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

サウジアラビア政府とメタバース活用で協力

NFT(非代替性トークン)ゲームを提供するザ・サンドボックス(SAND)の共同創設者兼COO(最高執行責任者)のセバスチャン・ボルジェ氏は8日、サウジアラビアのデジタル政府機関(DGA)とメタバースの活用で提携していくと発表した。今回の動きを受けてSANDトークンは前日比25%以上高騰している。

ボルジェ氏は次のように述べている。

サウジアラビアのデジタル政府機関(DGA)とザ・サンドボックスの提携に関する覚書に署名できたことは本当に光栄だった。メタバース活用に向けて、互いに助言・支援していけることを楽しみにしている。

サウジアラビアの首都リヤドで開催されたテクノロジー業界イベントLeap Tech Conferenceに出席した際に、覚書を締結した形だ。ボルジェ氏は、パートナーシップの詳しい内容は、今後数週間で明らかになるとしている。

サウジアラビアのデジタル政府機関(DGA)は、ハイクオリティで効率的なデジタルサービスをサウジアラビアの政府機関が提供できるよう後押しするため設立された。それにより政府の投資や、経済の価値を高め、デジタル政府の能力やパフォーマンスを測定していくことを目指すものだ。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

▶️仮想通貨用語集

サウジアラビアは、最先端技術への投資に注力している。2022年2月には、メタバースを含む、複数の先端技術へ約8,400億円(64億ドル)以上を投資すると発表した。

一環として、独自のメタバース開発を行うNEOM Tech & Digital Company社に約1,310億円(10億ドル)を投資するとしている。国営の大手石油会社アラムコ社も、10億ドルをブロックチェーン系のVC企業Prosperity7 Ventures社に投資すると述べた。

中央銀行デジタル通貨(CBDC)にも取り組んでおり、2019年より隣国アラブ首長国連邦(UAE)と共同で、CBDCの決済を検証する実証実験を開始。2021年には「分散台帳技術が高パフォーマンスを提供する」と結果を報告している。

関連サウジアラビア政府、メタバースなど最先端技術に7000億円以上を投資へ

隣国UAEもWeb3に積極投資

UAEも、暗号資産(仮想通貨)やメタバースなどWeb3の育成には積極的だ。

UAEドバイのハムダン皇太子は2022年7月、「ドバイ・メタバース戦略」を発表。メタバースで40,000件の雇用を創出し、5,200億円(40億ドル)相当の経済規模に成長させる方針を打ち出した。

関連ドバイのメタバース戦略「5年後には5,000億円以上の市場規模まで成長」

ザ・サンドボックスとは

ザ・サンドボックスは、仮想通貨イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上に構築されたメタバース系ゲーム。プレイヤーは仮想空間でイベントを楽しんだり、アイテムを作成してNFT(非代替性トークン)として発行・販売することができる。

これまでに、グッチやワーナーミュージック、スクウェア・エニックス、エイベックス・テクノロジーズ、コインチェックなど様々なファッションブランドやエンタメ企業、日本のIP、仮想通貨関連企業などがザ・サンドボックスと提携し仮想の土地購入やイベント開催を行っているところだ。

関連「北斗の拳」がThe Sandboxに、Minto社ら仮想空間を共同制作へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/16 火曜日
19:12
Pudgy Penguins CEO、ミームコイン関連イベントでPENGUの日本戦略発表
暗号資産取引所MEXCのベンチャー部門であるMEXC Venturesは7日、「From Doge to Pengu: The Evolution of Memes」を開催した…
18:00
Superteam Japan代表が語るソラナエコシステムの日本展開戦略|独占インタビュー
ソラナエコシステムの日本展開を牽引するSuperteam Japanが、設立から1年3か月で世界トップクラスの実績を達成。コミュニティGDPで世界1位、ビジネスコンペ「Brea…
17:00
米SECアトキンス委員長、仮想通貨企業に訴訟前に「違反通知」を追加へ=報道
米SECアトキンス委員長が仮想通貨企業などへの執行措置前に警告段階を設ける方針を表明した。ゲンスラー前委員長の方針から転換し、トークンの多くは証券ではないとも改めて述べる。
15:20
Pudgy Penguins、日本で大型イベント開催|MEXC Venturesとの連携で世界展開を加速
人気NFTプロジェクトPudgy Penguins、東京でWebX2025イベント開催。MEXC Venturesと連携し、日本展開でグローバル戦略を加速。2027年IPO実現目指す。
14:50
MiCAの監督格差問題 仏・墺・伊が共同でEUの規制強化を要請
フランス、オーストリア、イタリアの規制当局がMiCA施行後の各国による監督格差を問題視し、EUの仮想通貨規制の強化を求める共同声明を発表した。EUパスポート制度の課題と3カ国の規制当局による4つの改善提案を解説する。
11:36
FOMC控え様子見基調の仮想通貨相場、デリバティブ市場は強気傾向
明日のFOMC会合を控え、市場の95.9%が25bp利下げを織り込む中、ビットコインは115,206ドルで小幅上昇。デリバティブ市場ではコール優勢の展開が続き、ETF流入も好調。利下げサイクル開始への期待が暗号資産(仮想通貨)市場の追い風となるか注目が集まる。
10:56
ロビンフッドが非上場企業投資ファンド「RVI」を計画 個人投資家の参加機会拡大へ
仮想通貨・株式取引のロビンフッドが米国で未上場企業への投資機会を個人投資家に提供するファンドの設立を計画している。SECに登録届出書を提出し、NYSE上場を目指している。
10:30
クレディセゾンのベンチャー部門、70億円超のWeb3ファンドをローンチ
クレディセゾンのベンチャー部門は、ブロックチェーンのスタートアップ対象のファンドOnigiri Capitalのローンチを発表した。トークン化RWAのソリューションを開発する企業に投資する。
10:12
コインベース支援のL2「Base」、独自トークンの発行検討を開始
仮想通貨取引所コインベース支援のL2「Base」は、ネットワークトークンの発行検討を開始。これまではガス代にイーサリアムを使用し、独自トークンの発行予定はないとしてきた。
09/15 月曜日
17:40
Web3インフラの進化はグローバル取引を変える|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で「グローバル取引の絶対基盤: 世界を繋ぐインフラ戦略」をテーマとしたパネルセッションが開催され、Web3インフラの重要性と発展に向けた課題、そして10年後のグローバル取引の展望について活発な議論が交わされた。
15:00
人工知能と人間の創造性、消費者アプリの活用事例|WebX2025トークセッション
WebX2025で専門家が人工知能エージェントの可能性について徹底議論。創造性や、人間の仕事を消滅させる可能性、安全性や開発上の課題などを多角的に話し合った。
12:25
イーサリアム財団がプライバシー強化ロードマップ発表 3つの重点分野で取り組みへ
イーサリアム財団が包括的プライバシー構築のロードマップを発表。仮想通貨イーサリアムのネットワークが世界的な決済レイヤーになることを前提に3つの重点分野に取り組む。
10:00
アジア仮想通貨規制の現状と課題:香港・台湾の最新動向と地域連携の必要性|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で、「アジアにおける規制フレームワークと今後の見通し」をテーマとしたパネルセッションが開催された。このセッションでは、香港と台湾の最新の規制動向から、仮想通貨規制におけるアジア諸国の国際協力まで、活発な議論が展開された。
09:55
「ビットコインは毎日最高値更新する必要はない」アーサー・ヘイズが語るBTC長期投資の真価
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、各国の金融緩和政策を背景にビットコインの長期的上昇を予想した。4年サイクルよりもマクロ見通しが要因になるとしている。
09/14 日曜日
16:00
DeFiが抱える最大の課題は? トークン化時代見据えソラナ財団らが議論|WebX2025
WebX2025でソラナ財団やBNBチェーンからDeFiの専門家が集いパネルセッションを行った。現在の課題やトークン化などの潮流、今後の各プロジェクトの展望を議論した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧