はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

パクソスCEO「現在SECと建設的な議論を行なっている」=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BUSDの有価証券性で議論

米ドルステーブルコイン「バイナンス USD(BUSD)」の発行停止命令を受けたパクソスのCharles Cascarilla CEOは18日、社内向けのメッセージで、米証券取引委員会(SEC)と建設的な議論を行なっていると説明した。

本内容は、社内向けメッセージを入手した「ロイター」らの海外メディアが報道。Cascarilla氏は、SECとは今後も内々に議論を進めていくと述べている。

また、バイナンスとの関係を終了した理由について、SECと米ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)とは無関係であると説明。「市場の変化によって、バイナンスとの関係が、我々の戦略的な優先事項に合致しなくなったからだ」と述べた。

パクソスは今月、NYDFSからBUSDの発行停止命令を受けたことに加え、証券の登録を怠ったとしてSECから「Wells Notice(ウェルズ通知)」を受け取った。ウェルズ通知とは、企業や個人に対し、SECが法的措置を講じる予定であることを正式に伝える公文書。SECは、BUSDを有価証券であると主張している。

関連米NY州金融サービス局、ステーブルコイン「BUSD」の発行停止を命じた理由を説明

Cascarilla氏は今回のメッセージでも、BUSDは有価証券ではないとの立場を維持。必要であれば訴訟を行い、同社の立場を擁護していくと改めて従業員に伝えた。

なお、ウェルズ通知を受け取ったとしても、強制措置の執行には5人のSEC委員による投票が必要。そのため、必ずしも訴訟に結びつくとは限らないという。

関連バイナンスCZ氏 日本円など米ドル以外のステーブルコインの必要性に言及

BUSD償還の現状

パクソスは今月13日、BUSDの新規発行を21日に終了することを発表。その際、これからも顧客資産の安全性を最優先に考え、準備金の管理を続けて、最低でも2024年2月まではBUSDの償還に応じると説明している。

今回の社内向けメールによって、これまで28億ドル(約3,770億円)超相当のBUSDが償還されていることも明らかになった。米当局の対応を受け、ステーブルコインの勢力図にも変化が現れ始めている。

Glassnodeのデータによれば、BUSDのドミナンスが22年11月の17%から12%まで減少。一方、テザー(USDT)のドミナンスは拡大しており、再び50%を上回ったことが先週明らかになった。

関連ステーブルコイン勢力図に変化 BUSDドミナンス減少の一方、USDTは再び50%超に

ステーブルコインとは

価格が常に安定するように設計された仮想通貨のこと。法定通貨または仮想通貨に価値が裏付けられていたり、アルゴリズム等で価格を安定させたりする様々なステーブルコインが開発されている。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者にもわかるステーブルコインとは|特徴やユースケースを解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/15 金曜日
19:30
スイ(SUI)2025年の価格予想と成長の鍵|リスク・注目点は?
暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)の2025年価格予想や将来性を徹底解説。VanEckの16ドル予測、現物ETF申請、技術的特徴、投資リスクまで網羅。国内取引所比較や最新エコシステム情報も掲載。
17:21
Base Appとは?コインベースのWeb3アプリの使い方を徹底解説
CoinbaseのBase Appの特徴、始め方、エアドロップの可能性を詳しく解説。Web3スーパーアプリとして進化するBase Appで、ソーシャル・決済・DeFi機能を一つのアプリで体験。国内取引所からの送金方法も完全ガイド。
16:00
TRON創設者ジャスティン・サンが語るWeb3の未来|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、TRONのジャスティン・サン(Justin Sun)独占インタビュー。80億人の金融自由実現に向けたビジョンと、日本のWeb3市場への期待、WebX 2025参画について聞く。
16:00
xStocksとは?仕組みと活用例をわかりやすく解説
xStocks(エックスストックス)はAppleやTeslaなど米国株をブロックチェーン上でトークン化し、24時間365日取引可能にした革新的サービス。DEXでの購入方法、リスク、税務上の注意点まで初心者向けに詳しく解説します。
14:20
コインベース、メタマスクユーザーのUSDC手数料をBase上で半額に 
米大手取引所コインベースは、決済プラットフォームMercuryoと提携し、MetaMaskユーザーのUSDC購入手数料を50%削減する。また、USDCを発行するCircle社はステーブルコインに特化したL1ブロックチェーンの開発計画を発表。USDCのエコシステム拡大につながると期待されている。
13:50
シティ、ステーブルコインとビットコインETF向けカストディを検討
シティグループがステーブルコインの裏付資産カストディや仮想通貨ETF関連サービスの提供を検討。議会法案成立を受け大手金融機関の参入加速。
13:20
今秋はアルトコインシーズン本格化か=コインベース分析
コインベースが今後本格的なアルトコインシーズンへ移行すると予測。個人投資家のキャッシュ蓄積や、イーサリアムへの関心の高まりなどを分析した。
11:46
ビットコイン一時急落、米財務長官の方針転換で市場動揺か
スコット・ベセント財務長官の相次ぐ発言変更でビットコイン市場の混乱を招いた。13日の購入否定から14日の取得検討表明まで24時間で方針転換となった。機関投資家のコインベース購入比率75%も話題に。
11:25
イーサリアム、BTC建てで強気転換も売り圧力増加の兆候=クリプトクアント分析
イーサリアムがビットコインに対して強気サイクル入りし投資家需要が急増。一方で取引所への流入増加により利確の動きが活発化し警戒感高まる。
10:55
楽天、NFTチケットでスポーツ観戦チケットの公式リセール開始
楽天グループが運営するRakuten NFTは、楽天イーグルスとヴィッセル神戸の公式チケットリセールにNFT技術を導入。ブロックチェーンによる偽造防止と取引透明性を確保し、出品者による自由な価格設定が可能に。2025年9月から順次開始。
10:02
仮想通貨市場がまだ織り込んでいない4つの材料とは? Bitwise分析
Bitwise最高投資責任者が、仮想通貨市場がまだ織り込んでいない4つの要因を指摘した。今後ビットコインなど市場の価格を押し上げる可能性があるとしている。
09:45
トルコの仮想通貨取引所BtcTurk、70億円超相当の資産が不正流出か
仮想通貨取引所BtcTurkは、ウォレットで異常が検知されたとして仮想通貨の入出金を一時停止。70億円超相当の資産が不正流出した可能性が指摘されている。
09:10
カインドリーMD、「中本」と合併完了 800億円調達でビットコイン財務戦略開始
カインドリーMDがナカモト・ホールディングスとの合併を完了し、5億4000万ドルを調達。デビッド・ベイリー氏がCEOに就任し、ビットコイン財務戦略を本格展開。
08:50
米財務長官の発言でビットコイン急落、準備金政策の行方と市場の反応|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは14日夜、ベッセント米財務長官が連邦政府のビットコイン準備金について、150億〜200億ドル相当と評価される没収資産のみで構築し、新規購入を否定すると発言したことに加え、FRBへの利下げ要請を行わない方針を示したことから急落した。
07:30
コインベース、デリビット買収完了で仮想通貨デリバティブ最大手目指す
コインベースがデリビット買収を完了し、590億ドルの建玉と年間1兆ドル超の取引量を統合。仮想通貨デリバティブ市場のグローバルリーダーへ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧