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イーサリアム、新テストネット「Holli」のローンチを計画 テスト環境の改善へ 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

テスト環境を改善

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)は、新しいテストネット「Holli」のローンチを計画している。

イーサリアムのプロトコルサポートを行うTim Beiko氏によれば、数年に渡ってアプリ開発者によるテストネットの利用が急速に増加しており、利用者がテストネット用のイーサリアムを十分に入手できない問題が生じているという。大型アップグレード「The Merge」が完了した今が良いタイミングだとし、今年にHolliのローンチを計画している。

テストネットは主に、クライアントの開発者とアプリ開発者、ノード運営者やステイカーが利用。それぞれが異なる需要でテストネットを利用しており、これまでもテストネット用のイーサリアムの供給に問題が生じたことはあったとBeiko氏は説明している。

クライアントとは

イーサリアムのクライアントとは、イーサリアムの仕様を実装し、P2Pネットワークを介して通信できるようにするためのソフトウェアのこと。複数のクライアントが開発されているが、相互運用が可能である。

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過去に問題が生じたのは、許可型のテストネット「Sepolia」。その時はテストネット用のイーサリアム「SepETH」以外にERC-20トークンを発行することで問題を解決した。別のトークンも使用することで、効率的にSepETHを発行することができたという。

一方で、イーサリアムではパブリック(公開型)テストネット「Goerli」も稼働。Goerliではテストネット用に「GoETH」を使用しているが、テストネット参加者が増え、配布方法の「信頼性」が損なわれてきているとBeiko氏は指摘した。

イーサリアムはHolliをローンチして、テストネット用のイーサリアムの供給方法を改良し、テスト環境を改善しようとしている

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テストネットの意義

テストネット利用者が必要な数量のトークンを入手しづらい問題を解決するため、クロスチェーンプロトコルを開発するプロジェクト「LayerZero」は22日、Goerli用のイーサリアムを購入できるマーケットを発表した。

メインネットのイーサリアムで、テストネット用のイーサリアムを購入できる仕組みだが、販売を行うという手法が、テストネットの自由を妨げると批判の声が上がっているという。

Beiko氏は上記ツイートの冒頭で「今週テストネットが再び話題になっている」と述べており、LayerZeroの発表が影響している可能性がある。

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