はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米議員、バイナンスに書簡を送付 16日までに規制対応等について情報提供を要求

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイナンスに情報提供を要求

暗号資産(仮想通貨)懐疑派として知られるエリザベス・ウォーレン議員ら米両党の上院議員3名は1日、連名でバイナンスとBinance.USの両CEO宛に書簡を送付した。

財務状況やリスク管理、コンプライアンス対策について、両社や関連企業の情報を提供するよう求めることが書簡の目的。議員は、バイナンスとBinance.USの関係が、FTXとFTX USの関係に似ているなどと主張し、情報提供を要求している。返事の期限は今月16日までとした。

関連仮想通貨市場に激震、アラメダショックとFTX騒動の動向まとめ

書簡の冒頭で議員は、FTXの破綻後にバイナンスは多くの調査に直面していると指摘。以下のような疑いがバイナンスにはあると記している。

  • 制裁回避への関与
  • マネーロンダリングへの関与
  • ライセンスを得ずに送金業を運営
  • 財務状況の健全性
  • 不透明な企業構造

そして、顧客や米議会、世界の規制当局らから透明性を求められているにもかかわらず、現在も中心的な事業については多くの情報が開示されていないと主張。情報公開が十分にされていないことは、バイナンスが違法な金融活動の温床になっていることを示唆しているとまで述べている。(バイナンスは上場企業ではない)

これまでの報道も利用しながら議員はバイナンスの問題点を指摘し、最終的に以下の文書や回答を16日までに提出するよう求めた。

  • バイナンスと子会社のバランスシート(2017年から現在まで)。
  • 米ユーザーの数と割合の四半期ごとの概算(2017年から現在まで)。
  • チャンポン・ジャオ(CZ)CEOが2018年、規制を免れるための会社の設立計画を承認したとの報道があるため、この計画に関連する文書とやりとりの記録。
  • 全てのコンプライアンス対策の方針と手順、関連するやりとりの記録。
  • ロイターの報道の通り、CZ氏が「本人確認は不要である」という指示などをしていたのであれば、その時のやりとりの記録。
  • バイナンスとBinance USの関係を示す文書。
  • バイナンスを利用する米プラットフォームの全リスト。

バイナンスを巡る規制対応

テラ騒動やFTXの破綻などを受け、各国の政府や規制当局からの仮想通貨企業に対する監視の目は強まっている。

関連テラUSD(UST)のディペッグ騒動 Terraform Labs社や取引所の対応まとめ

バイナンスについては先月、米国の規制当局との和解に向けて罰金支払いに応じる可能性があることが明らかになった。この問題は、主に設立初期のコンプライアンス違反が争点となっている模様。

この時バイナンスの最高戦略責任者(CSO)は「バイナンスは急速に成長し、贈収賄や汚職、マネーロンダリング、経済制裁のリスクに対処する法律や規則になじみのないソフトウェアエンジニア達が運営する事業としてスタートした」と述べていた。

関連バイナンス、罰金支払いなど米規制当局との和解に応じる構え

バイナンスとは

取扱銘柄や取引高、登録者数が非常に多い大手仮想通貨取引所を運営。他にもベンチャーキャピタル部門の活動や教育コンテンツの提供、慈善活動など幅広い事業を展開している。22年11月には、日本市場への進出を発表した。

▶️仮想通貨用語集

関連世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスとは|企業としての取り組みを紹介

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/12 金曜日
13:10
YouTube、クリエイター報酬でペイパルのステーブルコイン支払いに対応
フォーチューン誌によると、ユーチューブが動画プラットフォームのクリエイターに対し、ペイパルのステーブルコインPYUSDでの報酬受け取りを選択できるようにした。現在は米国ユーザーのみに適用される。
11:53
ビットコイン9万ドル割れから反発、売り圧力後退も流入資金は半減
12日の暗号資産市場でビットコイン(BTC)はFOMC後に一時9万ドルを割り込んだが米国時間にかけて反発した。ただアナリストは売り圧力減少による反発と指摘し、ステーブルコイン流入が8月比50%減の760億ドルまで縮小した。新たな流動性回復まで上昇は限定的で、週足9万3000ドル確保が強気継続の条件に。
11:35
コインベース、ソラナ系トークンの直接取引を開始 上場審査不要で即時売買
米仮想通貨取引所大手コインベースが、アプリ内でソラナ系トークンをDEX経由で直接取引できる新機能を発表。従来の上場審査なしで数百万種類のトークンに即座にアクセス可能。1.2億ユーザーに順次展開予定。
11:04
国税庁が調査結果を発表、暗号資産取引の追徴税額46億円に
国税庁が令和6事務年度の調査結果を公表。暗号資産取引に対する追徴税額は46億円で前年比31%増、1件当たり745万円と全体平均の2.5倍に。政府は分離課税導入に向け調整を進めている。
10:02
米上院銀行委員会長、仮想通貨「クラリティ法案」で銀行幹部らと協議
米上院銀行委員長がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める法案で銀行業界と協議し、進展があったと報告した。ステーブルコイン利回りやDeFiが法案の争点となっている。
09:49
米CFTC、仮想通貨取引の引き渡し規則を撤廃 規制緩和へ
米CFTCが仮想通貨の「現物引き渡し」に関する2020年ガイダンスを撤回。ファム委員長代行は「時代遅れで過度に複雑」と指摘し、規制簡素化へ。12月には現物取引承認やパイロットプログラム開始など、トランプ政権下で仮想通貨規制の整備が加速。
09:35
コインベース、ラップドトークン向けにチェーンリンクのクロスチェーン技術を採用
仮想通貨取引所コインベースはチェーンリンクのクロスチェーン技術を採用。ビットコインのcbBTCやイーサリアムのcbETHなどラップドトークンの送金に活用する。
09:25
米決済機関DTCCがトークン化サービス開始へ、SECから許可
米預託信託決済機構DTCCの子会社DTCがSECから無措置書簡を取得し、DTC管理下の実世界資産をトークン化する新サービスの提供が承認された。2026年後半にサービス展開を開始する予定だ。
08:20
ビットコイン、年末サンタ・ラリーの可能性低下 FRB利下げ後=アナリスト分析
FRBが25ベーシスポイントの利下げを実施した後、ビットコインが約9万ドルまで下落した。アナリストは年末のサンタ・ラリーが起こりにくいと分析しており、強気の確信は2026年初頭に先送りされている。
07:35
ステート・ストリートとギャラクシー、トークン化キャッシュ運用ファンドをローンチへ
ステート・ストリートとギャラクシーは、トークン化したキャッシュ運用ファンドのローンチ計画を発表。まずは仮想通貨ソラナのブロックチェーンに対応し、将来的にはステラやイーサリアムなどにも拡大するとした。
06:55
米大手銀バンク・オブ・アメリカ、ビットコイン担保融資の準備進める=報道
資産規模1.7兆ドルのバンク・オブ・アメリカがビットコイン担保融資商品の準備を進めていると報じられた。主要米銀行による仮想通貨担保融資の提供は、仮想通貨と伝統金融の統合における重要な一歩となる。
06:15
英上場企業サツマ・テクノロジー、保有BTCの約半数を売却 社債返済目的で
英国のビットコイン関連技術企業サツマ・テクノロジーが11日、保有する1199BTCのうち579BTCを売却し、約4000万ポンドの純収入を得たと発表した。売却後も620BTCを保有し現金約9000万ポンドを確保している。
05:55
21シェアーズがXRP現物ETFを上場、「TOXR」で取引開始
スイスの資産運用会社21シェアーズが11日、XRP現物ETFを米CBOE取引所に上場した。コインベース、アンカレッジ・デジタル・バンク、ビットゴーがカストディアンを務める。
05:35
JPモルガンがソラナ上で初の債券発行を実施、77億円相当のコマーシャルペーパー
JPモルガン・チェースが11日、ギャラクシー・デジタル向けに5000万ドルのコマーシャルペーパーを初めてソラナブロックチェーン上で発行したと発表した。
12/11 木曜日
18:32
NYSE、サトシ・ナカモト像を設置 ウォール街の変化示す
ニューヨーク証券取引所がビットコイン創始者サトシ・ナカモトの像を設置。設置者のトゥエンティワン・キャピタルは約4万BTC保有で世界3位。伝統的金融が仮想通貨を受け入れる象徴的出来事に。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧