はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ソラナ基盤のDEX「Orca」、米国からの利用を一部制限へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

トレードサービスを制限

暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)のブロックチェーンを基盤にするDEX(分散型取引所)「Orca」は16日、米国から「Trade」のサービスを利用できないようにすると発表した。

今月の31日に、Tradeの利用を禁止する国・地域に米国を追加するとしたが、禁止の理由は説明していない。一方、流動性提供は可能で、Orcaのスマートコントラクトやソフトウェア開発キットも利用できるとしている。

DEXとは

「Decentralized EXchange」の略。中央管理者を介さずに資産の取引が行われる。

▶️仮想通貨用語集

関連DEX(デックス)とは|時価総額230億ドル突破の分散型取引所について詳しく解説

利用が禁止されたTradeとは、Orcaのウェブサイトで仮想通貨同士を交換するサービス。今回の利用制限は公式発表が行われていないこともあり、Discord上でも関心を集めている。コミュニティの間では、米国の規制に関係しているとの見方が上がった。

「DefiLlama」のデータによると、OrcaはDEXのカテゴリーでは、運用のためにロックされた仮想通貨の総価値「TVL(Total Value Locked)」が、ソラナブロックチェーン上で最も多い。本記事執筆時点のTVLは、約62億円(4,668万ドル)である。

なお、Orcaのスマートコントラクトは利用できると説明されていることから、アグリゲーターを介したトレードなどは米国からも行えるとみられる。

関連DeFi(分散型金融)とは|初心者でもわかるメリット・デメリット、重要点を徹底解説

米国の規制

Orcaの利用規約には、「トークンに関連したトランザクションに適用される規制は、まだ整備の途中である」と記載。そして「国や世界で法律や規制のルールが作られた場合、トークンの使用や送信、取引や価値に影響を与える可能性がある」と記している。

たしかに米国では最近、規制整備や取り締まりの動きが加速。今月には、昨年6月に発表されて注目を集めた、超党派の仮想通貨法案の改訂版が、4月中旬に米上院に提出される予定であることが明らかにされた。

この法案は、仮想通貨の新たな法的定義の設定や規制機関の役割の明確化、ステーブルコインの監視強化、仮想通貨の課税の改正などに焦点を当てていたが、成立には至っていない。

関連米議員、包括的「仮想通貨法案」の改訂版を4月に公開予定

また13日には、米財務省テロ資金調達・金融犯罪局のエリザベス・ローゼンバーグ次官補が、DeFiが不正に使われることのリスクを調査していると語っている。

合法的にDeFiを活用していく可能性に関心はあるが、不正行為を行う者は犯罪行為を隠蔽し、犯罪収益を洗浄するための方法を常に探しており、このことはDeFiやその他の仮想通貨エコシステムに対する脅威ともなると話した。

関連米財務省、DeFiが不正金融に使用されるリスクを調査中

DeFiへのワンストップアクセスを提供するアグリゲーター「1inch」も、利用規約でアメリカからの使用を禁止している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/16 日曜日
16:22
金融庁、暗号資産105銘柄の「金融商品」扱いを検討 金商法適用へ=報道
金融庁は暗号資産に金融商品取引法を適用し、交換業者が取り扱う105銘柄に情報開示とインサイダー取引規制を導入する方針。税率は最大55%から株式と同じ20%への引き下げを検討。2026年の通常国会で改正案提出を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、XRP現物ETFの米上場や世界初のZcash保有企業の91億円調達など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナ、ジーキャッシュといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、下値余地残すも反発は時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC相場は1530万円周辺で推移。米政府機関閉鎖解除後もハイテク株軟調で上値重い展開。12月FOMC前の経済指標不足が懸念材料に。一方、STH損失レシオが95%超となり売られ過ぎの水準。オプションOI分析では9.5万ドルがターゲットに。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米史上最長の政府閉鎖終了に高い関心
今週は『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン・金・銀の価格予想、堀田丸正のBitcoin Japanへの社名変更、米政府の閉鎖終了に関する記事が関心を集めた。
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧