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ナスダック・AI関連株大幅上昇 米インフレ鈍化を好感|1日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

4/1(土)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:33,274ドル +1.2%
  • ナスダック:12,221ドル +1.7%
  • 日経平均:28,041円 +0.9%
  • 米ドル/円:132.7 +0.11%
  • 米ドル指数:102.3 +0.2%
  • 米国債10年:年利回り3.47 -2.1%
  • 金先物:1,986ドル -0.5%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:28,519ドル +1.8%
  • イーサリアム:1,827ドル +2%

本日のNYダウは続伸し+415ドルで取引を終えた。ナスダックやS&P500もインフレ鈍化の継続を示す指標を受けて続伸した。

PCEデフレーター

昨夜米商務省が発表した2月の個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)は上昇率が1年5か月ぶりの低い水準となった。伸びは前年比で+5.0%、1月の+5.4%から鈍化し、予想の+5.1%を下回った。前月比では+0.3% 、1月の+0.6%および予想の+0.4%を下回った。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアデフレーターPCE価格指数については、前年比+4.6%上昇と、前月の+4.7%上昇から伸びが鈍化。前月比では1月の+0.6%から0.3%へと上昇率も鈍化した。予想値は+0.4%だった。

また、2月米個人消費支出(PCE)は小幅な増加にとどまった。前月比+0.2%増加で、予想の+0.3%増加を下回っており、1月の+1.8%増加から大幅に減速した。一方、1月分は前月比+1.8%増から同+2.0%増に上方改定され、2021年3月以降で最大の上昇幅となった。

個人消費支出(PCE)は米商務省が毎月末に発表する個人消費の物価動向を示す指標。GDPの7割弱を占める米国の個人消費支出はGDPの先行指標として注目される。名目PCEを実質PCEで割ったPCEコアデフレーターは米FRBが最も重視している物価指標として知られている。

1月のPCEデフレーターは2022年8月以来最大の上昇幅となったが、2月の指標が予想以上の鈍化を見せたことで今後のさらなる利上げ期待は後退しているようだ。金利先物市場では次回5月3日および6月14日のFOMCで利上げ停止になる観測が50%の確率を超えている。多くのアナリストは次回FOMCでの0.25%利上げがこのサイクルにおける最後の利上げとなるとみている。

ミシガン大の指標

また、3月ミシガン大学消費者態度指数・確報値は62.0と速報値の63.4から下方改定された。予想は63.2だった。なお、2月の67.0から鈍化した。

消費者調査ディレクターのジョアン・シュー氏は声明で「消費者心理は4カ月ぶりに低下した」と指摘。一方、消費者心理はシリコンバレー銀行の破綻前にすでに下向きになっており、今月の銀行混乱の影響は限定的だったとした。

また、1年先のインフレ期待は3.6%と速報値の3.8%から下方改定され、21年4月以来の低水準となった。5年先のインフレ期待は2.9%で2月と同様だった。

経済指標(日本時間)

  • 4月3日23時00分(月):米3月ISM製造業景況指数
  • 4月5日21時15分(水):米3月ADP雇用統計
  • 4月12日21時30分(水):米3月消費者物価指数(CPI)
  • 4月13日3時00分(木):米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
  • 4月14日21時30分(金):米3月小売売上高
  • 4月14日23時00分(金):4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

関連:ビットコイン直近高値圏で揉み合う、イーサリアム先物の月間取引高は昨年5月以来の高水準に

米国株

米IT・テック株は利上げ期待の後退による投資家のリスク許容度の改善などで一部大幅上昇。個別銘柄の前日比では、NVIDIA+1.4%、c3.ai+21.50%、ビッグベア.ai+23.2%、テスラ+6.2%、マイクロソフト+1.5%、アルファベット+2.8%、アマゾン+1.2%、アップル+1.5%、メタ+1.9%、ディズニー+2%。

c3.ai

ニューヨーク証券取引所に上場するカリフォルニア拠点のAI関連企業C3.aiは28日の英FT誌で「2023年の最も成長が速い企業」の1つに選ばれている。同社は、エンタープライズ人工知能ソフトウェアや産業特化型アプリケーションの提供をメインビジネスとしている。3Mやシェル、米空軍など複数の政府機関および民間企業を顧客に持っている。

また、ビッグベア.aiやNVIDIA、アリスタネットワークス(ANET)といったAI(人工知能)関連企業も連れ高で買われていた。

一方、ChatGPTについてはイタリアのデータ保護機関が31日、データ収集違反の疑いがあるとして調査を開始し、同サービスへのアクセスをブロックしたと発表した。

AI技術の急成長と大規模な普及への懸念が高まっている状況だ。今週、最新版の「GPT-4」よりも強力な次世代AIシステムの開発に対して、全ての研究機関に6カ月間の休止を求めるオンライン署名運動が立ち上げられ、すでにテスラ社創設者イーロン・マスク氏やアップル共同創業者スティーブ・ウォズニアック氏を含む、著名な技術者、学者、研究者等1,300人以上の署名が集まっているという。

関連:イーロン・マスクやAI研究者、次世代AIモデル開発の一時停止を要請

仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)

  • コインベース|67.5ドル(+5.3%/-0.4%)
  • マイクロストラテジー|292ドル(+4.69%/+13.9%)
  • ライオット・プラットフォームズ|9.9ドル(+9.3%/+15.8%)

コインベースは昨日、カナダでの市場拡大に向けて「カントリーディレクター」としてLucas Matheson氏を起用することを発表した。同氏はShopifyやカナダの金融大手での経験を持つ人物で、コインベースのカナダでの取り組みを統括することになるという。

マイクロストラテジーについては今週、1.5億ドル(約200億円)相当の暗号資産ビットコイン(BTC)を追加購入したことを発表した。また、シルバーゲート銀での2.05億ドル相当のビットコイン担保ローンについては22%のディスカウントとして1.6億ドル返済し、ローンを完済したことを報告した。

関連:米マイクロストラテジー、約200億円分のビットコインを買い増し

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ドル円

ドル円は1ドル=132.7円、前日比+0.11%。米時間昨夜に発表された米PCEデフレーターが予想以上の鈍化を見せたことから今後の利上げ期待が後退する形で、ドル売りとなった。

出典:Yahoo!ファイナンス

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