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ウィンクルボス兄弟、ジェミナイに私費130億円を融資か=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨取引所ジェミナイに融資か

暗号資産(仮想通貨)取引所Gemini(ジェミナイ)を運営するウィンクルボス兄弟は、ジェミナイに個人資産から約133億円(1億ドル)を融資したとされる。関係筋の情報としてブルームバーグが伝えた。

3人の関係者によると、ジェミナイはここ数か月、非公式に外部の投資家に資金提供を求める方向で動いていたが、交渉は合意に至らなかったことが背景としてあるという。ウィンクルボス兄弟は、この件について公式な声明を出していない。

ジェミナイが抱える問題

ジェミナイは、最近様々な問題に直面しているところだ。

米証券取引委員会(SEC)は1月、ジェミナイを、仮想通貨融資企業ジェネシスと共に、証券法違反で提訴した。ジェミナイの利回りサービス「Gemini Earn」が、未登録有価証券の募集・販売にあたるとして、罰金の支払いなどを求めている形だ。

ジェミナイ側は常に法律や規則に従うよう努めてきたと主張。SECが投資家保護の動きを見せずに、事前に通知なしで訴訟を行なったことを残念に思うと述べている。

関連:米SEC、証券法違反でジェミナイとジェネシスを提訴

その後、ジェネシスは米連邦破産法11条(チャプターイレブン)にもとづいた破産申請を行った。ジェネシスの子会社がFTX破綻の影響で流動性危機に陥った影響で、ジェネシスと共同で提供してきたジェミナイの利回りサービスも凍結に追い込まれた。

ジェミナイを運営するGemini Trust Companyも、ジェネシスの上位債権者であり、ジェネシスに対して約1,000億円(7億6,600万ドル)の債権を有しているところだ。

関連:仮想通貨融資企業ジェネシスが破産申請、ジェミナイやヴァンエックら債権者に

米連邦破産法11条(チャプターイレブン)とは

日本の民事再生法に似た再建型の倒産法制度。経営を継続しながら負債の削減などを実施し、企業再建を行う。申請後に債権取り立てが停止され、債務者は負債の整理に取り組み、原則120日以内に再建プランを策定する。

▶️仮想通貨用語集

ジェミナイはすでに、利回りサービス「Gemini Earn」のユーザーが失った資金を回復するために1億ドルを拠出している。この金額が、ウィンクルボス兄弟の個人的な資産から割り当てられたのか、企業資金から割り当てられたのかは不明だ。

ジェネシスからの債権回収について、ジェミナイは7日、次のように進捗状況を報告している。

ジェネシスの無担保債権者委員会(UCC)は、債権者の資産回収を最大化するための作業を続けている。ジェミナイは引き続き、債権者委員会とUCCを支援し、協力していく。

この作業は今後数週間で完了する予定だ。共有できる情報が増え次第、お知らせする。

債権者会議は4月13日に予定されており、そこでは債権者がジェネシスに質問する機会が与えられる見込みだ。

人員削減

ジェミナイは人員削減も行っている。2022年6月にスタッフの10%を削減し、2022年7月に15%削減。さらに2023年1月に10%の削減を発表した。

キャメロン・ウィンクルボス氏は1月、解雇について、仮想通貨業界における「持続的なマイナスのマクロ経済状況」と「前例のない詐欺」により、他に選択肢がなかったと説明している。「詐欺」とはFTXが破綻し、その後、顧客資金を不正に流用していたことが発覚したことなどを指しているとみられる。

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