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仮想通貨取引所FTXの経営破綻は、中央集権型の仮想通貨取引所に対する人々の信頼を根底から揺るがし、これにより多くの人が取引所から離れた。Glassnodeデータによると、FTXの破綻があった同月、多くの仮想通貨資産の所有者が記録的な量のビットコインを取引所から引き出している。
Chainalysisは2002年を「仮想通貨のハッキング被害において最大の年」とし、仮想通貨エコシステムは、何度もハッキング攻撃の標的となった中央集権型取引所での資金保持に伴うリスクを認識した。しかし、この引き出された仮想通貨資産はどこに行き着くのだろうか。
複数の分析によると、多くの仮想通貨ユーザーが自分の資産を完全にコントロールするセルフカストディの仕組みについて知識を得たようだ。
新しいトレンドが新たに必要なものを生み、多くの人が仮想通貨資産のセルフカストディ・ソリューションに群がる中、ある実存的な問題が浮かび上がった。セルフカストディの大半は、中央集権型プラットフォームが提供する機能やサービスの範囲を備えていなかったのである。
一時期、セルフカストディ・ソリューションに移行する際に人々は実用性よりも安全性を優先しなければならなかった。
幸いなことに、仮想通貨の世界では資金の管理を第三者に委ねずに幅広い取引サービスを利用したいと考えるトレーダーや投資家のニーズに応えるソリューションが早い段階で登場している。異なるニーズは別のサービスによって解決される。
第三者が関与しないレバレッジ取引を望む仮想通貨ユーザーはDPEXに行き着いた。
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Polygonブロックチェーンに構築されたDPEXは、分散型パーペチュアル取引所であり、秘密鍵の所有権を失うことなく、ビットコイン、イーサリアム、マティックなどの仮想通貨通貨を最大50倍のレバレッジで取引することができる。DPEXは、取引手数料が安く、どんなに大きな注文であっても価格に影響を与えないため、DeFiユーザーは、期限のないパーペチュアル契約の取引を行うことができる。
Polygonに分散型パーペチュアル取引所を構築
DPEXが提供する直感的なデザインにより、あらゆる経験レベルのユーザーが効果的かつ安全に利用することができる。仮想通貨トレーダーは、10億ドル以上のTVLを有するPolygonネットワークが提供するマルチアセット流動性プールのスワップ、マーケットメイク、レバレッジ取引、スプレッドから利益を得ることができる。
DEXを支える分散型事業体であるDPEX Foundationは、ユーザーが資産をよりコントロールできるようにするとともに、レバレッジ取引やオンチェーン投票も可能にすることを目指している。プラットフォームのユーティリティトークンおよびガバナンストークンとして機能するDPEXトークンの使用を通じて、ユーザーはプラットフォームのエコシステムに参加し、その進展に発言権を持つことができる。
またリクイディティプロバイダー向けに設計されたLPトークンはDPLPと呼ばれる。DPLPでは、MATIC、ETH、WBTC、USDCの4つの主要アセットを提供する予定であるが、コミュニティからの承認投票により、さらに追加できる。
DeFiのユーザーは、MetaMask、Coinbase Wallet、WalletConnectを利用して、同じ画面からスワップだけでなくロングポジションやショートポジションを保有できるアプリの使用を開始できる。これは信頼性の高いプラットフォームであるため、KYC認証をすることなく取引を行うことができる。またDPEXは第三者が関与しないため、ユーザーを狙った詐欺を排除する。
GMX、dYdX、Synthetix保有者向けエアドロップ
DPEXプロトコルの発売を記念し、DPEXチームは100万のeDPEXトークンエアドロップを発表。イーサリアム・ブロックチェーン上にGMX、dYdX、Synthetixを保有する対象ユーザーに対して、プラットフォームの正式ローンチ後、当該トークン所有者のPolygonウォレットにDPEXと1:1の比率で交換できるeDPEXトークンをエアドロップしている。
分散型取引の可能性を最大限に引き出すことを目標に、DPEXチームは取引をより簡単に、より効率的にするための技術を継続的に開発している。シードラウンドの成功に続き、プライベートセールとプレIDOのフェーズは数時間で完了。現在は、IDOのローンチに本格的に取り組んでいる。
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