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ドバイ規制当局、3AC創業者運営の仮想通貨取引所「OPNX」に警告

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ライセンス未登録でOPNXに警告

ドバイの暗号資産(仮想通貨)規制局(VARA)は4月、破綻したスリーアローズキャピタル(3AC)の共同設立者が、必要なライセンスを取得せずに新しい取引所OPNXを運営・宣伝したとして、書面で警告していた。

VARAは4月18日に、OPNXの経営陣であるSu Zhu氏とKyle Davies氏、Leslie Lamb氏その他に対して書面で通達を出しており、現在、さらなる是正措置が必要かどうか同社を調査しているところだとしている。VARAは、次のように続けていた。

VARAは、OPNXが新しく開設しようとしている取引所に登録しようとする一般の人々から個人データを収集していることに気づいた。

OPNXは、ソーシャルメディアを通じて、ドバイおよびアラブ首長国連邦(UAE)の居住者に対しても制限を設けないままで、取引所のマーケティングを行っていた。

さらに、OPNXは4月に運営開始しているが、規制当局のライセンスを確保せずに仮想通貨取引サービスを提供しているとも指摘している。

VARAは、2月にもOPNXに対して停止命令を出しており、ドバイをはじめアラブ首長国連邦(UAE)の居住者に関する活動について制限を課していた。しかし、消費者へのコミュニケーション経路の一部でこれが適用されておらず、3月にも2度目の停止命令を出していた。

一方、ブルームバーグによると、OPNXのLeslie Lamb CEOは、「ドバイやUAEを対象としたマーケティングは行っておらず、UAEの顧客がOPNXで口座開設したことはない」とコメントしている。

またZhu氏は、実際的な事業運営を行っているのはLeslie Lamb氏であり、日常業務の方法についてZhu氏とDavies氏は関与していないと述べた。

OPNXとは

OPNXは、3AC創設者のZhu氏、Davies氏と、現在、事業再建中の仮想通貨取引所コインフレックス(CoinFLEX)の共同創設者Mark Lamb氏、Sudhu Arumugam氏が共同で立ち上げた事業である。現在のCEOであるLeslie Lamb氏はMark Lamb氏の妻だ。

スポット取引と先物取引を提供しており、投資家がFTXなど倒産したプラットフォームの破産債権を取引できるサービスも開始するとしている。

3ACは、旧テラエコシステム崩壊をきっかけに債務不履行に陥り、昨年7月に米国で破産申請を行った仮想通貨ヘッジファンドだ。清算人企業Teneoは、資産把握にあたって3ACの創業者らが非協力的であり、適切な帳簿や記録一式を渡していないと述べていた。

関連:スリーアローズキャピタル清算人、資産掌握状況を報告

規制・監督を強化するドバイ

ドバイの仮想通貨規制局(VARA)は、仮想通貨に対する規制や監督を強化しているところだ。

4月には、事業ライセンスの取得を望むバイナンスらの企業に対し、監督を強化する意向だと報じられた。企業に対して、所有構造やガバナンス、監査に関して、より多くの情報を提供するよう求めている形である。

関連:ドバイ規制当局、バイナンスらの事業認可申請企業に追加情報の提供を要請=報道

また、2月には仮想通貨の発行、ライセンス制度、マネーロンダリング・テロ資金調達防止や、プロモーションなどに関するガイドラインを発表。匿名性の高い通貨を禁止することも規定している。

関連:ドバイの規制当局、仮想通貨の規制方針発表 匿名性の高い通貨禁止に

匿名通貨とは

ユーザーのプライバシーを重視し、送金者などの取引記録を非公開にする(または記録しない)仮想通貨のこと。

▶️仮想通貨用語集

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