はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

スクエニ、24年3月期はWeb3ゲーム開発を加速へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーンゲーム開発を加速

大手ゲーム企業スクウェア・エニックス・ホールディングス(スクエニ)は12日、23年3月期の決算発表を行なった。

決算説明会の資料では「さらなる成長実現に向けた取り組み」として、ブロックチェーン事業を挙げている。「先駆者」になることが圧倒的成果を収めるためのカギとし、タイトルリリースを通じてビジネス検証とマネタイズを並行して推進しながら、投資活動もグローバルに継続していくと説明。そして、24年3月期の重点施策に「ブロックチェーンゲーム開発の加速」も挙げた。

関連Twitter投稿が3億円の価値に|大企業も注目する「NFT」の仕組みと可能性

同社の23年3月期の純利益は、前年比3.4%減の約492億円。売上高は同6.0%減の約3,432億円、営業利益は同25.2%減の約443億円だった。「OUTRIDERS」などを発売した前年と比較して、新作タイトルの収益が減少したことなどを減収の要因に挙げている。

ブロックチェーン事業に関する取り組みでは、NFT関連プロジェクトの「資産性ミリオンアーサー」と「SYMBIOGENESIS(シンビオジェネシス)」を紹介した。

関連スクエニの新NFTプロジェクト「シンビオジェネシス」、ポリゴンも採用へ

資産性ミリオンアーサーについては、NFTの第6弾の販売を23年4月から開始したと説明。75%以上を販売してセットとキャラクターは完売したことや、累計NFT発行数が14万枚になったこと、またLINE Blockchainにおけるアイテムトークン別のトランザクションランキングで1位を獲得したことなどを記載している。

そして、パブリックブロックチェーンを活用したビジネスの検証については、「国内限定の資産性ミリオンアーサーのノウハウを継承し、Web3ビジネスの検証・課題に取り組む」と述べた。

また、NFTコレクティブルアートプロジェクトのSYMBIOGENESISについては現在も開発中と説明。SYMBIOGENESISでは、新規IP(知的財産)によるスクエニ初のNFTコレクティブルアートを販売するとし、約1万体のNFTアートを販売する計画だと記した。

SYMBIOGENESISのこれまでの取り組みとしてはPV映像を公開したことや、コミュニティ向けの「Discord」を開設したことなどを挙げている。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。

▶️仮想通貨用語集

関連「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

Web3領域の挑戦

ほかにも決算説明会の資料では、「Web3領域の挑戦」という項目で、23年3月期に以下の取り組みを行なったことを紹介した。

  • ブロックチェーン・エンタテインメント事業部新設
  • gumi社との資本・業務提携(SBIホールディングスとの共同出資)
  • 海外8社、国内3社への出資(トークン出資を含む)

出典:スクエニ

関連SBIとスクエニがgumiと資本業務提携、ブロックチェーンゲーム開発など強化

ブロックチェーン・エンタテイメント領域における今後の取り組みについては、投資手段を多様化するために「CVC(Corporate Venture Capital)」の設立を検討していることや、Web3事業を整備するために海外法人設立の準備をしていることも記載している。

関連ブロックチェーンゲームで遊ぶメリットと自律分散型の将来性|廃猫

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/31 月曜日
17:51
SBI VCトレード、gumi株主向けにビットコイン1,600万円分を抽選配布キャンペーン
SBI VCトレードがgumi株主向けに総額1,600万円相当のビットコインを抽選配布する。口座開設とエントリーで参加可能な注目の株主優待キャンペーン。
15:07
イーロン・マスク、連邦政府DOGE省と仮想通貨ドージコインの関連性を否定
イーロン・マスク氏が米ウィスコンシン州のタウンホールミーティングで、トランプ政権の連邦政府効率化局(D.O.G.E)と暗号資産(仮想通貨)ドージコイン(DOGE)の間に関連性はないと明言した。今年2月のドージコインのマスコット表示で生じた市場の思惑は誤りだったことが改めて確認された。
14:10
メタプラネットがビットコイン購入へ 総額20億円の第10回普通社債を発行
株式会社メタプラネットは総額20億円の第10回普通社債を発行し、調達資金をビットコイン追加購入に充当。24日時点の保有量は3,350BTCとなり、積極的な買い増しを継続する方針だ。
13:03
米バンカメ「貿易戦争の資産逃避先ではゴールドが圧倒的優位」
バンク・オブ・アメリカのファンドマネージャー調査で、トランプ関税を背景とした貿易戦争時の避難資産として、金(ゴールド)が仮想通貨ビットコインより圧倒的に好まれていた。投資家の避難先として注目されているのが、パクソス社が発行するPAXG(Pax Gold)やテザー社が発行するXAUT(Tether Gold)、国内では三井物産デジタルコモディティーズ株式会社が発行するジパングコイン(ZPG)がある。
11:16
仮想通貨市場など全面安 命運を左右するトランプ関税発表が4月2日に迫る
4月2日に迫るトランプ米大統領の関税発表が株やビットコイン(BTC)市場に大きな不確実性をもたらしている。著名投資家は今年最大の市場イベントと位置づけ3つのシナリオを提示した。一方、ピーター・ブラントはビットコイン(BTC)の65,600ドルへの下落リスクを警告している。
09:51
金融庁、仮想通貨のインサイダー取引規制導入か 「金融商品」に分類する法改正案提出へ=報道
日本経済新聞の報道によれば、金融庁が2026年を目途にビットコインなど仮想通貨を金融商品とする金商法改正案を提出予定。暗号資産(仮想通貨)のインサイダー取引規制も新設する見込み。
03/30 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、米州政府や企業のBTC投資動向やリップル社のSECへの追加上訴撤回など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン週次市況:1300万円台で揉み合う展開と今後の見通し|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による週次分析。トランプ政権の相互関税懸念と米経済指標の動向を背景に、1300万円台で揉み合うビットコイン相場。現物ETFへの資金流入が続く中、今後の展望を詳細に解説
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ関税の影響分析に高い関心
今週はSBI VCトレードによるステーブルコインUSDCの取引開始、トランプ関税の影響分析、世界最大級のオンライン証券会社によるトランプ氏言及の仮想通貨4銘柄追加に関するニュースが最も関心を集めた。
03/29 土曜日
13:45
イーサリアム創設者ヴィタリック、L2セキュリティの進化と「2-of-3」証明システムを提案
ヴィタリック・ブテリン氏が新たなブログで、L2セキュリティの現状と将来展望を公開。ブロブスペース拡張、ZK・OP・TEEを組み合わせた「2-of-3」証明システム、証明集約レイヤーの必要性について詳細に解説。
12:55
南カロライナ州で新たにビットコイン準備金法案提出 対コインベース訴訟取り下げも
米国サウスカロライナ州が、コインベースへのステーキング関連訴訟を取り下げた。また同日には州がビットコインなど仮想通貨の準備金を持てるようにする法案が提出されている。
10:45
ブラックロックのビットコインETFを保有、トランプ大統領の息子が顧問の米上場企業
米ドミナリ・ホールディングス社がビットコイン保有戦略を開始し、ブラックロックのETFを購入。機関投資家の仮想通貨投資最新動向は。
10:00
欧州保険・年金機構(EIOPA)、保険会社が仮想通貨を100%裏付ける義務提案
EIOPAが保険会社の仮想通貨保有に100%の資本要件を提案。高リスクに対応するためとしている。欧州では特にルクセンブルクで保険会社の仮想通貨エクスポージャーが確認されている。 。
09:30
SEC、イーロン率いる政府効率化省(DOGE)と連携開始
米証券取引委員会(SEC)がイーロン・マスク氏の政府効率化省(DOGE)との連携を開始。トランプ政権下での規制機関改革と仮想通貨政策転換の最新動向を解説。
08:30
ビットコイン80万円下落、BTCメジャーSQ通過で需給悪化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で一時80万円の下落となった。アルトコイン市場も、ビットコインの急落に連動するかたちでほぼ全面安の展開となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧