はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米マイアミ市長、大統領選に出馬 仮想通貨を支持する候補相次ぐ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨に肯定的なマイアミ市長が出馬

米フロリダ州マイアミ市のフランシス・スアレス市長は15日、米大統領選の共和党指名候補者争いへ立候補した。スアレス氏は、暗号資産(仮想通貨)を推進する市長として知られている。

米大統領選の指名候補者争いに、また一人、仮想通貨支持派が加わった形だ。

スアレス氏は「マイアミ市を仮想通貨の中心地にしたい」として、給料をビットコインで支払えるようにする法案などを進めていた。2021年には、自身の給料を100%ビットコイン(BTC)により受け取るとも発表している。

関連米マイアミ市長、給与の100%をビットコインで受け取りへ

スアレス氏は、今年1月に米国経済の未来をテーマとするイベントで講演を行った。その際には、仮想通貨規制に取り組む議員にとって最初のステップとなるのは、仮想通貨テクノロジーの重要性を認識することだと述べている。

国家債務の上限や、インフレなどの問題は、こうした「主流の法定通貨制度の外にある」通貨を持つことの価値を示しているとも続けた。

一方で、スアレス氏は話題が大手仮想通貨取引所FTXの破綻について向けられた際、仮想通貨には規制が必要だとも認め、次のように話した。

こうしたカストディ機関が、その保管資産に対して何ができるかをめぐり規制が設けられているべきだった。

このような機関は銀行のようなもので、保有していた資産は膨大なものだった。銀行業界に、すでにある程度の規制が存在していることには理由がある。

カストディとは

投資家の代わりに資産を保有・管理することを指す。仮想通貨以外の資産にも広く使われる用語。資産の保管や売買に係る決済、また元利金・配当金の受領や議決権行使など、幅広い業務を代行するサービスを指す。カストディを行う企業を「カストディアン」と呼ぶ。

▶️仮想通貨用語集

ビットコインに肯定的な候補者

米国フロリダ州のロン・デサンティス知事は先月、米大統領選に向けて共和党の指名争いに出馬表明。ビットコインを擁護していくことも政策の一つに挙げている。

関連「ビットコイン保護」を誓う立候補者も、2024年大統領選で仮想通貨政策も焦点に?

デサンティス氏は5月24日に、イーロン・マスク氏らを招待してツイッターでトークイベントを実施。その席で、バイデン政権はビットコインに対して批判的であり、バイデン氏が再選されれば、ビットコインの将来が危険にさらされるとも意見している。

デサンティス氏は2021年、フロリダ州の州法で仮想通貨を明確に定義し、個人がライセンスを取得せずに仮想通貨取引を行える法案に署名した。また2022年には、同州で企業による仮想通貨での税金納付を可能にするべきとも主張している。

共和党の指名候補者に立候補している人物の中では、起業家のヴィヴェク・ラマスワミ氏もビットコインに肯定的だ。同氏は、仮想通貨関連イベントにて、「ビットコインは証券として規制されるべきではない」と話している。

民主党では、ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏が、選挙活動への寄付をビットコインでも受け付けるとしている。大統領に選ばれた場合、ビットコインを保有したり利用する権利が不可侵であることを保証したいと表明している。

ケネディ氏は、ジョン・F・ケネディ元大統領の甥であり、民主主義の観点からビットコインを支持する姿勢を示している格好だ。

関連米大統領候補、仮想通貨ビットコインの寄付金受け入れへ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧