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ビットコイン反発で一時3万ドル台回復、DEX騒動及び清算リスクの懸念後退

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

1日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比71ドル(0.2%)高、ナスダック指数は62ポイント(0.43%)安で取引を終えた。

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仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比0.42%高の1BTC=29,820ドルに。

28,500ドルのサポートライン(下値支持線)で急反発して下髭を付けると、一時30,000ドル台を回復する勢いを見せた。

BTC/USD日足

マイクロストラテジーの動向

米証券取引委員会(SEC)への目論見書を通じて、マイクロストラテジーが最大7億5000万ドル(1070億円)の株式売却方針であることがわかった。

関連:米マイクロストラテジー、2Q決算発表 ビットコイン購入継続

その一部をビットコイン(BTC)の買い増しに充てる意向を示している。

2020年8月からビットコイン(BTC)を買い集め始めたマイクロストラテジーの保有量は、2023年7月31日時点で152,800BTC(6440億円相当)に達している。

DEX騒動の一服

また、大手分散型取引所(DEX)Curve Financeのエクスプロイトを受け、創業者であるMichael Egorov氏のCRVを担保にした巨額の融資ポジションがロスカット(強制清算)の危機に瀕していた問題で、相場の不確実性を嫌気したリスク回避売りが強まっていた。イーサリアムのDeFi(分散型金融)エコシステム内で清算の連鎖が起こり得るとの見方が強まったからだ。

同氏は融資プラットフォーム全体で推定9,000万ドルを超える融資残高を抱えており、CRVトークンによって担保されていたと見られる。そのため、CRV価格の急落は、ポジションの清算や不良債権化のリスクを高めていた。

The Blockの報道によれば、Aaveだけで6000万ドル相当のステーブルコインを融資されており、このローンには1億7500万ドルのCRVが担保されている。

しかしその後、トロン創業者のジャスティン・サン氏や、Machi Big Brother、DWF Labs、Cream.Financeといったの大口投資家へのOTC売却が伝わったことも投資家心理の改善につながった。

約500万CRVを買い取ったジャスティン・サン氏は、Curve Finance救済措置の一環として戦略的パートナーシップの締結を発表した。CurveにstUSDTプールが導入される。

トロンの発表によれば、「stUSDT」は、保管契約に基づき分散型プラットフォームJustLend DAOを通じて運用される。RWAをコミュニティに導入するTRONエコシステム初の試みになるという。

実物資産(Real World Assets:RWA)とは、不動産、金や債券、株式などの現実世界の有形資産をトークン化したもの。

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