はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

暗号資産関連サービス「クリプタクト」提供企業pafin、大和証券グループ本社と連携へ協議

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

pafinと大和証券グループ本社が提携

暗号資産(仮想通貨)の自動損益計算サービス「クリプタクト」等を提供する株式会社pafinは3日、株式会社大和証券グループ本社と業務提携の検討を開始することに合意したことを発表した。

その一環として、大和証券グループ本社はpafinの第三者割当増資を引き受けることを決定している。

この提携の目的は、Web3(分散型ウェブ)関連の事業推進である。両社は、大和証券グループ本社の金融に関する深い知見と、pafinのWeb3技術の専門性を組み合わせ、それぞれの事業展開やWeb3領域における共同開発などの連携を深めるねらい。

Web3時代のインフラを目指すpafinは、2017年12月に「クリプタクト」をリリース。2023年6月には、ブロックチェーン上の取引や資産状況を可視化し、その管理を効率化する「defitact」というWeb3の家計簿サービスを導入するなど、Web3に関連する課題解決に取り組む。

関連:日本の仮想通貨税制は本当に変わる?|WebXレポート&インタビュー

一方、大和証券グループ本社は、Web3領域の急速な発展を早期から注視してきた。法制度や税制のルールが整備されることで、この分野はさらなる成長の可能性を秘めているとの見解を示している。

関連国内初 大和証券傘下のFintertech、イーサリアム担保ローンを提供へ

中核となる子会社である大和証券は、ブロックチェーンを利用したデジタル証券であるセキュリティトークンの事業化を2022年2月に開始。累計で約226億円を引き受け、国内最大の引受証券会社に成長した。また、2018年に設立したグループ会社、Fintertech株式会社では、国内初の暗号資産担保ローンの提供を2020年3月より開始している。

関連『デジタル証券(STO)市場の発展はWeb3普及に欠かせない』|WebXレポート

さらに、デジタルガレージと共同でDGダイワベンチャーズを設立し、pafinのほか、ビットコイン関連技術の開発を行うBlockstreamや、ステラブロックチェーンを主導するInter/Stellarなどの世界的なスタートアップテック企業への投資も進めている。

Web3とは

Web3は、ブロックチェーンを活用した分散型インターネットの形として注目を集めている。金融分野を含む多くの領域で活用が進んでおり、関連市場は急速に拡大している。

経営コンサルティングの大手、A.T.カーニーは、成長著しいWeb3市場について、「①プロトコル」「②アプリケーション」「③コンテンツ・IP」の三つの領域に分けて分析。大衆がWeb3を使い始める中で、特に「③コンテンツ・IP」を起点とした「②アプリケーション」の部分が成長の中心になると見る。

長期的に、ステーブルコインの規制が緩和されることで流通と決済が増え、またトークンや暗号資産に関する税制が改正されることで「①プロトコル」の発展に寄与する。このような状況を踏まえて、同社は世界のWeb3市場が大きく伸びると予測しており、2021年の5兆円から2027年に13倍の67兆円にまで成長すると見込んでいる。

また、日本では政府が「骨太の方針」や「スタートアップ育成5か年計画」の中で、Web3推進に向けた環境整備を進めると表明しており、成長産業として認識されている。

7月26日のWebXカンファレンス(Coinpostが携わるWebX実行委員会主催)では経済産業省(METI)西村 康稔大臣が登壇。Web3について、世界中の起業家や技術者が集まる魅力的な環境整備に取り組んでいると主張した。コンテンツ、アート、スポーツ、ゲーム、そして文化面など、日本が強みを持つ多岐に渡る分野との親和性が高いと確認した。

関連西村経済産業大臣、AIとWeb3相乗効果による社会変革の可能性を強調|WebXカンファレンス

関連:税率0%の国も 仮想通貨の税率を世界で比較、Coincubが2023年版のレポート公開

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧