WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

西村経済産業大臣、AIとWeb3相乗効果による社会変革の可能性を強調|WebXカンファレンス

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イノベーション、イノベーション、イノベーションだ

7月26日、CoinPost株式会社が企画・運営し、日本国内外の主要プレイヤー、スタートアップ、企業、投資家、政府関係者、メディア、一般来場者が一堂に会するアジア最大規模のグローバルカンファレンス「WebX」のDAY2がスタート。経済産業省(METI)西村 康稔大臣が来賓挨拶を行った。

西村大臣は、これから成長軌道に乗り移ろうとする日本における過去最大の国内設備投資額100兆円に言及。少子高齢化という成長阻害要因を、Web3や生成AI(人工知能)などの革新技術で克服することが重要だと語った。

革新の推進力は、若い世代とスタートアップの挑戦的な姿勢によるもので、西村大臣はブロックチェーンを社会に革新をもたらす技術の一つと確認。金融分野をはじめとし、コンテンツ、アート、スポーツ、ゲーム、そして文化面など、日本が強みを持つ多岐に渡る分野との親和性が高いと確認した。

また、別の革命的な技術である「生成AI」への注目が高まる中、ブロックチェーンがデータの透明性と信頼性の向上を担うことが期待されている。

具体例として、Web3で分散管理されたパーソナルデータを利用し、個人最適化されたAIによるレコメンデーションや生活管理をサポートする「水晶玉」のようなプロダクトイメージを示し。「AIとブロックチェーンの相乗効果による社会変革は現実になる可能性を秘めている」と西村大臣は強調した。

AIとブロックチェーンの相乗効果による社会変革も現実となる可能性を秘める。

世界では、暗号資産やAIを含む新興技術への慎重な姿勢が強まっている。しかし、経済産業省では挑戦こそが未来を切り開くとの信念を持ち、Web3推進室を設立し、税制改正、会計監査・金融規制の見直し、知的財産の課題解決に向けた政策を推進している。

また、西村大臣は世界中の起業家や技術者が集まる魅力的な環境整備に取り組んでいると主張。「人類の課題を乗り越えるには新しいアイデアによる”イノベーション、イノベーション、イノベーション”が必要」と、繰り返すようにして重要性を強調し、フロンティア精神を持って世界を変える挑戦を呼び掛けた。

WebXのDAY1では、経産省Web3.0政策推進室 板垣 和夏 課長補佐が、Yugaラボ(Yuga Labs)のDaniel Alegre CEOと対談。Web3による日本IP海外進出の可能性や、Web3普及の課題を共有した。

Alegre氏はインターネットの黎明期から普及への過程を事例に、官民協力の役割は非常に重要だった点を示し、日本政府とのパートナーシップを楽しみにしていると語った。なお、具体的な提携内容については明かしていない。

関連:「Web3で日本IPを海外へ」YugaラボCEOと経産省Web3.0政策推進室の課長補佐が対談|WebXカンファレンス

経済産業省とWeb3

日本政府は22年6月、成長戦略にWeb3の環境整備を盛り込むことを閣議決定し、NFTやDAO(自律分散型組織)利用等のWeb推進に向けた、環境整備の検討を進める方針を明言した。

関連:なぜ日本政府は「Web3政策」を推進し始めたのか?重要ポイントと関連ニュースまとめ

出典:デジタル庁

経産省はNFTと著作権関係、メタバース活用やセキュリティトークンの法制度などで個別に検討を進めてきた。

22年7月には省内横断組織としてWeb3.0(分散型ウェブ)に関連する事業環境課題を検討する「大臣官房Web3.0政策推進室」を設置。

資金調達や税制、事業体などを担う事業環境担当課室や、コンテンツ・スポーツ・ファッション・アートなどを担う業種担当課室が一体となり、デジタル庁等の関係省庁と協働している。

大臣官房Web3.0政策推進室室長 浅野 大介氏が国内メディア環境ビジネスに語った内容によると、同組織の短期的な焦点はweb3ビジネスの「税制・会計基準など事業環境の整備」にある。

浅野氏は、Web3に関する制度改革のスピード感について「3~5年」を目途としており、中・長期的にブロックチェーン技術などweb3の在り方について検討を行い、投資を行っていく構えを示していた。

関連:閣議決定した来年度予算案、経済産業省は1兆6900億円を計上

登壇者プロフィール

経済産業大臣
原子力経済被害担当 大臣
GX実行推進担当 大臣
産業競争力担当 大臣
ロシア経済分野協力担当 大臣
内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

関連:なぜ日本政府は「Web3政策」を推進し始めたのか?重要ポイントと関連ニュースまとめ

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/02 金曜日
18:43
SMBC日興証券、国内投資家向けDeFi基盤を開発へ Uniswap v4活用
SMBC日興証券とNethermindは2日、Uniswap Labs、Baseらと覚書を締結し、規制対応型の流動性プール「DeFi Gateway」の開発に着手すると発表した。AML・CFT対策を組み込み、2027年半ばの完成を目指す。
18:20
メタプラネット、有報など4件訂正 CEOはMMXX議決権の過半数保有せず
メタプラネットは2日、過去の有価証券報告書3期分と半期報告書1件を訂正した。ゲロヴィッチCEOがMMXXの議決権の過半数を保有するとの記載を改め、ビットコイン購入資金10億円の借入先でもある同社の関連当事者の区分を「主要株主」に変更した。CEOは9月に資本関係を説明していた。
17:36
金融庁、デジタル金融施策に約13.3億円を予算要求 前年度の15倍
金融庁は2027年度概算要求で、デジタル技術を用いた金融サービスの変革に13億2,765万円を計上した。前年度当初の約15倍で、オンチェーン金融の利活用やデジタル決済と連携した決済システムの構築促進を掲げる。暗号資産業者の監督体制も増員を求める。
17:20
ローソンのレジでJPYCが動いた日 決済実証の4社が語る商用化の壁
ローソンの実店舗で実施された円建てステーブルコインJPYCの決済実証について、ローソン、キャナルペイメントサービス、JPYC、HashPortの4社が議論。決済速度や返金対応など商用化の課題と、普及への道筋を探った。
17:01
米議会調査局、銀行の仮想通貨業務を分析 政権交代のたびに当局方針が転換
米議会調査局(CRS)は9月30日、銀行の仮想通貨業務の許容範囲を分析した報告書を公表。当局は「銀行業務との関連」と「安全性・健全性」の2基準で判断するが、政権交代のたびに方針が転換。クラリティー法案の下院案と上院案の違いを整理する。
16:11
IMF、エルサルバドルに1.38億ドル ビットコイン巡る基準未達を免除
IMF理事会は1日、エルサルバドル向けEFFの第2・3次審査を完了し、約1億3,800万ドルの拠出を承認した。ビットコイン蓄積に関する基準未達は是正措置を条件に免除。追加蓄積は寄付分を除き想定せず、Chivoの民営化も進んだ。
15:41
ビットコイン利確が年初来最大、9月22日に2.57万BTC=コインベース分析
コインベースの市場分析によると、ビットコインの利益確定は9月22日に2.57万BTCと2026年で最大を記録した。短期トレーダーの含み益率は33%に達した一方、現物の見かけ需要は30日で17万BTC縮小し、先物需要の伸びも急減している。
15:14
米上院議員が仮想通貨税制法案、ステーブルコイン決済の課税除外を提案
米上院のデインズ議員は9月30日、仮想通貨税制改革法案「ADAPT Act」を提出した。ステーブルコイン決済や10ドル以下の手数料を非課税とする一方、ウォッシュセール・ルールを初適用し、ステーキングの税務ルールも明確化する。
14:26
米ファイサーブ、デジタル資産基盤を稼働 米国の州営銀ステーブルコインが第1弾
米決済大手ファイサーブは1日、デジタル資産プラットフォームが金融機関向けに稼働したと発表した。第1弾はノースダコタ銀行の米ドル建てステーブルコイン「Roughrider Coin」で、ソラナ上で州内90超の銀行・信用組合の銀行間送金に使われる。
14:01
アマゾンのAWS、ブロックチェーン管理サービスを2027年9月終了
アマゾンウェブサービス(AWS)は、Amazon Managed Blockchainのサポートを2027年9月29日に終了すると発表した。新規受付は2026年10月29日に停止し、既存顧客には早期の移行計画立案を呼びかけている。
12:25
ハイパーリキッド関連団体とサークル社、仮想通貨規制「MiCA」見直しで意見書
ハイパーリキッド・ポリシーセンターとサークル社がそれぞれ欧州委員会に意見書を提出。無期限先物とステーブルコインの規制についてそれぞれ要望を述べた。
10:45
ポルシェのWeb3プロジェクトが終了、NFTはブロックチェーンに残存へ
高級車大手ポルシェのWeb3プロジェクトが終了することが発表された。同社のモデル911のNFTは仮想通貨イーサリアム上のブロックチェーンに残るという。
10:20
SBIデジトラスト、日韓間ステーブルコイン送金で共同検証へ
SBIデジトラストは韓国のNICE情報通信、DSRVと、日韓間のステーブルコインを活用したクロスボーダー送金・決済の商用化に向け共同検証の実施について基本合意書を締結した。実現すれば、日韓間の決済手段の選択肢が広がる可能性がある。
09:57
ポリマーケット国際版、個人口座の約7割が損失=ギャラクシー分析
米ギャラクシーが予測市場ポリマーケット国際版の全オンチェーン決済記録を分析。個人口座約290万のうち69.2%が損失で、合計3億3,890万ドルの赤字となった。損失後の離脱率や分野別の黒字比率の差から、勝者と敗者の行動の違いを読み解く。
09:30
ビットコイン、上昇の初期段階も売り注文の壁が上値抑制=グラスノード
オンチェーン分析企業グラスノードは、ビットコインは上昇の初期段階にあるが市場参加者の広がりは限定的と分析。ETF流入の減速や8.5万ドル付近の売り板に言及した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧