はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

閣議決定した来年度予算案、経済産業省は1兆6900億円を計上 当初予算比38.1%増に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

経産省の2023年度当初予算案

23日に閣議決定した2023年度当初予算案で、経済産業省は1兆6896億円を計上した。22年度当初予算に対して4662億円増となる。

主なテック関連としては、GX(グリーントランスフォーメーション)」戦略の支援関連に4896億円を計上。デジタル変革(DX)推進含む「デジタル社会の実現」に531億円(前年比4.5%増)、量子・AI・バイオ技術など社会実装を目指す「科学技術・イノベーションへの投資」に1139億円(5.4%)を計上した。

また、挑戦を後押しする基盤整備として、人材支援(77億円)、スタートアップ育成(42億円)を計上。若手起業家の海外留学支援や、人材発掘プログラムの実施、グローバル展開を目指す国内スタートアップへ投資を行うベンチャーキャピタルへの出資などを行う。

経産省の2023年度当初予算案は、アート・コンテンツ・スポーツ・教育等における文化づくりへの投資促進・基盤整備等を行う「文化経済産業政策の推進」分野に36億円を見込む。

うち、2025年大阪・関西万博の日本政府館(日本館)の会場建設、及び参加国・地域の招聘イベント等の開催費用に24億円を充てる。経産省が大阪万博での飛行を目指す「空飛ぶクルマ」やドローン、自動配送ロボットの活用を含む物流・人流分野のデジタル化・標準化に計113億円を盛り込む。

関連:経産省、初のNFT実証実験を22年2月より開始

Web3.0政策推進室

経済産業省は22年7月、省内横断組織としてWeb3.0(分散型ウェブ)に関連する事業環境課題を検討する「大臣官房Web3.0政策推進室」を設置した。

資金調達や税制、事業体などを担う事業環境担当課室や、コンテンツ・スポーツ・ファッション・アートなどを担う業種担当課室が一体となり、デジタル庁等の関係省庁と協働している。

関連:経産省、NFTとメタバースの実証事業イベント開催へ

大臣官房Web3.0政策推進室室長 浅野 大介氏が国内メディア環境ビジネスに語った内容によると、同組織の短期的な焦点はweb3ビジネスの「税制・会計基準など事業環境の整備」にある。

国内では暗号資産(仮想通貨)に係る会計基準が曖昧で、暗号資産を保有する企業は監査法人によるチェックが受けられないため、上場企業の参入が困難な状況だ。

23日に閣議決定された23年度税制改正大綱のうち、経済産業省関係では、企業が自社で発行した暗号資産を期末時価評価課税の対象から除外するルールが盛り込まれた。

現行法では企業が仮想通貨を保有している場合、期末時に含み益に課税される。このルールが企業の負担になり、ブロックチェーンのイノベーションを阻害していると長期に渡って指摘されてきた。今回の税制改正では、財務省や金融庁も自社発行分の対象除外を要望していた経緯がある。

関連:仮想通貨の法人課税改正案を提出 財務省、令和5年度税制改正要望を公開 

浅野氏はまたWeb3に関する制度改革のスピード感について「3~5年」を目途としており、中・長期的にブロックチェーン技術などweb3の在り方について検討を行い、投資を行っていく構えを示していた。

関連:来年度税制改正、仮想通貨法人税のルールを一部見直しへ

Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/02 木曜日
06:02
米政府閉鎖で仮想通貨ETF承認手続きが停滞、再開時期は不透明=報道
米国政府が予算案の合意に至らず閉鎖に入り、SECによる数十種類の仮想通貨ETF承認プロセスが停止している。政府再開の見通しは立っていないようだ。
05:40
プライバシー銘柄「Zcash」、一週間で約2倍急騰 その背景は
プライバシー銘柄の仮想通貨Zcashが10月1日に急騰し、120ドルを超えて3年ぶりの高値を記録した。著名投資家らがビットコインに対する保険としての役割を強調している。
10/01 水曜日
18:59
リミックスポイント、SBIグループ2社と連携強化
リミックスポイントがSBI VCトレードとビットポイントジャパンと包括連携。約1,350BTCを保有する同社のビットコイン取引・保管・運用を一元的にサポートする体制を構築。
18:02
メタプラネット、ビットコイン購入で新資金調達戦略を発表
メタプラネットが新成長戦略「PHASE II」を発表。永久型優先株による資金調達でビットコイン保有を加速し、Bitcoin.jpを軸にプラットフォーム事業も拡充する。
17:53
J-CAM、イオレと暗号資産金融事業で提携 暗号資産の知見とAI技術の融合へ
暗号資産レンディングサービス「BitLending」を運営するJ-CAMが、東証グロース上場のイオレと暗号資産金融事業で戦略的提携を発表。暗号資産の運用知見とAI技術を組み合わせた新プロダクト開発へ。
17:30
メタプラネット、通期予想を上方修正
メタプラネットは2025年12月期通期予想を上方修正。営業益は88%増の470億円に達し、ビットコイン・インカム事業が収益を牽引した。
15:04
大和証券、暗号資産担保ローンの紹介を開始
大和証券は全国の本支店で、Fintertechの暗号資産担保ローン紹介を開始。ビットコインやイーサリアムを担保に円資金を調達可能に。
14:24
自称「IQ276」の投資家、ビットコイン100倍を予測し全財産転換へ
自称世界最高のIQ記録「276」を保持するキム・ヨンフン氏が、ビットコインは10年で100倍に上昇すると予測し、自身の全資産を投入したと発表した。同氏の経歴とその主張の実現可能性を検証する。
13:28
米SEC、株式トークン化規制実現で協議中 証券取引所グループから懸念の中=報道
米証券取引委員会が株式をブロックチェーン上で取引可能にする規制変更を協議中と伝えられる。ナスダックがトークン化証券を申請する一方、証券業界は監督強化を要請している。
11:40
リップル社のデビッド・シュワルツ最高技術責任者が年末退任へ
リップル社のデビッド・シュワルツCTOが2025年末に退任することを発表した。仮想通貨XRP台帳のコーディングに貢献した同氏は、取締役として引き続き関与していく。
11:20
SBI Ripple Asia、東武トップツアーズとの提携を発表
SBI Ripple Asiaは、新たな決済プラットフォームの構築に向け、東武トップツアーズと基本合意書を締結。独自トークンの発行に仮想通貨XRPのブロックチェーンXRPLを使う。
11:17
bitFlyer、後藤真希さん起用の新TV CMを全国放映開始
暗号資産取引所大手のbitFlyerが、歌手・タレントの後藤真希さんを起用した新CM「暗号資産知らなかった篇」を10月1日から全国で放映開始。記念キャンペーンも実施中。
11:10
「テザー社は過去最大の利益企業になる可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、テザー社が過去最大の利益企業になる可能性があると試算。定期公開するメモで今回は仮想通貨が目指す市場規模の大きさについて論じている。
09/30 火曜日
19:30
ビットコインで利回りを狙う|Lombard(ロンバード)・LBTCの始め方
Lombardを通じてビットコインを利回り資産として活用する方法を解説。LBTCの仕組みや始め方に加え、注意点やリスクも整理しました。
19:11
USDHがハイパーリキッドの成長を加速させる理由
USDHはなぜハイパーリキッドを強化するのか?仕組みから収益循環、HYPEへの影響までわかりやすく解説します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧