はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

チューダー・ジョーンズ氏がビットコイン支持再び表明 地政学リスクの高まり受け

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

地政学リスクの高まり

米国の著名投資家で伝説のヘッジファンドマネージャーでもあるポール・チューダー・ジョーンズ氏は10日、CNBCの「Squawk Box」に出演し、ビットコイン(BTC)とゴールド(金)を支持していると語った。

米国は第二次世界大戦以降もっとも財政が悪化している可能性があると述べ、その中でイスラエルとイスラム組織ハマスの衝突によって中東で地政学リスクが高まっている現状を指摘。現在は株式に投資することが非常に困難な時期であるとの見解を示している。

今回のSquawk Boxは暗号資産(仮想通貨)について話すものではなく、金融市場や金利、中東の現状などについて語るためにジョーンズ氏は出演。その中で司会者は、スタジオにビットコインの価格が表示されたのを見て、ジョーンズ氏にビットコインについて質問をした。

ジョーンズ氏は過去にビットコインを保有していることを明かすなど、以前から肯定的な見方を示している。Squawk Boxの司会者がビットコインに対する見方が変わったかと質問した際に、ビットコインとゴールドを支持していると回答した。

関連「現在でもビットコインを保有」著名投資家チューダー・ジョーンズ氏が相場観を明かす

そして、ジョーンズ氏は米国の財政状況と中東の現状を考えると、この2つの資産は投資家のポートフォリオにおいて、これまでより大きな割合を占めているのではないかと発言。ビットコインはこれまでも「ゴールドのデジタル版」や「無国籍通貨」などと呼ばれ、供給量に上限があることからもゴールドとの類似性が指摘されている。

また、ジョーンズ氏はこの先、金利が高い状態が続き、いつか米国が景気後退に陥る可能性があると主張。その直前に株式の価格は下落し、ビットコインやゴールドの資産としての価値が高まることになると指摘した。

ゴールドのこれまでの状況をもとにしてジョーンズ氏は上記のように語り、現時点から実際に景気後退が起こるまでの間に、約5.9兆円(400億ドル)分のゴールドが買われるだろうとの見方も示している。

関連「ビットコインの購入はアップルやグーグルの初期投資に類似」=チューダー・ジョーンズ氏

寄付の手段として活用

イスラエルとハマスの現状は仮想通貨投資家も警戒しているが、仮想通貨には投資資産以外の活用方法もある。9日には、イスラエルの仮想通貨企業のグループが、仮想通貨による寄付キャンペーンを開始した。

42Studio、MarketAcross、Collider Ventures、CryptoJungleやその他のイスラエル仮想通貨企業が「Crypto Aid Israel(クリプト・エイド・イスラエル)」という基金を設立。被害に遭った人々を支援するため資金を分配するという。

寄付金は、ビットコイン、イーサリアム(ETH)、米ドル建てステーブルコインのUSDTやUSDCなど、10以上の銘柄に対応するマルチシグウォレットで集めるとした。

関連イスラエルへの寄付を目的とした仮想通貨基金が設立される 中東情勢の緊迫化を受け

ステーブルコインとは

価格が常に安定するように設計された仮想通貨のこと。法定通貨または仮想通貨に価値が裏付けられていたり、アルゴリズム等で価格を安定させたりする様々なステーブルコインが開発されている。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/18 木曜日
16:50
「社会のジレンマを突破する」日本初のステーブルコイン発行ライセンス取得、JPYC岡部典孝氏が語る|独占インタビュー
JPYC株式会社が日本初の日本円建てステーブルコイン発行ライセンスを金融庁から取得。代表の岡部典孝氏が語る100万円制限の実態、3年後10兆円の発行目標、プログラマブルマネーがもたらす金融革命とは。
13:40
ウォーレン米議員ら、トランプ政権の仮想通貨特命官に対する倫理調査を開始
エリザベス・ウォーレン米上院議員ら8名の民主党議員が、トランプ政権のAI・仮想通貨特別顧問デービッド・サックス氏の特別政府職員としての任期制限超過疑惑について倫理調査を開始した。130日の上限を超過している可能性を指摘し、詳細な勤務日数報告を要求している。
13:35
米SECが承認、BTCやXRP投資のマルチ仮想通貨投資信託のETF転換
米SECがグレースケールのマルチ仮想通貨ETPを承認し、ビットコインやイーサリアムなど5銘柄への一般投資家アクセス投資が可能になった。新たな包括的上場基準も同時に導入されている。
13:02
ポリマーケットでの裁定取引で年間60億円の利益発生か 研究者ら分析
分散型予測市場ポリマーケットでミスプライシングを利用した裁定取引により年間60億円の利益が発生しているとの論文が発表された。研究者による分析を解説する。
12:04
FRB利下げ決定も仮想通貨の市場反応は限定的、BNB前週比9.2%高で1000ドルの大台迫る
FOMCでは米FRBが0.25%利下げを決定したが、暗号資産(仮想通貨)への影響は限定的だった。主要アルトコインでは、BNBが前週比9.2%高の1,000ドル目前に。背景としては、バイナンスの規制環境の進展の兆しとMegadropなどの需要が挙げられる。パウエル議長は年内2回の追加利下げを予想するも慎重姿勢を維持。
11:03
業界の行方を決める「天王山」に臨む──ビットバンク廣末氏が描く未来戦略
ビットバンク廣末紀之CEOが語る、預かり資産1兆円規模への成長と今後の展望。金商法への移行と分離課税実現に向けた2025年後半は業界の「天王山」。
11:00
ビットコイン・トレジャリー企業の勢い減速か、4社に1社が純資産割れで取引=K33報告
K33リサーチなどが報告したところによると、ビットコイン・トレジャリー企業の4分の1が純資産価値を下回る時価総額で取引されており、業界の統合が進む可能性が指摘された。
10:02
ヴィタリック、イーサリアムの開発計画をプレゼン
ヴィタリック・ブテリン氏は、仮想通貨イーサリアムの開発計画についてプレゼンを行った。大阪で開催されているイーサリアムのカンファレンスEDCONに登壇した。
09:40
フォワード・インダストリーズ、最大5900億円規模の資金調達でソラナ戦略を推進
米上場企業フォワード・インダストリーズが最大40億ドル規模のATM増資で仮想通貨ソラナトレジャリー戦略を推進する。DeFi Development Corpもソラナ買い増しを発表した。
08:45
トランプ・ジュニア出資のサムザップ、750万ドージコインを初購入
米ナスダック上場のサムザップメディアが750万ドージコインを200万ドルで公開市場から初回取得したと発表した。
07:20
米SEC、仮想通貨ETF上場手続きを大幅簡素化へ
米証券取引委員会が、ナスダック、Cboe BZX、NYSEアルカの3大取引所による包括的上場基準を承認。今後、仮想通貨を含むコモディティベース株式の上場プロセスが大幅に簡素化される見通しである。
07:10
SBI新生銀行、トークン化預金「DCJPY」の導入を検討へ
SBI新生銀行は、円建てトークン化預金DCJPYの導入を検討すると発表。JPモルガンらが参加するプラットフォームを活用し、トークン化預金での多様な外貨の取り扱いも検討する。
06:50
仮想通貨取引所Bullish、NY州からビットライセンス取得 米国展開へ
機関投資家向け仮想通貨取引所ブリッシュが17日にニューヨーク州金融サービス局からビットライセンスと送金業ライセンスを取得したと発表した。
06:25
マネーグラム、ステーブルコイン送金サービス開始 
国際送金大手のマネーグラムが9月17日にクロスミントと提携しステーブルコインを活用した新たな送金サービスを南米コロンビアで開始すると発表した。
06:02
カルシ、予測市場エコシステムハブ開始 ソラナとベースと提携
予測市場プラットフォーム大手Kalshiが17日、ソラナとベースとの提携によるエコシステム支援ネットワーク「カルシエコ」の開始を発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧