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イーサリアムの共同創設者ブテリン氏、合意形成の簡素化を提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムの課題

暗号資産(仮想通貨)イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は27日、イーサリアムの合意形成の仕組み「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」を簡素化する提案を行った。

現在イーサリアムのネットワークはブロックの検証を行うバリデータの数が非常に多く、分散化の観点からは良いことではあるが、署名の処理で非常に負荷がかかっているとブテリン氏は指摘。今回は、この問題の解決策を提案している。

PoSとは

保有(ステーク)する仮想通貨の割合に応じて、ブロックを新たに承認・生成する権利が得られるコンセンサスアルゴリズムのこと。

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問題を解決する方法として挙げているのは、1スロットに必要な署名の数を8,192に抑えること。イーサリアムにおけるスロットとは、ブロックチェーンの形成を12秒間で区切った1単位で、この間に1つのバリデータが新しいブロックを提出している。ブテリン氏が今回の提案を書いた日は1スロットあたり最大2万8,000の署名を処理していると指摘した。

今回の変更が実現すれば、合意形成の実行が非常にシンプルになり、ネットワークが大幅に軽くなると説明している。

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実現するためのアプローチ

ブテリン氏は今回、この提案を実現するために3つのアプローチを提案した。

1つ目は、バリデータになるために必要なイーサリアムの数量を引き上げ、バリデータの上限を設定すること。2つ目は、ステーカーを「4,096ETH(13億円相当)をステークする層」と「最低ステーク量を定めない層」の2つに分け、役割を分担することだ。そして、3つ目はスロットごとのバリデータの選出方法を変更することである。

ブテリン氏はこれから、どのアプローチを選択するのが良いのか、全く異なる方法にするのかを決めることを提案。1スロットに必要な署名の数を8,192に抑えられれば、技術を実装する作業も簡易化され、インフラを構築する人々にもメリットがあると述べている。

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