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EtherscanがソラナのブロックエクスプローラーSolscanを買収、異種チェーン間の協力的合併

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

異種チェーンインフラの協力的合併

ブロックチェーン技術の発展に伴い、関連企業間の合併・買収も活発化している。その一例として、Ethereumの主要な探索サイトである「Etherscan」が3日、Solanaのブロックエクスプローラー「Solscan」の買収を発表した。この買収は、両社が「協力的な合併」と位置づけている。

Solscanは、Solanaブロックチェーンのリアルタイム情報への無料アクセスを提供するデータ分析プラットフォームだ。このプラットフォームは、ユーザーフレンドリーなインターフェースを通じて、Solanaブロックチェーン上の詳細なアドレス、トークン、トランザクション、NFTメタデータの分析を可能にしている。

Etherscanによると、Solscanは2021年の設立以来、月間で300万人を超えるユーザーにサービスを提供してきたという。この統合の目的は、イーサリアムとソラナのエクスプローラー間の機能を統合し、ユーザーのアクセス性とエクスペリエンスを向上させることにある。

今後もSolscanはSolanaエコシステム内での洞察を追求し続け、Solanaコミュニティに対して信頼性の高い革新的なブロックエクスプローラーを提供し続ける方針を示している。

Etherscan自体は、主にイーサリアムのデータを提供し、ウォレットやトークンに関する洞察を提供するソリューションを展開している。EtherscanのExplorer-as-a-Service(EaaS)製品群には、Optimism、Arbitrum、Polygon、Linea、Scroll、Baseなどの主要EVM(イーサリアム仮想マシン)互換チェーンが含まれていたが、非EVMチェーンであるソラナが加わることは業界において注目すべき動きとなる。

EtherscanのCEOであり創設者であるマシュー・タン氏は、Solscanのチームがブロックチェーンデータのアクセスを容易にし、使いやすくするための専門知識に長けていると評価している。Etherscanはこの買収を通じて、「オンチェーンデータへのアクセスを容易にし、ブロックチェーンの主流採用を促進する」ことを目標としている。

この買収は、Solanaのネイティブ仮想通貨であるSOLの2023年の+942.1%もの急成長を背景に、オンチェーンデータへの需要に応える動きの一環として行われた。買収価格や具体的な条件については現時点で公表されていない。

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