マクロ経済と金融市場
5日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比274ドル(0.71%)安、ナスダック指数は31.2ポイント(0.2%)安で取引を終えた。
米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄では、コインベースが前日比9.9%安と急落。マイニング株のマラソンデジタルが11.8%安、ライオットが9.2%安と逆境が続く。
関連:新NISAのつみたて投資に、「三井住友カード プラチナプリファード」が人気急上昇している理由
仮想通貨市況
暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比0.35%高の1BTC=42,685ドルに。
関連:ビットコイン月足はトレンド異変シグナルを示唆、短期的には上値試す展開も視野に|bitbankアナリスト寄稿
資産運用会社CoinSharesの週次レポートによれば、先週の上場投資商品(ETP)への資金流入は、総額7億800万ドルに達した。
米国で承認されたビットコイン現物ETFへの過去4週間の平均流入額は19億ドルに達し、ローンチ以来の総流入額は77億ドルとなった。
グレースケールの投資信託「ビットコイントラスト(GBTC)」を筆頭に既存発行体からの流出額と一部相殺されているが、流出の勢いは過去数週間で大幅に減少していると見られる。
アルトコイン相場
Flare Network(FLR)が前週比30.5%高、前月比69.2%高と高騰している。
1月15日にはGoogle CloudがFlareとのパートナーシップを締結し、これが材料視された。
FLRはXRPの機能を拡大することを目的に2020年に企画され、相互運用性に焦点を当てているL1チェーン。
米リップル社の支援を受け、初期段階でXRP保有者の一部にエアドロップされたトークンであり、bitbankなど国内の暗号資産(仮想通貨)取引所のスナップショットも権利確定日時の対象となった経緯があり、当時は日本人のホルダーも相当数いたものと見られる。
関連:Flare Networkとは|XRPにスマートコントラクトを
関連:Flare Network(FLR)急騰、Google Cloudとのパートナーシップで時価総額10億ドル突破
その他の注目銘柄では、2022年に破綻した大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXのネイティブトークンFTTが、前週比36.1%安と急落している。
👀#FTX exchange token #FTT lost more than 30% of its value last week after reports that the exchange will not be reviving its operations.
— Kaiko (@KaikoData) February 5, 2024
👉📈FTT which has no real use case after the collapse of FTX – has seen its price more than triple since November 2023 on FTX revival hopes. pic.twitter.com/1PJChm0xfR
背景にあるのは、FTXの復興期待の剥落だ。破産申請中のFTXは経営再建も当初選択肢にあったが、FTXの弁護士は先月末、米国デラウェア州の裁判所で開かれた公聴会で、取引所再開の道筋は断念する方針を明かした。出資を希望する投資家がおらず、過去に買収した事業価値も雀の涙だったという。
顧客(債権者)への債務弁済プロセスは継続し、全額補填できる見込み。
投資家向けCoinPostアプリに「ヒートマップ」機能を導入しました!
— CoinPost(仮想通貨メディア) (@coin_post) December 21, 2023
仮想通貨の重要ニュースはもちろん、ドル円などの為替情報やコインベースなど株式市場の暗号資産関連銘柄の値動きも一目瞭然です。
■iOS版、Android版のDLはこちら
https://t.co/9g8XugH5JJ pic.twitter.com/bpSk57VDrU
ビットコインETF特集
ビットコインETFの仕組み、基本から徹底解説 | ブラックロックが仕掛けるビットコインETF、投資家必見のポイント |
ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる? 米投資会社の資金流入予測 | ビットコイン半減期とは?市場価格への影響と注意点 |
初心者が学ぶべきトレード知識まとめ | CoinPostアプリで個人投資家に優位性を |
過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら