はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アービトラム、Web3ゲーム開発への出資で投票実施中 賛成多数

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3ゲーム開発で賛成多数

イーサリアム(ETH)レイヤー2ブロックチェーン「アービトラム(Arbitrum:ARB)」のコミュニティは、Web3ゲームの開発に2億ARBトークンを割り当てるというガバナンス提案の投票を開催しているところだ。現時点では支持が多数を占めている。

投票は5月24日に始まり、6月7日に終了する予定だ。28日の記事執筆時点では、99.7%の票が賛成に回っている。賛成票として6,037万ARB、反対票として17万ARBが投じられた形だ。

なお、採決に必要な賛成票は1億557万ARBである。これまでに、この数の半数以上が集まっている。

この提案はゲーミング・カタリスト・プログラム(GCP)と題するもので、ゲームビルダーやプレイヤーの間で、アービトラムや、その技術スタックの一部であるOrbit、Stylusの認知と採用を拡大することを目的としている。

そのために、「サポート、インセンティブ、ゲーム業界固有のツール」を彼らに提供するという内容だ。

具体的には、1億6,000万ARBをWeb3ゲームを開発するスタジオや独立系開発者の誘致や、継続的な支援に使用する。例えば、初期段階のプロジェクトに対して一つあたり50万ARBを上限として支給するための助成金プログラムにも、2,500万ARBを配分する計画だ。

残りの4,000万ARBはインフラやツールの開発に充てられる。

このGCPプロジェクトは、「ゲーム、ベンチャー、Web3テクノロジー」その他の分野で、幅広い背景を持つ専門家グループから構成される評議会によって監督される。評議会メンバーはアービトラムのDAOによって選出される仕組みだ。

関連: 2024年注目の仮想通貨10選 各セクターの主要銘柄と関心を集める理由を解説

提案の背景

提案の背景としては、アービトラムがゲーム分野では後れを取っているとの認識があった。この分野も育成していく狙いがある。提案者は次のように説明している。

アービトラムは分散型金融(DeFi)分野で大きな成功を収めてきたが、ゲーマーやゲームビルダーの拠点としてのブランド化についてはまだ初期段階だ。

アービトラムのネットワークは、移行されたゲームの総数、立ち上げられたゲームの総数、ゲーマーの総数において、主要な競合チェーン(Immutable X、Ronin、ソラナなど)に後れをとっている。

ゲーム分野については競合ネットワークが助成金や投資により開発者を獲得しようと動いている状況だとも指摘。アービトラムもこの分野で存在感を発揮していく必要性を訴える格好だ。

L2beatによると、アービトラムの預け入れ総額(TVL)は約192億ドル(約3兆円)でイーサリアム・レイヤー2プロジェクトの中で最大だ。2位のオプティミズムは約78億ドル、3位のベースは約69億ドルと、2位以下に大差をつけている。

関連Arbitrum初のL3ネットワーク「Xai(XAI)」、バイナンスで仮想通貨ローンチプール実施予定

関連Arbitrum、イーサリアム「Dencun」に接続

レイヤー2(L2)とは

「2層目」のブロックチェーンのこと。全ての取引履歴をメインチェーンに書き込むと負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる。そこで、取引履歴の一部をオフチェーンやサイドチェーンに記載するようにすることでメインチェーンへの負荷軽減や処理速度向上を期待することができる。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/26 水曜日
15:35
ロビンフッド、予測市場向けデリバティブ取引所を新設 2026年運営開始
ロビンフッドがサスケハナと提携し、CFTC認可の先物取引所を買収。予測市場事業を強化し、2026年の独自取引所運営を目指す。市場規模は2035年までに955億ドルに達する見込み。
14:50
日本の暗号資産規制、具体的な方向性は?──金融審議会WG
金融審議会WGが暗号資産規制の報告書案を取りまとめ。資金決済法から金商法へ移管し、インサイダー取引規制や課徴金制度を新設する。銀行子会社の参入も解禁。座長は「お墨付きを与えるものではない」と強調した。
14:12
仮想通貨企業のベンチャー投資、価格上昇でも活動は低調=レポート
仮想通貨金融大手ギャラクシーデジタルは、2025年第3四半期(Q3)の仮想通貨ベンチャーキャピタル(の現状について、市場心理は改善し活動も増加しているものの、以前の強気相場の水準には大きく及ばないと指摘した。
13:35
F・テンプルトン、ソラナETFの最終上場手続きを完了 まもなく取引開始へ
運用資産255兆円を誇るフランクリン・テンプルトンがソラナETFのForm 8-Aを提出。取引開始が目前に迫る中、既存のソラナETFは20日連続で純流入を記録し、累計858億円の資金が流入している。
13:10
米CFTC、民間企業CEOにイノベーション評議会への参加を呼びかけ 仮想通貨にも対処 
米CFTCのファム代理委員長が「CEOイノベーション・カウンシル」参加者の候補者推薦を呼びかけた。仮想通貨や予測市場の規制策定に向け、業界リーダーを募集している。
11:15
VanEck、BNB現物ETFのステーキング計画を撤回 方針転換に
VanEckが米SECに提出したBNB現物ETFの修正届出書で、当初予定していたステーキング機能を撤回。BNBの有価証券分類をめぐる規制リスクが背景にあるとみられる。
11:05
米上場のリライアンス社、デジタル資産トレジャリーをジーキャッシュ(ZEC)に一本化
ナスダック上場のリライアンス・グローバル・グループがデジタル資産トレジャリーを仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)に統合した。プライバシー機能を持つ仮想通貨への需要が高まる中、サイファーパンク・テクノロジーズも追加購入を発表している。
10:25
予測市場ポリマーケット、CFTC承認受け米国市場に正式復帰
予測市場大手ポリマーケットが米CFTCの承認を受け、3年ぶりに米国市場に正式復帰。2022年の罰金処分後、QCX買収とICEからの投資を経て、完全規制下での事業再開へ。
10:10
スタンダードチャータード銀行、21Sharesの仮想通貨カストディアンに選定
スタンダードチャータード銀行が21Sharesの仮想通貨カストディアンに選定された。機関投資家の需要に対応し安全な保管サービスを提供。様々な仮想通貨企業とも提携を進めている。
10:05
「仮想通貨交換業者の販売所誘導に懸念の声」金融庁の作業部会
金融庁は、仮想通貨制度に関する作業部会の報告書案を公開。報告書案には、仮想通貨交換業者の販売所誘導に対する懸念が指摘されているとも記載されている。
07:35
仮想通貨支持派のホワイトハウス経済顧問ハセット氏、次期FRB議長の最有力候補に浮上
ホワイトハウス国家経済会議のケビン・ハセット委員長が次期FRB議長の最有力候補として浮上。トランプ大統領の信頼が厚く金利引き下げ方針に賛同する人物で、デジタル資産市場作業部会で中心的役割を果たしコインベース株も保有。
06:58
米銀大手USバンコープ、ステラで独自ステーブルコインをテスト
米国第5位の銀行USバンコープがステラブロックチェーン上で独自のステーブルコインをテストしている。資産凍結機能などのセキュリティを評価し、バンク・オブ・アメリカやシティに続いてデジタル資産への取り組みを拡大。
06:40
メタプラネット、ビットコイン担保に約200億円を借入れ
メタプラネットは、約203億円の借入れを行ったことを発表。調達した資金は、ビットコインの追加取得やビットコインインカム事業、市場環境に応じては自己株式の取得に充当する予定だと説明した。
06:30
ビットワイズのドージコインETFも承認、水曜日にも取引開始見込み
ニューヨーク証券取引所がビットワイズのドージコインETFの上場を承認した。水曜日にも取引が開始される見込みで、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
06:15
JPモルガン、高リスクのビットコインETF連動仕組債を提案
JPモルガンがブラックロックのビットコインETFに連動する仕組債を提案した。1年後に16%の固定リターンを保証し、2028年には投資額の1.5倍を上限なく受け取れる設計だが、30%超の下落時は損失を全額負担する高リスク商品となる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧